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ArcGIS IPS のユース ケース

ArcGIS IPS エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。

屋内 GIS は、建物や施設内での GIS ワークフローの実装を容易にします。 屋内 GIS は、空間計画、空間管理と割り当て、対象物検査、メンテナンス、位置追跡の観点から、従来の施設データ管理を改善できるよう設計されています。 ライブの屋内測位を使用すると、データ取得、検査、メンテナンスのワークフローを向上し、簡素化できます。 ArcGIS IPS では、屋内測位システムを実装して、これらの多くのワークフローを補完できます。 以下に、屋内測位システムのメリットを得られる一般的なユース ケースを示します。

  • 屋内対象物の管理 - 屋内対象物検査タスクを実施している施設技術者が (大規模で複雑な) 屋内空間における自分の位置を特定できるよう、正確なライブ位置を提供します。 検査またはメンテナンスを行う対象物を見つけ、位置を特定するという、一般的に行われる現場作業のワークフローを反映し、可能にします。
  • 安全性とセキュリティ - ArcGIS エコシステムの位置情報の共有と追跡の機能をライブ屋内位置で使用し、組織のセキュリティ担当者の業務上の安全性を確保します。
  • 入室者のエクスペリエンス - 施設で ArcGIS IPS を使用する組織の訪問者とメンバーは、正確なライブ屋内位置を使用して屋内環境での自分の位置を特定し、屋内の目的地までの最適な経路をより効率的に把握できます。

各ユース ケースには、それぞれに独自の要件と期待事項があります。 セキュリティ担当者を高精度で追跡する必要はめったにないため、安全性とセキュリティのユース ケースは一般的に 10 ~ 20 メートル (30 ~ 65 フィート) の平均的な精度で達成されます。 施設管理者はスタッフの巡回を大まかに把握しておくだけで十分で、潜在的なインシデントへの対応が遅れることはありません。 しかし、対象物管理の担当者は、環境内で注意を要する要素や対象物にナビゲートし、特定する必要があるため、より高い精度を必要とする場合があります。 大規模な屋内空間の入室者が関心のある対象ポイントや目的地までナビゲートするのと同じように、施設技術者はデバイス画面上のライブの青色のドットが、実際の位置から 5 ~ 10 メートル (16 ~ 30 フィート) 以内の位置を描写していれば、より効果的に活動できます。