ストリーム ウィジェット

ストリーム ウィジェットを使用すると、ストリーミング フィーチャ レイヤーからのリアルタイムのデータ フィードを可視化および制御できます。 また、空間フィルターと属性フィルターを適用して、レイヤーに送信するデータを制限することもできます。

ストリーム ウィジェットの他に、レイヤー リスト、凡例、属性テーブル、および印刷の各ウィジェットでもストリーム レイヤーを操作できます。 ストリーム レイヤーの一部の属性は動的に更新されるため、属性テーブルを開くと、ストリーム レイヤーのスナップショットを含む属性のみが表示されます。

ストリーミング フィーチャ レイヤーは、HTML5 WebSockets を使用して ArcGIS Server のストリーム サービスに接続されます。 WebSockets は HTML5 の新しい機能です。 最新のブラウザーのほとんどは WebSockets をサポートしています。 WebSockets の詳細情報、およびブラウザーが WebSockets をサポートしているかどうかについては、WebSocket.org をご参照ください。

ライセンス:

ストリーム サービスを公開するには ArcGIS GeoEvent Server が必要です。

ストリーム ウィジェットの構成

ストリーム ウィジェットはマップ内のストリーム レイヤーを読み取り、ストリーム レイヤー テーブルにリストします。

このウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。 ウィジェットにポインターを合わせて、ウィジェット上の [アプリの起動時に、このウィジェットを開かない] ボタン アプリの起動時に、このウィジェットを開かない をクリックし、設定を [アプリの起動時に、このウィジェットを自動的に開く] に変更します。 (最初にアプリに追加する必要があるウィジェットについては、ウィジェットを構成した後でこのオプションをオンにすることができます。)

  1. ウィジェット上にマウス ポインターを合わせて、[このウィジェットを構成] ボタン このウィジェットを構成 をクリックして、構成ウィンドウを開きます。
    注意:

    最初にウィジェットをアプリに追加する必要がある場合は、[ウィジェット] タブのウィジェット プレースホルダーをクリックします。 表示される [ウィジェットの選択] ウィンドウで、ウィジェットを選択し、[OK] をクリックします。

  2. ウィジェットのタイトルを設定し、このウィジェットのデフォルト アイコンを変更する場合は、[ウィジェット アイコンの変更] をクリックします。

    ファイル エクスプローラー ウィンドウを使用すると、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルを選択できます。

  3. マップ内のすべてのストリーム レイヤーが、ストリーム レイヤー テーブルにリストされます。 構成するレイヤーを選択します。
  4. [ストリーミング コントロール] の下で、次のオプションをオン/オフして、ストリーミング機能を制御します。
    • [ストリーミングの停止] または [ストリーミングの開始] オプションの有効化
    • [前の観測データを消去] オプションの有効化
    • [前の観測データを描画] オプションの有効化 (これは、[前の観測データを描画] プロパティがレイヤー内で設定されていない場合は無効化されます)。
  5. 空間フィルターを適用する場合、次の 2 つのオプションがあります。
    • 観測データを現在のマップ エリア内に制限
    • [観測データをユーザー指定エリア内に制限] - マップ上での描画には、四角形のみが使用できます。 四角形の横にあるシンボル アイコンをクリックすると、色、透過表示、アウトライン色、幅を定義できます。
  6. [属性フィルターの有効化] をオンにして、[ストリーム属性フィルターの構成] ウィンドウを開きます。
    1. [フィルターの追加] をクリックして、[フィルター名] テキスト ボックスでフィルター名を変更します。
    2. [フィルターの条件式を追加] をクリックして、クエリ フィールドおよび式を選択し、テキスト ボックスに値を入力します。
    3. オプションで、[値の確認] をオンにします。 このオプションをオンにすると、入力値はデフォルトのクエリ値になり、新しい値を指定して、実行時にデフォルト値を上書きすることができます。
    4. また、オプションで、単一のクエリに 2 つのフィルターを定義できる [式のセットの追加] を使用することもできます。 このセット内で true になっている式に [すべて] または [一部] のどちらが選択されているかによって、セット内のすべての式を満たしているフィーチャまたは一部の式を満たしているフィーチャがマップ上に表示されます。
    5. 他のフィルターを追加するには、上記の手順を繰り返します。
    6. [OK] をクリックして、ウィンドウを閉じます。
  7. 既存の属性フィルターを変更するには、小さい編集ボタン 編集 をクリックして、[ストリーム属性フィルターの構成] ウィンドウを開きます。
  8. 手順 2 ~ 6 を繰り返して、テーブル内にある他のストリーム レイヤーを構成します。
  9. [OK] をクリックして、ウィジェットの構成ウィンドウを閉じます。

ストリーム ウィジェットの使用

  1. アプリケーション内のウィジェット ボタンをクリックして、ウィジェット パネルを開きます。
  2. 複数のレイヤーがある場合は、ドロップダウン リストからストリーム レイヤーを選択します。 ここでは、[LABus] が選択されています。
    ストリーミング コントロール
  3. [ストリーミングの停止] をクリックして、すべてのデータ フィードを停止するか、[ストリーミングの開始] をクリックして、リアルタイムのデータを表示します。
  4. 必要に応じて、[前の観測データを消去] をクリックして、マップ上にある既存のフィーチャをすべて消去します。
  5. マップ上に描画する前の観測データの数を変更します (存在する場合)。 デフォルトでは、マップ内に定義されている同じ数値が表示されます。
  6. [空間フィルターを使用して観測データを制限] オプションをオンにして、[マップ上に描画して観測データを制限] を選択します。
    空間フィルター
  7. 四角形をクリックして、マップ上に描画します。
    観測データを制限するためにマップに描画された四角形

    マップ上で四角形の内部にあるか交差しているフィーチャのみが表示されます。 別のオプションをオンにして、観測データを現在のマップ範囲に制限することもできます。

  8. [属性フィルターを使用して観測データを制限] オプションをオンにして、定義した属性フィルターを選択します。
    属性フィルター

    要件を満たしているフィーチャのみがマップ上に表示されます。

  9. 必要に応じて、空間フィルターと属性フィルターを一緒に適用して、マップ上のフィーチャを制限できます。