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アカウント

ArcGIS for Power BI にはアカウントとライセンスの要件があります。 ユーザー アカウントの権限やロールのタイプによって、利用できる製品機能が異なります。 次のセクションでは、ArcGIS for Power BI のアカウント タイプ、権限、制限について説明します。 ArcGIS Enterprise 10.8.1 には ArcGIS for Power BI アドオン ライセンスが必要です。

Microsoft Fabric ライセンス

Microsoft Fabric コンポーネントは、Microsoft を通じてライセンスを取得する必要があります。 詳細については、「Microsoft Fabric ライセンス」をご参照ください。

注意:

ArcGIS for Power BI を使用するには、Microsoft の明示的なライセンスが必要です。 ArcGIS for Power BI の多くの機能では、Microsoft Fabric のロールを Contributor 以上に設定する必要があります。

ArcGIS アカウント

ArcGIS for Microsoft を使用する場合、サイン インするよう求められます。 ArcGIS 組織アカウントでサイン インするか、ゲスト ユーザーとして続行します。 ゲスト ユーザーと ArcGIS アカウント保有者は、ArcGIS for Microsoft 内で異なる権限を持ち、アクセスできるコンテンツと機能のレベルが異なります。 次に、これらの差異の一部について説明します。

  • ゲスト ユーザー - ライセンス付与された Microsoft 365 コンポーネントを持つほとんどのユーザーは、ArcGIS にサイン インしなくても ArcGIS for Microsoft 365 にアクセスできます。 一部のプレミアム コンテンツと機能は使用できません。
  • ArcGIS アカウント - ArcGIS for Microsoft の追加機能にアクセスするには、ArcGIS 組織アカウントの認証情報を使用してサイン インします。 使用できる機能は、ArcGIS ユーザー タイプとロールによって異なります。これは、ArcGIS 組織の管理者によって設定されます。 ArcGIS アカウントを持っていない場合、ArcGIS Online無料のトライアル サブスクリプションにサイン アップします。 ArcGIS アカウントへのアクセスに使用される認証方法は、ArcGIS 組織管理者によって適切に構成されていることを前提としています。
ArcGIS Online 個人向けアカウント タイプはサポートされていません。

ArcGIS 組織の管理者ワークフローの詳細については、「組織サイトの設定」トピックをご参照ください。

ユーザー タイプ、ロール、権限

ArcGIS for Microsoft コンポーネントで特定のアクションを実行できるかどうかは、ArcGIS 組織アカウントに付与された権限によって決まります。 ユーザー タイプやロールによって、デフォルトで付与される権限のレベルが異なります。

ArcGIS for Power BI

Microsoft Power BI は、ジオコーディングやバッファー/到達圏などの解析サービスの結果をホスト フィーチャ レイヤーに保存しません。 ArcGIS アカウントにサイン インしないゲスト ユーザーは、制限付きで ArcGIS for Power BI を使用できます。 次の表に、ゲスト ユーザーと ArcGIS アカウント保有者の機能と制限事項を比較します。

機能ゲスト ユーザーArcGIS アカウント

ベースマップ

Esri のデフォルトの 4 つのベースマップ

すべての Esri ベースマップ

組織のベースマップ

N/A

Yes

カスタム ベースマップ

No

Yes

ジオコーディング

Yes

Yes

マップあたりのジオコーディング位置の数

3,500

10,000

月間のジオコーディング位置の数

10,000

月間の制限なし

マップあたりのポリゴン境界の数

10,000

15,000

データを付加した ArcGIS レイヤー

一部の米国の人口統計

アカウントに含まれるすべての ArcGIS コンテンツ

マップあたりの ArcGIS レイヤーの数

1

複数

パブリック ArcGIS フィーチャ レイヤーへのアクセス

Yes

Yes

ArcGIS Living Atlas of the World のマップおよびレイヤーへのアクセス (フィーチャ サービス)

No

Yes

ネットワーク (到達圏) 解析

Yes

Yes

マップあたりのバッファー エリアまたは到達圏解析の数

5

10

データ付加した情報カード

Yes (一部の米国の人口統計)

Yes (アカウントに含まれるすべての ArcGIS コンテンツ)

マップあたりの情報カードの数

2

5

ジオコーディング、GeoEnrichment、ネットワーク解析など、上記の表に記載されている機能の中には、特定の権限が必要なものがあります。 「サービスと権限」と、ArcGIS Online ドキュメントArcGIS Enterprise ドキュメント の ArcGIS ユーザー タイプ、ロール、権限のトピックをご参照ください。 アカウントにこれらの権限がない場合、機能は制限されるか、使用できないことがあります。 これらの権限を付与してもらうには、組織管理者にお問い合わせください。

ArcGIS for Power BIコンテンツ共有機能を使用するには、Microsoft アカウントには、レポートを公開する機能を持つ Power BI Pro またはプレミアム プランが含まれている必要があります。 このプランのないユーザーは、Web にレポートを埋め込んだり公開したりすることはできません。

ArcGIS の認証

ArcGIS for Microsoft は、ArcGIS Online 組織またはオンプレミスの ArcGIS Enterprise オンプレミスの配置と直接連携します。 ArcGIS にサイン インすると、Microsoft 製品が ArcGIS 組織に接続され、ArcGIS for Microsoft のすべての機能が有効になります。

サイン インに使用される認証方法は、組織管理者が設定したセキュリティー機能によって決定されます。 ArcGIS 認証の詳細とセキュリティー設定を正しく実装する方法については、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に関するセキュリティー ドキュメントをご参照ください。

認証方法

ArcGIS 認証を管理するには、組織管理者である必要があります。

ArcGIS for Microsoft は、ArcGIS に接続するために以下の認証方法をサポートしています。

  • 組み込みアカウント - ユーザーは ArcGIS Online の認証情報を入力します。 これによって、OAuth 2.0 を使用したトークン ベース認証が使用されます。
    注意:

    ArcGIS for Power BI では、ArcGIS Online またはオンライン環境の ArcGIS Enterprise および Power BI を使用する場合のみ、組み込み認証がサポートされています。

  • OpenID Connect - ArcGIS 管理者は ArcGIS Online サインイン ページを構成し、OpenID Connect ログインを表示できます。 詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「OpenID Connect ログインの設定」をご参照ください。
  • エンタープライズ ログイン - エンタープライズ (組織) ログインは、Security Assertion Markup Language (SAML) 2.0 を使用してサポートされます。 SAML の詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「SAML ログインの設定」をご参照ください。 ArcGIS for Microsoft でエンタープライズ ログインを使用する方法については、「エンタープライズ アカウントの構成」をご参照ください。
  • IWA/PKI/LDAP/スマートカード - ArcGIS Enterprise 認証および IWA/PKI 構成の詳細については、ArcGIS Enterprise ヘルプの「ポータル認証の構成」をご参照ください。