ArcGIS Collector を使用するには、デバイス、ArcGIS アカウント、データが以下の要件を満たしている必要があります。アプリは、サポートされている言語で使用することができます。
デバイス要件
Collector は Android と iOS で提供されています。
注意:
Collector の Windows での動作に関する情報については、 「Collector Classic の要件」をご参照ください。
Android
- Android 5.0 (Lollipop) 以降
- プロセッサ: ARMv7 以降
- OpenGL ES 2.0 のサポート
iOS
- iOS 11 以降
- iPhone、iPad、iPod touch
ArcGIS アカウントの要件
Collector でマップを使用するには、ArcGIS の組織アカウント (ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise) が必要です。
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.7 以降を使用している場合、モバイル作業者は ArcGIS Collector のライセンスを持つ必要があります。このライセンスは、Field Worker、Creator、および GIS Professional ユーザー タイプに含まれています。Editors のアドオン ライセンスで利用できます。
Collector は、ArcGIS Online 個人向けプランのアカウントの使用に対応していません。
- 10.7 より前のバージョンの ArcGIS Enterprise を使用している場合、モバイル作業者はレベル 2 メンバーである必要があります。
- フィーチャを編集する権限 ([フィーチャ] > [編集] または [フィーチャ] > [フルコントロールによる編集]) が必要です。
詳細については、「ArcGIS Online のユーザー タイプ、ロール、および権限」または「ArcGIS Enterprise のユーザー タイプ、ロール、および権限」をご参照ください。
レガシー:
Portal for ArcGIS 10.3.1 および 10.4.1 もサポートされています。これらのバージョンにはユーザー タイプとレベルが存在しないため、すべてのユーザーがサポートされています。ユーザーにはフィーチャを編集する権限が必要です。
データ要件
Collector で使用されるマップには、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise からアクセスします。Collector に表示するには、マップに 1 つ以上の編集可能なレイヤーとベースマップが含まれている必要があります。必要に応じて、編集可能なレイヤーを追加したり、編集不可の参照データを使用して追加のコンテキストを提供したりできます。
注意:
データ要件に加え、作成したマップか、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でメンバーとして所属しているグループで共有しているマップが Collector に表示されます。マップを Collector でも使用できるようにする必要があります。
マップがオフラインで使用されている場合 (データ接続が不良、信頼できない、または接続されてないエリアなど)、すべてのレイヤーをオフラインで使用できるようにする必要もあります。「オフライン データ要件」をご参照ください。
編集可能なデータ
Collector のマップは編集可能なデータによって決定されます。サポートされている編集可能データがない場合、Collector にマップは表示されません。次の編集可能なデータ ソースがサポートされています。
- ArcGIS Online でホストされているフィーチャ レイヤー
- ArcGIS Enterprise 10.5 以降または Portal for ArcGIS 10.4.1 以前でホストされているフィーチャ レイヤー
添付ファイルなしのフィーチャをダウンロードするには、ArcGIS Enterprise が必要です。
- 関連データ
フィーチャとテーブルのリレーションシップ、フィーチャ間のリレーションシップ、およびテーブル間のリレーションシップ (フィーチャ経由で最初のテーブルにアクセスする場合) は、Collector でサポートされています。各リレーションシップに対して、1 対 1 および 1 対多のリレーションシップがサポートされています。リレーションシップの最大のレベル深度は 3 です。リレーションシップを定義する際は、Global ID を使用することをお勧めします。ユーザー管理のリレーションシップはお勧めしません。
関連レコードは、ホスト フィーチャ レイヤーと ArcGIS Server 10.3 以降のフィーチャ サービスでサポートされています。
- ArcGIS Server フィーチャ サービス
接続時のマップ使用では、データベース (エンタープライズ ジオデータベースを含む) がサポートされています。オフラインで作業するには、エンタープライズ ジオデータベースが必要です。ファイル ジオデータベースはサポートされていません。ArcGIS Server およびジオデータベースの必要なバージョンは、必要とする機能によって異なります。詳細については、次の表をご参照ください。
必要な機能 サポートされるジオデータベースのバージョン サポートされる ArcGIS Server のバージョン 接続時およびオフラインでのマップの使用 接続時のマップの使用 オフラインでのマップの使用 編集可能なデータ - バージョン非対応、アーカイブ
すべて¹
すべて
10.2.2 以降
編集可能なデータ - バージョン対応
すべて¹
すべて
10.3 以降 10.3.1 を使用している場合、「ArcGIS 10.3.1 Feature Service Sync Performance パッチ」を使用することをお勧めします。
同期オプション
すべて
N/A
- フィーチャおよび添付ファイルでの双方向サポート - 10.2.2 以降
- 添付ファイルなしのフィーチャのダウンロード - 10.5 以降
- スキーマのみ (フィーチャなし) のダウンロード -10.2.2 以降
関連テーブル
すべて
10.3 以降
10.3 以降 10.3.1 を使用している場合、「ArcGIS 10.3.1 Feature Service Sync Performance パッチ」を使用することをお勧めします。
ジオメトリック ネットワーク²
すべて
10.3.1 以降
10.3.1 以降
¹オフラインでの使用には Global ID が必要です。
²これらを編集するには、バージョン対応データが必要です。Collector で使用する場合、ジオメトリック ネットワークに属しているすべてのフィーチャ サービスは、シンプルなフィーチャ サービスとして処理され、ジオメトリック ネットワークの制限は無視されます。
注意:
ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise、または Portal for ArcGIS 上のレイヤーはホストされ、マップ内に含まれていない必要があります。ファイル (シェープファイル、CSV (カンマ区切り値) ファイルなど) からマップにレイヤーを追加すると、そのレイヤーはマップに保存されます。代わりに、Collector で編集可能なレイヤーとして扱う場合は、ホスト フィーチャ レイヤーとして公開します。「ArcGIS Online でのファイルからのレイヤーの追加」および「ArcGIS Online でのホスト フィーチャ レイヤーの公開」、または「ArcGIS Enterprise でのファイルからのレイヤーの追加」および「ArcGIS Enterprise でのホスト フィーチャ レイヤーの公開」をご参照ください。
制限事項
マップに含まれる編集可能なデータにはいくつか制限があります。
- フィーチャ レイヤーが Z 値対応の場合、デフォルトの Z 値が必要です。
- フィーチャ レイヤーが M 値対応で、フィーチャ ジオメトリを収集または更新する場合、新しいジオメトリの M 値は NULL になります。
ベースマップとその他の参照データ
マップ内の編集不可データは、モバイル作業者にコンテキスト情報を提供します。ベースマップが必要です 必要に応じて、その他の編集不可データを含めることができます。参照データがサポートされているデータ ソースとしては、次のものがあります。
- ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise 10.5 以降、または Portal for ArcGIS 10.4.1 以前でホストされているフィーチャ レイヤー
- ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise 10.5 以降、または Portal for ArcGIS 10.4.1 以前でホストされているタイル レイヤー
- ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise 10.5 以降、または Portal for ArcGIS 10.4.1 以前にインポートされたファイル (GPX、CSV、シェープファイルを含む)¹
ヒント:
このデータをオフラインで操作するには、マップに直接追加せずに、ホスト フィーチャ レイヤーとして公開します。「ArcGIS Online でのホスト レイヤーの公開」または「ArcGIS Enterprise でのホスト レイヤーの公開」をご参照ください。
- ArcGIS Server マップ サービス (オフラインで使用するための、ArcGIS Server 10.2.2 以降を使用するタイル マップ サービス)
- ArcGIS Server フィーチャ サービス (オフラインで使用する 10.2.2 以降)
注意:
接続時のマップ使用では、データベースがサポートされています。ファイル ジオデータベースはサポートされていません。
- ArcGIS Server イメージ サービス
- サービス経由ではなく、直接アクセスされるレイヤー¹
- WMS データ¹
- KML データ¹
¹ 接続時 (オンライン) の使用でのみサポートされています。
サポートされている言語
アラビア語、ボスニア語¹、カタルーニャ語、簡体字中国語、繁体字中国語 (台湾)、繁体字中国語 (香港)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、エストニア語¹、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシア語、ヘブライ語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ラトビア語¹、リトアニア語¹、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語¹、スロベニア語¹、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語
アプリで使用される言語は、デバイスの言語設定によって決まります。
Android のみ