ArcGIS Instant Apps の更新には、以下に示す新しい機能、アプリ テンプレート、および機能拡張が含まれています。
新しいアプリ
- 基本には、凡例やブックマークなどの標準オプションが含まれており、利用者にマップやシーンを簡単に表示および操作する方法を提供します。
- チャート ビューアーは、バー チャート、ライン チャート、ヒストグラム、散布図を表示してマップを補完します。 横に並べるか積み重ねて表示できるチャートは最大 3 つですが、マップ内で作成されるすべてのチャートにアクセスして表示できます。
- カウントダウンには、指定したフィールドの値でランク付けされた場所のリストがマップまたはシーンに表示されます。 ランク付けされた場所のサマリーと、フィーチャの順序の情報を提供します。 アプリ ユーザーはフィーチャ情報をピンで固定して、ランク付けされたリスト内の別のフィーチャと比較対照することができます。 レイヤー効果を適用することで、リスト内でアクティブなフィーチャと非アクティブなフィーチャを区別できます。 セクションを追加する際には、アプリの別のセクションから設定をインポートすることで一貫性を保つことができます。
- 展示 - 展示 では、ブックマークからインポートできるさまざまなマップ範囲を含む対話形式のスライドを使用してストーリーを伝える、連続的なプレゼンテーションを提供します。 スライドごとに、レイヤーの表示設定とベースマップを変更したり、特定のフィーチャのポップアップを含めたり、レイヤー フィルターを適用したり、タイトルとメモを提供したりできます。 スライドショーの再生、アプリ内の好きなスライドへの移動、PDF としてエクスポートするか、直接 URL をコピーすることによる現在のスライドの共有などのオプション、およびツールを含めるようアプリのコントロール パネルを構成できます。
- サイドバーは、データを編集、フィルタリング、操作するツールを含むサイド パネルとともにマップを表示します。 マップおよびフィーチャのポップアップ コンテンツを PDF としてエクスポートするための設定も含まれています。 アプリで有効化している場合に、レイヤー リストに含めるレイヤーを選択できます。ユーザーがベースマップを変更できるベースマップ ギャラリーとベースマップ切り替えスイッチを提供することもできます。 サポート対象のマップでは、新しい Utility Network トレース ツールを含めることができます。
- スライダーは、履歴、ライブ、未来のデータを任意の時間間隔で表示します。 アプリ ユーザーは、タイム スライダーを再生または移動して、数値または経時的な変化に基づいてデータをアニメーション表示し、データがどのように展開するかを確認できます。 スライダー カラー用のプリセット テーマから選択することも、カスケード スタイル シート (CSS) を使用して表示設定をカスタマイズすることもできます。
更新
- Instant Apps に、Scene Viewer から、およびシーン アイテム ページとグループ ページからアプリを作成する際に [Web アプリの作成] メニューからアクセスできるようになりました。 グループまたはシーンで開始するとき、アプリ ギャラリーの上部には、適切なテンプレートが整理されています。
- ArcGIS コンテンツの閲覧時に、新しい [Instant Apps] フィルターを使用できます。 アイテム詳細にも新しい [Instant App] ラベルが表示されるようになったので、Instant Apps で作成されたアプリを特定できます。
- テンプレート ギャラリーの [すべてを参照] タブにある新しい [ご提案] 機能を使用すれば、目標、アプリのオーディエンス、使用するコンテンツに関する質問への回答に基づいてアプリを選択できます。 各質問に回答していくことで、ギャラリーがフィルタリングされて該当するテンプレートが表示されます。
- 対応する ArcGIS AppStudio テンプレートがあるテンプレートから作成されたアプリ (近傍、ゾーン ルックアップ、添付ファイル ビューアー) からネイティブ アプリを作成するオプションが [マイ アプリ] タブに追加されました。
- 高速セットアップ モードでアプリを構成する場合、そのアプリで可能なすべての設定を検索できるようになりました。設定がない場合は、高速モードをオフにするようメッセージが表示されるので、選択した検索結果に移動して完全セットアップ モードで設定にアクセスできます。 新しい [高速] ボタンを使用すると、すべての設定にアクセスしたい場合はいつでも、高速セットアップ モードをオフにできます。
- ユーザーの物理的な場所を特定し、マップ上でその場所にズームできる、位置の検索ツールを追加する設定を、ほとんどのアプリで使用できるようになりました。
- アイテム ページに移動しなくても、構成ウィンドウから直接アプリの共有レベルを設定できるようになりました。 同じ共有オプションが使用され、ソース マップまたはシーン、および更新権限がある依存アイテムの共有レベルを同期するよう求められます。
- 新しいテーマ設定がカウントダウン、ポートフォリオ、サイドバーで利用できます。 アプリのスタイルを設定するための一連の事前定義されたテーマ、およびフォントとカスタム カラーを選択するためのオプションから選択できます。
- 一般的な天気タイプを視覚化するためのツールが 3D ビューアーに新たに追加され、日光ツールと組み合わせて使用することができます。
- 添付ファイル ビューアーが関連レコードをサポートするようになりました。 フィーチャに関連レコードがある場合、アプリ ユーザーはそのポップアップ情報を表示することができます。 編集可能なレイヤーのフィーチャ属性をユーザーが更新できるようにする、新しい構成設定が追加されました。 添付ファイルがあるフィーチャにだけ焦点を当てることができるようになり、ギャラリーにおけるフィーチャ別の参照がより直感的になりました。 ソーシャル共有機能を有効化すると、マップ範囲、表示されているレイヤー、選択したフィーチャなどのアプリの現在の表示を保持するパラメーターがリンクに含まれるようになったため、ユーザーが見たままを共有できます。
- 対話形式の凡例、近傍、およびゾーン ルックアップが、フィーチャに対するレイヤー効果の適用に対応しました。
- 近傍では、結果パネルに関連レコードを含めて、フィーチャのポップアップに追加された対応する情報を表示できるようになりました。 返されたフィーチャのマップとポップアップ コンテンツを含む PDF として検索結果をエクスポートするためのオプションも提供できます。
- カルーセル、タブ付き、アコーディオンという 3 つのレイアウトが新たにポートフォリオに加わりました。 新たに加わったアコーディオン レイアウトでは展開可能セクションがサイド パネルに表示されるため、詳細な説明を表示できるだけの余裕が画面上に生まれます。 新しいタブ付きレイアウトでは元のカルーセル レイアウトの最小化オプションが置き換わっており、サムネイルがないコンテンツに適しています。 埋め込みに対応した Web ページにセクションを追加することもできます。
- ゾーン ルックアップでは、フィーチャに関連付けられた値に基づいて検索結果を絞り込むフィルターを提供できるようになりました。 また、ユーザーがマップ上にゾーンを描画するオプションを加えたり、結果パネルに関連レコードを含めて、フィーチャのポップアップに追加されたポップアップ情報を表示したり、検索結果とマップを PDF としてエクスポートしたりできるようになりました。