観測点

観測点テンプレートは、指定したフィールドの基本統計 (個数、合計、平均、最小、最大) を表示するダイナミック スコアボードを持つシーンを表示します。 ユーザーがシーン内を移動すると、値はスコアボードで更新され、現在の範囲でフィーチャのデータを集計します。 統計を表示すると、異なる視点からシーンを表示したときに 3D フィーチャがシーンを覆ってしまうことがあるシーンの解釈が容易になります。 詳細については、観測点の使用に関するブログ記事をご参照ください。

このテンプレートを選択し、以下に示すようなユース ケース向けにアプリを作成します。

  • 地下の資産 (パイプラインなど) に対する洪水の影響を表示します。
  • 都市における建物の開発を表示しながら、建設状況やコスト、リースの利用可能性を集約します。
  • データを視覚化しながら、対象地域における環境イベントからの構造的な影響と財務的な影響を比較します。

データ要件

観測点アプリを使用するには、Web シーンが必要です。 スコアボードに統計を表示するには、関連付けられたフィーチャ レイヤーがシーン レイヤーに必要です。

アプリの機能

このアプリ向けに構成できる主な設定と機能を、以下のリストに示します。

  • [スコアボードのサマリー] - 指定したレイヤーとフィールドのシーンのデータを集約する統計を表示します。 それぞれのラベルを指定し、スコアボードの位置とスタイルを選択します。 スコアボードをマップ上にフローティング表示したり、アプリのエッジに固定して、アプリに十分に広がるようにしたりすることができます。 スコアボードが片側にある場合、マップ ツールのツールバーは自動的に反対側に移動します。
  • [事前設定されたスライドの表示] - マップのズームと画面移動を行い、そのシーンに保存された設定済み範囲のコレクション (ブックマークなど) に焦点を当てます。
  • [計測ツール] - 距離と面積を計測し、座標を検索して変換するツールを提供します。
  • [レイヤー リスト] - オプションを含むレイヤーを一覧表示して、シーン内での表示設定のオン/オフを切り替えます。
  • [ベースマップ ギャラリー] - 利用者がマップに追加できるベースマップのコレクションをサイド パネルに表示します。 Esri のデフォルト セットを使用するか、アプリの利用者に提示するベースマップ グループを選択します。
  • [日光のアニメーション] - ユーザーが日付と時刻による太陽の位置を調整し、影をオンまたはオフにできるオプションで時間経過に伴う日光の変化をアニメーション化します。
  • [属性フィルター] - アプリの利用者が利用できるマップ フィルター オプションを構成します。
  • [時間フィルター] - 時間に基づいて、マップ内のフィーチャをフィルターします。 マップ レイヤーが時間対応である必要があります。

Instant Apps のすべてのテンプレートには、ホーム ボタン、ズーム コントロール、凡例、マップまたはデータの検索機能のための設定があります。


このトピックの内容
  1. データ要件
  2. アプリの機能