データの収集

この演習では、Damage Assessment Survey マップを使用して損害評価を収集します。データ収集マップを開き、新しい損害評価の位置を収集し、損害に関する情報を入力し、写真を追加して、作業内容を保存および共有します。演習「データ収集用マップの作成と共有」で作成したマップ、またはアプリのトライアル モードで使用できるマップを使用することができます。

マップを開く

Collector で、自分で作成したかトライアル モードで使用できる Damage Assessment Survey マップを開きます。作成したマップを使用する場合、アプリにサイン インし、そのマップを開いて、次のセクションに進みます。トライアル モードで使用できるマップを使用する場合、次の手順に従います。

1. デバイスにアプリをまだインストールしていない場合は、Windows Store から Collector for ArcGIS をインストールします。
2. アプリを起動します。
3. 最初の画面で [Collector を使ってみる] を選択します。

   備考:

   アプリをインストール済みでログインしている場合は、サイン アウトするとトライアル機能にアクセスできます。[メニュー] から自分のアカウントを選択した後、現在のアカウントを選択して [削除] を選択します。

   トライアル ユーザーのコンテンツがアプリに読み込まれ、サンプル マップのリストが表示されます。

4. [マップの絞り込み] テキスト ボックスに「Damage」と入力して、表示されるサンプル マップを絞り込み、Damage Assessment Survey マップを検索します。

   

   備考:

   マップのサムネイルが異なる場合がありますが、この点は問題ありません。これは、ArcGIS Online で使用されるサムネイルと同じです。

5. Damage Assessment Survey マップ カードを選択します。

   Damage Assessment Survey マップが開きます。位置情報サービスが有効になっている場合は、表示される範囲に現在地が反映されます (無効になっている場合は、マップが最後に保存された範囲が表示されます)。

   位置情報サービスが有効になっている場合は、[現在地] に色付きの円が表示されます。これは、画面上に現在地が表示され、移動するごとに、現在地が中心になるようにマップの画面が移動することを示します。

損害位置の収集

マップを開いたので、損害評価を作成する準備が整いました。この演習では、雨による小損害の損害評価を作成します。

1. [新規の収集] パネルで [Minor] を選択して、小規模な雨害の損害評価を作成します。

   データ入力の操作がしやすいフォームがパネルに表示されます。このフォームの内容は、ArcGIS Online でマップのポップアップとして作成されたものと同じです。

   損害の位置は、現在位置に基づき、すでに設定されているので注意してください。次の手順では、マップを操作して、その位置を変更します。

   

   備考:

   位置の精度が低いことを示すメッセージが表示されることがあります。この場合は、パネルで損害の位置が「不明」と表示されます。この演習では、この点は問題ありません。次の手順で、マップを使用して位置を指定します。マップ上で現在地を使用する場合は、必要に応じて位置の精度を調整できます。[設定] を選択し、[位置の精度] セクションの下にあるテキスト ボックスに数値を入力して、現在の精度が必要な精度の範囲内に収まるようにします。終了したら、[閉じる] を選択します。

2. この演習では、損害が発生したその場所にはいないが、損害が見える場所にはいると仮定します。おそらく、エリア内の他の損害のために近づくことができなくなっています。それでも、収集した損害評価を正しい位置に関連付けたいと考えています。デフォルトでは、Collector は現在地を使用して収集位置を設定しています。マップを使用して、損害評価の別の位置を設定します。

   選択した位置に小規模な損害の損害評価が移動します。

   備考:

   損害評価をより正確にタッチ デバイスに配置するには、長押しして拡大鏡を表示し、その拡大鏡を使用して損害評価を配置します。

損害情報の入力

損害の位置が設定されたので、次にフォームで要求されている情報を入力します。

1. 損害評価の居住者数を指定します。まず、[Number of Occupants] フィールドを選択して「5」と入力し、Enter キーを押して次のフィールドに移動します。
2. 必要に応じて、損害のタイプを変更できます。

   フィールドを選択すると、そのフィールドで有効な値 - [Affected]、[Destroyed]、[Inaccessible]、[Major]、および [Minor] - が表示されます。これらの選択肢はデータに基づいており、データ ドリブン フォームでは、情報入力を支援し、無効な値を入力できないようにすることで、データの品質が向上します。

   元の選択の [Minor] をそのまま使用します。もう一度選択するか、選択リストの外部をクリックして、リストを閉じます。

写真の追加

前のセクションでは、新しい損害評価を作成し、位置を設定し、損害を評価しました。次に、損害評価の追加情報として損害状況の写真を追加します。

1. パネルの [添付ファイル] 見出しにある [カメラ] を選択します。

   デバイス上でカメラ アプリが開きます。

2. 損害状況の写真を撮ります。
3. [写真を使用] または [再撮影] を選択し、納得のいく写真が撮れるまで操作を繰り返します。

   備考:

   使用しているカメラ アプリによって、写真を撮るときのオプションが異なる場合があります。

   納得のいく写真が撮れたら、アプリに戻ります。これで、その写真がパネルに挿入され、損害評価に追加できる状態になります。

損害評価の保存、共有、確認

損害評価が完成しました。次に、レポートを保存、共有、確認します。

1. [送信] を選択して、損害評価を保存します。

   変更内容が正常に送信されたことを示すメッセージが表示されます。フィーチャがサーバーに追加されます。

   作成した損害評価をマップ上で確認できます。編集内容はその他すべての損害評価データとともにサーバーに保存されているため、マップを使用しているすべてのユーザーと損害評価を共有できます。

2. マップ上の損害評価を選択し、その損害評価の詳細を表示します。

   選択した位置の情報 (評価に対して入力した内容を含む) が表示されます。該当する位置に損害評価が 1 つしかない場合は、その損害評価の詳細が表示されます。該当する位置に損害評価が複数存在する場合は、その位置にあるすべての損害評価がリスト形式で表示されます。複数の損害評価を含むリストが表示されたら、新たに作成した損害評価を選択して、その詳細を表示します。

3. 写真を選択します。
   • 写真がすでにダウンロードされている場合は、すぐにその写真が全画面モードで表示されます。
   • 写真がまだダウンロードされていない場合は、その写真のプレースホルダー が撮影した写真のサムネイルに変わります。ダウンロードが終了したら、その写真をもう一度選択して全画面モードで表示します。

     

4. 全画面ビューアーで、[戻る] を選択してマップに戻ります。

新しい損害評価を収集し、その損害評価に写真を挿入します。これで、アプリを使用して組織のデータを収集する準備が整いました。