Microsoft Power Automate を使用した SharePoint でのジオコーディング

注意:

一部のワークフローでは、特定の権限が必要となる場合があります。 ユーザー タイプ、ロール、権限の詳細については、「アカウント」トピックをご参照ください。

Microsoft Power AutomateArcGIS Connectors for Power Automate を使用し、住所データのみを含む Microsoft SharePoint リストとドキュメント ライブラリに座標を追加できます。 ジオコーディングのプロセスとサービスの詳細については、「データとジオコーディング」をご参照ください。

ArcGIS for SharePointSharePoint リストまたはドキュメント ライブラリをマッピングするには、リストまたはライブラリに X 座標と Y 座標、または Esri JSON ジオメトリが必要です。 SharePoint リストまたはライブラリに座標またはシェープ データがない住所が含まれている場合は、データをジオコーディングするか、空間対応化する必要がありますPower Automate[Sharepoint Locate Workflow] テンプレートを使用し、SharePoint リストとライブラリをジオコーディングできます。 Power AutomateSharePoint リストから住所情報を読み取り、座標位置に関する情報を生成して、マッピングに備えることができます。

ヒント:
Microsoft Power Automate ライセンスがないか、プレミアム コネクタへのアクセス権がない場合、「SharePoint リストとドキュメント ライブラリのジオコーディング」のワークフローをお試しください。

SharePoint リストまたはドキュメント ライブラリの準備

SharePoint リストまたはドキュメント ライブラリをジオコーディングに備えるには、次の手順を実行します。

  1. 住所情報を含む SharePoint リストまたはライブラリを開きます。
  2. X」とタイトルが付けられた新しい [複数行テキスト]を追加します。
  3. Y」とタイトルが付けられた新しい [複数行テキスト] 列を追加します。
  4. 列タイプの詳細については、「Microsoftリストおよびライブラリの列の種類とオプション」記事をご参照ください。

Power Automate で Sharepoint Locate Workflow テンプレートを開く

Power Automate[Sharepoint Locate Workflow] テンプレートを開くには、次の手順を実行します。

  1. SharePoint メニュー バーで [統合] > [Power Automate] > [フローの作成] の順にクリックします。

    Power Automate ドロップダウン メニューの Create a flow オプション

  2. [フローの作成] ウィンドウで [さらに表示] をクリックします。

    フロー作成ウィンドウの詳細表示ドロップダウン メニュー

  3. テンプレートのリストの下部で [テンプレートをもっと見る] をクリックします。

    Power Automate テンプレート ページが表示されます。

  4. 検索テキスト ボックスに「ArcGIS」と入力します。
  5. 検索結果から [Sharepoint Locate Workflow] を選択します。
    [Sharepoint Locate Workflow] テンプレート ページが表示されます。
  6. [すぐに試す] をクリックします。

[Sharepoint Locate Workflow] テンプレートの使用

Power Automate テンプレートに記入して SharePoint リストまたはライブラリをジオコーディングするには、次の手順を実行します。

  1. 自分の Microsoft 認証情報を使用して Power Automate にサイン インします。

    Power Automate フロー接続をリストするページが開きます。

    SharePoint と ArcGIS の接続を示す SharePoint Locate Workflow ページ

  2. ArcGIS にサイン インしていることを確認し、[続行] をクリックします。

    2 つのアクションを含むフロー テンプレートが開きます。 各アクションに対して情報を入力する必要があります。

  3. [Get Items] アクションでは、次の手順を実行します。
    1. [サイトのアドレス] ドロップダウン メニューで、ジオコーディングする SharePoint リストまたはライブラリを含む SharePoint サイトを選択します。
    2. [リスト名] ドロップダウン メニューから、ジオコーディングするリストを選択します。

    ヒント:

    [詳細オプションを表示する] をクリックし、[上から順に取得] テキスト ボックスにリスト内の合計行数を指定できます。

    [Get Items] アクションはこれで完了です。

  4. [Find address candidate] アクションについては、次の手順を実行します。
    注意:
    [Find address candidate] アクションは、[Apply to each] アクションに自動的に含まれています。 [Find address candidate] アクションは、前の手順の [Get Items] アクションで取得した各アイテムに対して適用されます。

    Apply to each アクションに含まれる Find address candidate コネクタと Update item コネクタ

    1. [Find address candidate] アクションの [Menu options] メニュー オプション をクリックします。

      接続として ArcGIS が選択されていることを確認し、アクションに戻ります。

      ヒント:

      複数の ArcGIS 接続がリストされていることがあります。 これは、Microsoft既知の制限事項です。

    2. [結果を保存しますか?] ドロップダウン メニューから [はい] を選択します。
      注意:

      [はい] がデフォルトで選択されていることがあります。

    3. [住所] テキスト ボックスで、ジオコーディングする完全な住所を含む列を指定します。
    4. [地域] テキスト ボックスで、住所の所在国を指定します。

    [Find address candidate] アクションはこれで完了です。

  5. [Update item] アクションでは、次の手順を実行します。
    注意:

    [Update item] アクションも [Apply to each] アクションに含まれています。

    1. [Site Address] に、ジオコーディングする SharePoint サイトが含まれていることを確認します。
    2. [List Name] に、ジオコーディングする SharePoint リストが含まれていることを確認します。
    3. [Id] に、[Get items] アクションから派生した ID が含まれていることを確認します。
    4. [詳細オプションを表示する] をクリックし、前述の「SharePoint リストまたはドキュメント ライブラリの準備」セクションの手順 2 で作成した [X] 列に ArcGIS の経度 (X) の動的な値が含まれており、同ワークフローの手順 3 で作成した [Y] 列に ArcGIS の緯度 (Y) の動的な値が含まれていることを確認します。

    [Update Items] アクションはこれで完了です。

  6. [保存] をクリックしてテンプレートを保存します。

    ヒント:

    Power Automate ツールバーの [フロー チェッカー] ツールを使用し、フローを検証できます。

    フロー チェッカー ツール

  7. [テスト] をクリックし、フローをテストします。

    テストするとフローが実行され、所定の SharePoint リストが更新されます。

    注意:

    テストは数分かかることがあります。