会議室の構成

ArcGIS Enterprise (10.9.1)    |

Indoors エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。

Indoor Viewer では会議室のワークスペース予約をサポートしています。 Viewer アプリでは、ユーザーが会議室のスケジュールを表示して、リアルタイムの空き状況と収容人数を基に近隣の会議室をフィルタリングできます。 これにより、各ユーザーはそれぞれのニーズに応じて利用可能な会議室をすばやく見つけて予約できるようになります。

Viewer では、ArcGIS Indoors Information Model の予約レイヤーを使用した会議室予約の管理をサポートしています。

会議室を構成して Viewer アプリで有効化するには、次の手順を実行します。

レイヤーの構成

  1. ArcGIS ProIndoors プロジェクトを開き、Viewer 用に準備されたマップをアクティブ化します。
  2. [Units] レイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックします。
  3. RESERVATION_METHOD フィールドを見つけます。 このフィールドが存在しない場合は、次の手順に従って、そのフィールドを作成してドメインに関連付けます。
    1. Units レイヤーを右クリックした後、[データ設計] > [ドメイン] の順にクリックします。
    2. [ドメイン] タブの [新しいドメイン] ボタン 新しいドメイン をクリックします。

      [ドメイン] ビューに行が作成され、その行の [ドメイン名] 列にポインターが配置されます。

    3. 新しいドメインの名前として「DOM_RESERVATION_METHOD」と入力します。
    4. [フィールド タイプ] 列で、ドロップダウン メニューから [Long] を選択します。
    5. [ドメイン タイプ] ドロップダウン メニューから [コード値ドメイン] を選択します。
    6. [スプリット ポリシー] の値を [重複] に設定します。
    7. [マージ ポリシー] の値はデフォルトのままにします。
    8. コード「0」を作成し、説明を「Not Reservable」に設定します。
    9. コード「1」を作成し、説明を「Reservable」に設定します。
    10. Units レイヤーを右クリックした後、[データ設計] > [フィールド] の順にクリックします。
    11. 新しいドメインの名前として「RESERVATION_METHOD」と入力します。
    12. [フィールド タイプ] 列で、ドロップダウン メニューから [Long] を選択します。
    13. ドメインを「DOM_RESERVATION_METHOD」に設定します。
    14. [ドメイン] タブの [保存] ボタン 保存 をクリックして、ジオデータベースに新たなドメインを追加します。
  4. 会議室予約で利用できるようにするすべてのユニットで、RESERVATION_METHOD フィールドの値を [予約可能] に設定します。

    たとえば、すべての会議室を予約可能として構成するには、[属性条件で選択 (Select By Attributes)] ツールを使用して、式を Where Use Type is equal to Conference Room に設定します。 次に、[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールを使用して、式を RESERVATION_METHOD = 1 に設定して会議室のフィールド値を [予約可能] に設定します。

    注意:

    ツールの [ドメインの適用] チェックボックスをオンにして、データ更新時にドメイン値を適用します。

  5. 必要に応じて、各会議室ユニットの収容人数を CAPACITY フィールドに追加します。

    このフィールドに値を追加すると、Viewer で収容人数を基準に会議室をフィルター処理できます。

  6. 予約フィーチャ レイヤーを追加してレイヤーの表示設定を設定します。
  7. フロア フィルターを使用したレイヤーのフィルタリングをサポートするようにレイヤーのフロア プロパティを構成します。

    Set the layer's LEVEL_ID field for the Floors property. You can then use the floor filter to visualize real-time occupancy of the rooms per floor for a facility.

  8. Web マップを共有します。

    組織で共有している既存の Web マップにレイヤーを追加した場合は、もう一度共有しなくても、Web マップを保存することができます。 これにより、Web マップの ID を保持できるため、既存の Web マップが構成されたアプリは引き続き動作します。

Viewer での会議室の有効化

会議室として構成したユニット、および予約レイヤーと Web マップを共有したら、次の手順を実行することで、Viewer アプリで会議室予約を有効化できます。

  1. Viewer 用の Web アプリを作成するか、既存の Viewer アプリを構成します。
  2. [アプリの構成] パネルで [ワークスペースの予約] セクションを参照して有効化します。

    Web マップの予約レイヤーがアプリによって自動的に検出され、[予約方法][予約レイヤー] に設定されます。 Web マップですべての前提条件が満たされている場合、[会議室] チェックボックスが自動的にオンになります。 オンにならない場合、[会議室] チェックボックスをオンにすることで、Web マップに不足しているアイテムのリストが表示されます。

  3. Click Save.

会議室を有効にしたアプリを保存すると、Viewer の会議室が構成されたマップに [会議] ボタンが表示されます。また、予約プロセスを完了するための [予約] ボタンが選択した会議室の情報パネルに表示されます。