Esri Maps for IBM Cognos (バージョン 6.1)

このトピックの内容
  1. EM4C サーバーのインストール
  2. EM4C サーバーの構成
  3. EM4C サーバーの起動
  4. 構成のテスト

Esri Maps for IBM Cognos の以前のバージョンに関するヘルプです。現在のバージョンについては、http://doc.arcgis.com/ja/maps-for-cognos/ を参照してください。

EM4C サーバーのインストールと構成

環境によっては、EM4C サーバー コンポーネントを 1 台以上のコンピューター上にインストールできます。また、EM4C サーバー コンポーネントは、同じコンピューター上に複数インストールすることもできます (別のターゲット パスで異なるポートを使用します)。

EM4C サーバーは、単独または EM4C ゲートウェイおよび EM4C ディスパッチャと組み合わせてインストールおよび構成できます。詳細については、「サーバー コンポーネントのインストール シーケンス」をご参照ください。Esri Maps for IBM Cognos の配備例については、「Esri Maps for IBM Cognos のアーキテクチャ」をご参照ください。

EM4C サーバーのインストール

開始する前に、インストール オプションについてよく理解しておく必要があります。

次の手順は、IBM Cognos のインストール場所を所有するユーザーとして実行することをお勧めします。

Esri Maps for IBM Cognos のコンポーネントは、パス内に ASCII 文字だけが含まれているディレクトリにインストールします。

  1. ターミナルで、インストール メディアの em4c ディレクトリを参照し、インストーラーのシェル スクリプト (*.sh) を実行します。例:

    [cognosuser@server1]$ ./launchInstaller.sh

  2. [ようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
  3. 使用許諾契約書の契約条件に同意する場合は、[次へ] をクリックします。同意しない場合は、[終了] をクリックして終了します。
  4. インストール パスを選択して、[次へ] をクリックします。
  5. Esri Maps for IBM Cognos をインストールする IBM Cognos のバージョンを選択して、[次へ] をクリックします。
  6. EM4C サーバー コンポーネントだけが選択されていることを確認して、[次へ] をクリックします。
  7. [次へ] をクリックして、インストールを続行します。
  8. 指定した場所にファイルがコピーされたら、[次へ] をクリックします。
  9. 必要に応じて、[自動インストール スクリプトの生成] をクリックして、前のページで設定したすべてのパラメーターを含む XML ファイルを保存します。
  10. [完了] をクリックします。
  11. em4c_location/bin を参照して、以下を入力します。
    [cognosuser@server1]$ chmod +x setPermissions.sh
[cognosuser@server1]$ ./setPermissions.sh

EM4C サーバーの構成

EM4C サーバーを構成する場合、以下が必要です。

  • 1 つの IBM Cognos ゲートウェイの URI (分散環境内にある各 EM4C ゲートウェイの URI は同じです)
  • 環境内にある IBM Cognos ディスパッチャ (URI) の順序付きカンマ区切りのリスト
  • EM4C サーバー (URI) の順序付きカンマ区切りリスト
  • EM4C サーバーのシャットダウン ポート
  • EM4C サーバーの HTTP ポート
  • EM4C サーバーのログ ファイル

詳細については、「構成」をご参照ください。

Esri Maps for IBM Cognosのインストール場所を所有するユーザーとして、Esri Maps for IBM Cognos の構成を実行します (このユーザーは <em4c_location> と <ibmcognos_location> の両方に対して READ/WRITE/EXECUTE アクセス権を持っています)。

  1. <em4c_location>/bin ディレクトリを参照し、./configure.sh を実行します。
  2. エクスプローラー ウィンドウで、[ローカル構成] をクリックします。
  3. 環境に合わせてローカル構成の設定を変更します (たとえば、URL のホスト名の部分を localhost から IP アドレスやネットワーク ホスト名に変更する必要があります)。Esri Maps for IBM Cognos の構成アプリケーションは、インストールされている EM4C コンポーネントを認識し、設定する必要のある構成設定のみをリストします。
  4. [適用] をクリックします。
  5. [ファイル] メニューの [終了] をクリックします。

EM4C サーバーの起動

Esri Maps for IBM Cognos EM4C サーバーは、EM4C サーバー コンポーネントがインストールされたすべての場所で起動する必要があります。

EM4C サーバー プロセスは、次のシェル スクリプトを使用して開始および停止します。

  • 開始: start-em4c.sh
  • 停止: stop-em4c.sh

例:

[cognosuser@server1]$ cd /opt/em4c/bin 
[cognosuser@server1]$ ./start-em4c.sh

または

[cognosuser@server1]$ /opt/em4c/bin/start-em4c.sh

これらのスクリプトは、<em4c_location>/bin にあり、Esri Maps for IBM Cognos のインストール場所を所有するユーザーとして実行する必要があります。

Linux および UNIX で Esri Maps for IBM Cognos プロセスを自動的に開始するには、プロセスをデーモンとして構成する必要があります。詳細については、オペレーティング システムのドキュメントをご参照ください。

構成のテスト

Esri Maps for IBM Cognos をインストールおよび構成したら、Web ブラウザーのキャッシュをまだ削除していない場合は削除します (Ctrl + Shift + Delete キー)。その後、インストールおよび構成プロセスのさまざまな側面をテストできます。

次の例では、IBM Cognos が ibmcognos というエイリアスによって公開されていることを想定します。

  1. 環境内で構成されている各 EM4C サーバーに対して、EM4C サーバーが指定されたポートで待機しているかどうかを次のようにテストします。デフォルトのポートは 9896 と想定します (必要に応じて変更します)。 
    http://<em4c_server>:9896/em4c/version.txt

    このテストが失敗した場合は、EM4C サーバーがインストールされているすべての場所で起動していることを確認します。