チャートの追加

ArcGIS GeoPlanner のダッシュボードには円グラフおよびカラム チャートが含まれています。 ダッシュボードの各チャートには、プライマリ チャートとセカンダリ チャートが含まれています。 プライマリ チャートには、ポリゴンやポリライン、または個別値レンダリングによるポイント シナリオ レイヤーやポリゴン フィーチャ レイヤー内のフィーチャ タイプの分散が表示されます。 セカンダリ チャートには、プライマリ チャートでモデル化されたフィーチャの下にある評価レイヤー フィーチャのサマリーが表示されます。 サマリーには、各フィーチャ タイプが評価レイヤーによってオーバーレイする方法が表示されます。 評価レイヤーは加重オーバーレイ モデル、または空間解析操作による結果レイヤーのどちらかにできます。

チャートは動的で、デザイン フィーチャを追加、変更、削除すると更新されます。

チャートの統計情報

チャートは定性で、デザインや計画の特性や構成比についてレポートします。 プライマリ チャートは、計画内のフィーチャのタイプとそれらのフィーチャに関する統計情報についてレポートします。 プライマリ チャートには、単一のデザイン レイヤーまたは個別値レンダリングによるその他のポリゴン フィーチャ レイヤーに関する統計情報が表示されます。 レイヤーのジオメトリ タイプはチャート内に表示される統計情報を制御します。 デザイン レイヤーのジオメトリ タイプは、ポリゴン、ポリライン、またはポイントにすることができます。 次の表は、レイヤーのジオメトリ タイプに基づいて GeoPlanner プライマリ チャートが表示できる統計情報のタイプを示しています。

GeoPlanner チャートの統計情報タイプ

デザイン レイヤーのジオメトリ タイププライマリ チャートの統計情報セカンダリ チャートの統計情報

ポリゴン

フィーチャ エリア、長さ、数

評価レイヤー フィーチャ タイプ内のフィーチャ エリア、長さ、または数

シルトローム土壌タイプの面積

ポリライン

フィーチャの長さ、数

評価レイヤー フィーチャ タイプ内のフィーチャの長さまたは数

湿地帯と交差する高速道路の長さ

ポイント

フィーチャ数

評価レイヤー フィーチャ タイプ内のフィーチャ数

学校から徒歩 10 分圏内の図書館の数

次のダッシュボードには、土地利用ポリゴン デザイン レイヤーのプライマリ チャートが表示されています。 セカンダリ チャートは、これらの土地利用フィーチャの下の評価レイヤーのサマリーを示しています。

評価レイヤー上の土地利用オーバーレイを示すプライマリ チャートとセカンダリ チャート

薄緑の大きいパイ チャートの区分にマウス ポインターを合わせると、詳細情報が表示されます。 この例では、このタイプの土地利用 (Winery District) に割かれているエーカー数、および土地利用全体のなかでのその割合が表示されています。 チャートで使用する色やシンボルは、[ダッシュボード] ドロップダウン メニューに表示されたレイヤー内のシンボルから読み取られます。

ワイン生産地域の土地利用に割かれる面積を示すプライマリ チャート
ワイン生産地域の土地利用に割り当てられる面積がチャートに表示されます。

ワイン生産地域のパイ区分をクリックすると、これらの土地利用フィーチャの下にある評価データのサマリーが表示されます。 評価レイヤーは、エリアの開発アクティビティの適合性を理解するのに役立ちます。 この例では、評価データは調査エリアでのブドウ栽培の適合性を示しています。 ワイン生産地域のパイ区分をクリックすると、評価レイヤー上のワイン生産地域フィーチャのオーバーレイが表示されます。 結果はセカンダリ チャートに表示され、ワイン生産地域フィーチャがブドウの栽培にどのくらい適しているのかが示されます。 次の画像はセカンダリ チャートを示し、チャート内の棒は適合性を表しています。 緑色が濃いほど、適合性が高くなります。 プライマリ チャートと同様に、パイ区分またはカラムにマウス ポインターを合わせると統計情報が表示されます。 この例では、ワイン生産地域フィーチャのおよそ 18% がブドウ栽培に非常に適した土地の上にあります。 チャートで使用する色やシンボルは、セカンダリ チャートの上のドロップダウン メニューにリストされるレイヤー内のシンボルから読み取ります。

注意:

左側のチャートのタイプをクリックすると、そのタイプのすべてのフィーチャがマップ上でハイライト表示されます。

ワイン生産地域のブドウ栽培に対する土地の適合性を示すセカンダリ チャート
ブドウ栽培の適合性がセカンダリ チャートに表示されます。
ヒント:

デフォルトでは、GeoPlanner は表示フィーチャの統計情報をチャートに表示します。 シナリオ内のすべてのフィーチャの統計情報を表示するには、[ダッシュボードの設定] を開き、すべてのフィーチャに対してレポートするようにチャートを設定します。

デザイン チャート モード

マップの [ダッシュボード] ダッシュボード を最初にクリックすると、GeoPlanner にチャート デザイナーが表示されます。 チャート デザイナーは、ダッシュボード内のチャートのデフォルト ビューです。 ここには、デザイン レイヤーで直近に編集したジオメトリ タイプ (ポイント、ライン、またはポリゴン) が表示されます。 デザイン チャート モードは、次に示すように動的です。

  • デザイン レイヤー内でフィーチャを追加、変更、または削除すると、それに対応して更新されます。 GeoPlanner ダッシュボードのチャートやゲージに対しても同じです。
  • 編集しているジオメトリ タイプを変更すると、アクティブな編集可能なジオメトリ タイプに切り替わります。

チャート デザイナーは評価レイヤーを参照して、それをセカンダリ チャートで表示します。 [コンテンツ] ウィンドウで評価レイヤーが見つからない場合、セカンダリ チャートには、[現在マップに有効な評価レイヤーがありません。] と表示されます。 特定の評価レイヤーを使用してレポートするようにデザイン チャートを構成することもできます。 デザイン チャートの現在の状態は、いつでも新しいチャートで維持させることができます。 新しいチャートでは、ユーザーが構成した設定が維持されます。

チャートの表示設定

デザイン チャートの [設定] 設定 を使用して [チャート インジケーター] 構成ダイアログ ボックスにアクセスできます。 このダイアログ ボックスでは、次に示すものを含むチャート インジケーター構成を変更できます。

  • チャートのタイトルまたはキャプションを追加します。
  • ポリゴンの面積単位を設定します。
  • ポリラインの長さの単位を設定します。
  • プライマリ チャートのフィーチャ レイヤーを設定します。 これは、デザイン レイヤーまたは個別値レンダリングによるポリゴン フィーチャ レイヤーにすることができます。
  • プライマリ チャートとセカンダリ チャートのインジケーターを設定します。
  • プライマリ チャートとセカンダリ チャートの両方のチャート タイプを設定します。
  • セカンダリ チャートの評価レイヤーを設定します。

チャートの作成

GeoPlanner ダッシュボードを開き、チャート構成に変更を加え、その変更を新しいチャートで使用する手順を次に詳しく示します。

  1. ポリゴン フィーチャをデザイン レイヤーに追加し、評価を行うために使用できるレイヤーを作成したか、データを追加していることを確認してください。
  2. マップのツールバーで、[ダッシュボード] ダッシュボード をクリックしてダッシュボードを開きます。
  3. [設定] 設定 をクリックして、[チャート インジケーター] 構成ダイアログ ボックスを表示します。
  4. [面積単位] ドロップダウン矢印をクリックして、[平方キロメートル] を選択します。
    [チャート インジケーター] 構成ダイアログ ボックス
  5. [更新] をクリックします。
  6. [名前を付けてチャート インジケーターを保存] ボタンをクリックします。
    名前を付けてチャート インジケーターを保存
  7. [名前を付けてチャート インジケーターを保存] ダイアログ ボックスで、該当するチャートの名前を入力します。
  8. [保存] をクリックします。

ダッシュボードのタイトル バーが新しい名前に変わります。 ダッシュボード上の矢印を使用して、チャートやゲージをスクロールできます。 タイトル バーのドロップダウン メニューをクリックして、表示アイテムを選択することもできます。

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