近傍解析の使用

近傍解析ワークフローでは、サイトと目標物 (POI) の間の距離を解析します。 最初に、解析に含めるサイトを選択してから、ポイント リストを選択します。 ポイント リストには、レストラン、医療施設、駐車場、食料品店など、目標物のカテゴリーとコードのコレクションが集められています。 注目ポイント リスト、カスタム ポイント リスト、Web マップとレイヤーに基づいたポイント リストを使用したり、新しいポイント リストを作成したりすることができます。

この解析の結果は [結果] ウィンドウに表示されます。 サイトの距離、総数、ポイント密度を調べたり、ポイントの詳細 (ポイントの属性など) を確認したりすることができます。

ライセンス:

近傍解析ワークフローは、Business Analyst Web App の Advanced ライセンスを持つユーザーが利用できます。 Business Analyst のライセンス タイプの詳細については、「ライセンス」をご参照ください。

近傍解析を使用するには、次の手順を実行します:

  1. [マップ] タブで、[分析の実行] をクリックし、[近傍解析] を選択します。

    [近傍解析] ウィンドウが表示されます。

  2. ポイントベースのサイトを使用するため、[サイトの追加] をクリックします。

    [サイトの追加] ウィンドウを使用して、最近使用したサイト、現在マップ上にあるサイト、任意のプロジェクトのサイトを選択できます。 [適用] をクリックします。 [サイトの追加] をクリックしてサイトをさらに追加したり、[削除] 削除 をクリックして選択したサイトを削除したりします。

  3. [次へ] をクリックして続行します。
  4. 目標物 (POI) を解析に追加するため、[ポイント リストの追加] をクリックします。 [ポイント リストの追加] ウィンドウで、次のいずれかを実行します:
    • [データ ソース] ドロップダウン メニューを使用して、使用する POI データ ソースを変更します。
    • [注目ポイント リスト] タブで、解析に追加する注目リストのチェックボックスをオンにします。 [オプション] ボタン オプション をクリックしてリストを表示または編集します。
    • [マイ ポイント リスト] タブで、以前に保存した目標物検索など、解析に追加するカスタム リストのチェックボックスをオンにします。 [オプション] ボタン オプション をクリックしてリストを表示、編集、または削除します。
    • [Web レイヤー ポイント リスト] タブで、解析に追加する保存済み POI レイヤー、ポイントの Web レイヤー、ポイント レイヤーのチェックボックスをオンにします。
    • [ポイント リストの作成] をクリックします。 目標物 (POI) 検索を実行し、[次へ] をクリックします。 注目のシンボルを使用してポイントのスタイルを設定するか、カスタム シンボルを作成し、[次へ] をクリックします。 リストに名前を付けて、[作成] をクリックします。 新しいポイント リストが [マイ ポイント リスト] タブに保存されます。
  5. ポイント リストを選択したら、[適用] をクリックします。

    結果がマップ上に表示されます。

  6. [次へ] をクリックして続行します。

    [結果] ウィンドウに結果が表示されます。

  7. 必要に応じて、[サイト] セクションを使用してサイトを追加または削除します。
  8. 必要に応じて、[エリア タイプ] ドロップダウン メニューを使用して、サイトの周囲のエリアを計測する方法を選択します。

    [デフォルト] サイト エリア オプションを選択した場合、そのサイトの作成時に設定したエリアが使用されます。 エリアがすべて異なる複数のサイトを使用している場合、[カスタム] サイト エリア オプションを使用して、解析のすべてのサイトで同じ新しい計測方法 (リング、運転時間、徒歩時間) を適用することを検討してください。

  9. 必要に応じて、[ポイント リスト] セクションを使用して、解析で使用するポイント リストを追加、削除、編集します。
  10. [スタイル] セクションで、マップ スタイルを変更し、[スタイル オプションの表示] をクリックして、色、透過表示、枠線、ラベルなどのスタイル設定を変更します。

    行われた変更はただちにマップ上に表示されます。 使用可能なマップ スタイルは、マッピングしている属性によって異なります。 詳細については「マップ スタイル」のセクションをご参照ください。

  11. [結果] ウィンドウで、近傍解析をサマリーとテーブルで確認します。

    詳細については、以下の「結果についての調査」セクションをご参照ください。

  12. [レイヤーの保存] をクリックします。
  13. レイヤーの名前を入力して [保存] をクリックします。

    保存したレイヤーには、プロジェクト ウィンドウの [近傍解析レイヤー] セクションからアクセスできます。

結果についての調査

近傍解析の結果は、[結果] ウィンドウに表示されます。 基盤となる計算の詳細については、「結果ウィンドウのリファレンス」をご参照ください。

[結果] ウィンドウを非表示にするには [折りたたむ] 折りたたみ をクリックし、表示するには [展開] 展開 をクリックします。

サマリービュー

[サマリー] サマリー をクリックし、結果のサマリーを表示します。 サマリーには、サイト付近のポイントの総数、サイトから最も近いポイントまでの距離、1,000 世帯あたりのポイント数が表示されます。 複数のサイトを使用している場合、ポイント密度と最も近いポイントまでの距離を比較した散布図を表示できます。

ポイントの詳細テーブル ビュー

[ポイントの詳細テーブル] ポイントの詳細テーブル をクリックすると、サイトの近くにある各立地とその属性の詳細 (最小平方フィートや従業員数など) がテーブルに表示されます。 ポイントの詳細テーブルを探索するには、以下のいずれかを行います:

  • [フィルター] フィルター をクリックし、テーブルに表示するサイトとポイント リストを選択します。 解析に含めたくないサイトとポイント リストの横にあるチェックボックスをオフにして、選択内容を確認します。
  • テーブルの表示方法を変更できます。 列ヘッダーをクリックして、その列に含まれるデータを基準にテーブルを並べ替えます。 [テーブルのカスタマイズ] テーブルのカスタマイズ をクリックして、テーブルの列を変更します。 テーブルの列の順序を変更するには、その列の名前をドラッグします。 テーブルの列の選択を解除するには、その列の名前の横にあるチェックボックスをオフにします。 [ページあたりの行数] ドロップダウン メニューを使用し、テーブルに表示される行数を変更します。 [次へ] 次へ または [戻る] 戻る をクリックし、テーブルのページ間を移動します。
  • [Excel にエクスポート] エクスポート をクリックして、データを近傍解析から Excel ワークシートにエクスポートします。
    注意:

    Excel へのエクスポートは、Data Axle をデータ ソースとして使用している場合にのみ実行できます。

サイト サマリー テーブル ビュー

[サイト サマリー テーブル] サイト サマリー テーブル をクリックすると、自分の位置と近傍解析の計算 (最も近いポイントまでの距離、ポイントの総数、ポイント密度など) がテーブルにリストされます。 サイト サマリー テーブルを探索するには、以下のいずれかを行います:

  • [フィルター] フィルター をクリックし、テーブルに表示するポイント リストを選択します。 解析に含めたくないポイント リストの横にあるチェックボックスをオフにして、選択内容を確認します。
  • テーブルの表示方法を変更できます。 列ヘッダーをクリックして、その列に含まれるデータを基準にテーブルを並べ替えます。 [テーブルのカスタマイズ] テーブルのカスタマイズ をクリックして、テーブルの列を変更します。 テーブルの列の順序を変更するには、その列の名前をドラッグします。 テーブルの列の選択を解除するには、その列の名前の横にあるチェックボックスをオフにします。 [ページあたりの行数] ドロップダウン メニューを使用し、テーブルに表示される行数を変更します。 [次へ] 次へ または [戻る] 戻る をクリックし、テーブルのページ間を移動します。
  • [Excel にエクスポート] エクスポート をクリックして、データを近傍解析から Excel ワークシートにエクスポートします。

マップ スタイル

異なるマップ スタイルを使用し、マップ上のポイントをスタイル設定できます。 データ ソースに応じて、次のスタイルを利用できます。

ポイントのシンボル設定

アイコンを使用してポイントをマッピングします。 注目ポイント リストを使用している場合、ポイント リストが表す場所の種類を視覚的に識別できるように、直感的なアイコン画像が使用されます。 たとえば、木のアイコンで公園、ショッピング カートのアイコンで食料品店、ナイフとフォークのアイコンでレストランを表します。 アイコンは厳選され、使用可能なデータセットと一致します。

マップ スタイルを変更するには、[スタイル オプションの表示] をクリックします。 [ポイントのクラスタリング] 切り替えボタンをオンまたはオフにします。 [サイズ] スライダーを使用して、シンボルの相対サイズを調整します。

エリアの色によるポイントのスタイル設定

属性に基づいた色分けでポイントとサイト エリアをマッピングします。 たとえば、ポイント数が最も多いサイトと最も少ないサイトを視覚化できます。 このスタイルでは、ポイント数、ポイント密度、最も近いポイントまでの距離などの属性が 1 つだけマッピングされます。

デフォルトで、このマップ スタイルでは [ポイント数] 属性が使用されます。 [属性] ドロップダウン メニューを使用して選択を変更できます。 マップ スタイルを変更するには、[スタイル オプションの表示] をクリックし、次のいずれかを実行します:

  • [テーマ] ドロップダウン メニューを使用して、カラー テーマを選択します。 さまざまな方法で色をデータに対応付けることで、テーマごとに異なるストーリーを伝えることができます。 たとえば、[高から低] テーマでは、単色の連続的なグラデーションのカラー ランプが適用されます。 [上または下] テーマでは、ゼロや平均値といった 1 つの値の上下の値に対応する 2 つの識別しやすい色のグラデーションのカラー ランプが適用されます。
  • [カラー ランプ] ドロップダウン メニューを使用して、カラー ランプを選択します。 [逆順] をクリックして、カラー ランプの方向を変更します。
  • [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
  • [ポイント] セクションで、[ポイントのクラスタリング] 切り替えボタンをオンまたはオフにします。 [サイズ] スライダーを使用して、シンボルの相対サイズを調整します。

リレーションシップによるポイントのスタイル設定

単一グリッドのカラー ランプを使用してポイントと 2 つの属性をマッピングして、2 つの変数間の定量的なリレーションシップを示します。 リレーションシップ シンボルは、マップ上の最大値と最小値を強調したり、相関関係を見つけたりするのに最も適しています。 このマップ スタイルは、属性ごとの分類データに個別のグラデーション カラー ランプを適用して、カラー ランプを組み合わせます。これによって、属性の相関関係の有無を示します。

デフォルトで、このマップ スタイルでは [最も近いポイントまでの距離] 属性と [ポイント数] 属性が使用されます。 [属性 1] および [属性 2] ドロップダウン メニューを使用して選択を変更できます。 マップ スタイルを変更するには、[スタイル オプションの表示] をクリックし、次のいずれかを実行します:

  • [グリッド] セクションで、[グリッド色] ドロップダウン メニューを使用して、カラー ランプを選択します。 [カラー ランプの反転] ボタンを使用して、グリッド内の色を反転させます。
  • [分布タイプ] ドロップダウン メニューを使用して、分類方法を選択します。
    • [自然分類] を選択すると、データ分布のピークと谷に基づいてデータがクラスに分割されます。
    • [等間隔分類] を選択すると、数値ライン上の変数の最小値と最大値間で等間隔のクラスが作成されます。
    • [等量分類] を選択すると、同じ数のフィーチャを含むクラスが作成されます。
  • [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
  • [シンボル] セクションで、[ポイントのクラスタリング] 切り替えボタンをオンまたはオフにします。 [サイズ] スライダーを使用して、シンボルの相対サイズを調整します。

数と量 (色) のスタイル設定

数と量の色をスタイル設定することで、データの差異をハイライト表示できます。 たとえば、淡から濃のカラー テーマによって、高から低のデータ値を表示できます。 このスタイルでは、ポイント数、ポイント密度、最も近いポイントまでの距離などの属性が 1 つだけマッピングされます。 このスタイルではポイントはマッピングされません。

デフォルトで、このマップ スタイルでは [ポイント数] 属性が使用されます。 [属性] ドロップダウン メニューを使用して選択を変更できます。 マップ スタイルを変更するには、[スタイル オプションの表示] をクリックし、次のいずれかを実行します:

  • [テーマ] ドロップダウン メニューを使用して、カラー テーマを選択します。 さまざまな方法で色をデータに対応付けることで、テーマごとに異なるストーリーを伝えることができます。 たとえば、[高から低] テーマでは、単色の連続的なグラデーションのカラー ランプが適用されます。 [上または下] テーマでは、ゼロや平均値といった 1 つの値の上下の値に対応する 2 つの識別しやすい色のグラデーションのカラー ランプが適用されます。
  • [カラー ランプ] ドロップダウン メニューを使用して、カラー ランプを選択します。 [逆順] をクリックして、カラー ランプの方向を変更します。
  • [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。

リレーションシップのスタイル設定

単一グリッドのカラー ランプを使用して 2 つの属性をマッピングして、2 つの変数間の定量的なリレーションシップを示します。 リレーションシップ シンボルは、マップ上の最大値と最小値を強調したり、相関関係を見つけたりするのに最も適しています。 このマップ スタイルは、属性ごとの分類データに個別のグラデーション カラー ランプを適用して、カラー ランプを組み合わせます。これによって、属性の相関関係の有無を示します。 このスタイルではポイントはマッピングされません。

デフォルトで、このマップ スタイルでは [最も近いポイントまでの距離] 属性と [ポイント数] 属性が使用されます。 [属性 1] および [属性 2] ドロップダウン メニューを使用して選択を変更できます。 マップ スタイルを変更するには、[スタイル オプションの表示] をクリックし、次のいずれかを実行します:

  • [グリッド] セクションで、[グリッド色] ドロップダウン メニューを使用して、カラー ランプを選択します。 [カラー ランプの反転] ボタンを使用して、グリッド内の色を反転させます。
  • [分布タイプ] ドロップダウン メニューを使用して、分類方法を選択します。
    • [自然分類] を選択すると、データ分布のピークと谷に基づいてデータがクラスに分割されます。
    • [等間隔分類] を選択すると、数値ライン上の変数の最小値と最大値間で等間隔のクラスが作成されます。
    • [等量分類] を選択すると、同じ数のフィーチャを含むクラスが作成されます。
  • [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。

初期設定の設定

アプリの初期設定Business Analyst Web App の初期設定を設定できます。 近傍解析ワークフローでは、エリア タイプの初期設定を設定し、検索結果のシンボルを選択することができます。 管理者は、組織全体に対して初期設定を設定できます。

ワークフローの初期設定を設定するには、次の手順を実行します。

  1. アプリ ヘッダーで、[初期設定] 初期設定 をクリックします。

    [初期設定] ウィンドウが表示されます。

  2. デフォルトの目標物データ ソースを設定するには、[一般] セクションを展開して [設定] をクリックします。 [目標物のデータ ソース] セクションで、[データ ソースの選択] ドロップダウン メニューを使用して、目標物データ ソースを選択します。
  3. [マップ] セクションを展開し、[分析の実行] セクションを展開して、[近傍解析] をクリックします。
  4. 次の初期設定を設定します。
    • [サイト エリア] セクションにあるドロップダウン メニューを使用して、デフォルトのエリア タイプを設定します。 [カスタム] オプションを使用する場合、リング、運転時間、または徒歩時間を使用してエリア タイプを設定します。
    • [シンボル] セクションで、[ポイントのクラスタリング] 切り替えボタンを使用して、ポイントのクラスタリングのオン/オフを切り替えます。 [サイズ] スライダーを使用して、シンボルのサイズを調整します。
    • [対象地域のアウトライン] セクションで、[色] ドロップダウン メニューを使用して、アウトラインの色を選択します。 アウトラインの幅を増減させます。 [透過表示] スライダーを使用し、アウトライン スタイルの透過表示を変更するか、透過表示の割合を入力します。
    • 近傍解析の結果で [戻る] をクリックしたときに警告を表示するには、[ダイアログ] チェックボックスを使用します。
  5. 必要に応じ、デフォルト設定に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックします。
  6. 変更内容を保存するには、[保存] をクリックするか、必要に応じて [保存して閉じる] をクリックして [初期設定] ウィンドウを閉じます。 変更内容を表示するには、アプリを更新します。