Microsoft SharePoint は Web パーツを使用して、SharePoint サイトのページに特定のコンテンツ タイプを表示します。 SharePoint 内の他の Web パーツと同様に、ArcGIS for SharePoint には編集モードと実行モードがあります。 ArcGIS for SharePoint Web パーツを含むページの編集権限を付与されている SharePoint ユーザーは、編集モードでマップを追加および構成し、ユーザーに何が表示されるかを定義できます。一方、読み取り専用権限を付与されているユーザーは、マップの操作のみを行うことができます。
実行モードで加えられた変更は保存されません。Web パーツが編集モードのときにマップに加えられた変更のみを保存できます。 SharePoint の権限レベルの詳細については、「SharePoint 2013 のユーザー権限と権限レベル」をご参照ください。
また、マップで実行できる操作は、ArcGIS 組織アカウントにサイン インしているかどうかとユーザーのアカウント レベル、またはゲストとして作業しているかどうかによって異なります。 ArcGIS for SharePoint Web パーツを追加または変更するには、適切な権限を持つアカウントを使用して ArcGIS にサイン インしている必要があります。
編集モード
SharePoint および ArcGIS の適切な権限を持っている場合は、編集モードでマップを作成および構成するための完全なアクセス権があります。 SharePoint の編集権限またはデザイン権限を持っている場合は、Web パーツを追加および構成できます。 投稿権限を持っている場合は、既存の Web パーツを変更できますが、ページに Web パーツを追加することはできません。
Web パーツを編集モードにするには、最初にマップを含む公開済みページを編集モードにします。 SharePoint リボンの[編集] をクリックします。
ページを編集モードにすると、Web パーツも編集モードになって Web パーツ ツールにアクセスできるようになります。
編集モードでは、マップの構成を定義し、その変更を Web パーツの一部として保存します。 マップ作成者は、次の操作を行うこともできます。
- SharePoint または ArcGIS からのレイヤーの追加とスタイル設定
- ベースマップの設定
- ポップアップを構成する。
- クラスタリングの構成
Web パーツを変更して、マップのサイズ、マップに表示するツール、その他のプロパティを指定することもできます。
編集モードでマップに加えた変更は自動的に保存されます。 ページへの変更は設定した間隔で自動的に保存されます。[ドラフトとして保存] をクリックすることもできます。
実行モード
実行モードでは、ユーザーは、ゲスト ユーザーとしてか、または実行モードの権限のみが付与されている ArcGIS 組織アカウントの指定ユーザーとしてサイン インしている場合にマップを操作できます。 ゲスト ユーザーは、マップへのアクセスに制限があり、マップ上でのレイヤーのズームと画面移動や、レイヤーの複製と削除が可能です。 また、シンボルのスタイルやレイヤーの透過表示などの一部のレイヤー オプションを変更することもできます。 ArcGIS の指定ユーザーは、バッファー/到達圏解析など、ArcGIS クレジットを消費するいくつかの追加のタスクを実行できます。
ユーザーが各自の ArcGIS 組織アカウントにサイン インしている場合にのみ、ArcGIS クレジットを消費する機能を実行モードで使用できます。 実行モードで加えた変更は、マップ内に保存されません。「ArcGIS for SharePoint のクレジット」の詳細をご参照ください。