モデルの公開

モデルを公開すると、カスタム Web ツールとして実行可能なホスト ツール アイテムが作成されます。

モデルを公開するために必要な手順は次のとおりです:

  1. モデルを作成します。
  2. Web ツールで構成可能にする入力に対し、変数を追加します。
  3. 変数をモデル パラメーターとして設定します。
  4. パラメーターを管理して、カスタム Web ツールでの表示をカスタマイズします。
  5. モデルを実行して保存します。
  6. モデルを公開します。

ライセンス要件

モデルを公開するには、ModelBuilder を使用するためのライセンスと構成に加え、[Web ツールの公開] 権限が必要です。

変数をモデル パラメーターとして設定する

モデル パラメーターとして設定された変数は、モデルをカスタム Web ツールとして公開して開いたときにツール パラメーターとして表示され、モデルの作成時とは異なるデータまたは値を指定できます。

出力ホスト データ変数はモデル パラメーターとして自動的に設定されるのに対し、入力データ変数と値変数は手動でパラメーターとして設定する必要があります。 出力中間データ変数はモデル パラメーターとして設定することはできません。

入力データ変数と値変数をモデル パラメーターとして設定するには、次の手順を実行します:

  1. モデルを作成するか開き解析セッションに接続する手順を実行します。
  2. 必要に応じて、データ、ツール、および変数を追加します。
  3. 変数エレメントをクリックして選択します。

    選択した変数の上にエレメント ツールバーが表示されます。

  4. [パラメーターの追加または削除] パラメーターの追加または削除 をクリックします。

    変数がモデル パラメーターとして設定されたことを意味するパラメーター アイコン パラメーター が変数に表示されます。

必要な変数がモデル パラメーターとして設定されたので、Web ツール パラメーターを管理できるようになりました。

Web ツール パラメーターの管理

[Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウは、カスタム Web ツールのパラメーターを並べ替えたり、設定を更新するために使用されます。

Web ツール パラメーターを管理するには、次の手順を実行します:

  1. データ、ツール、変数、モデル パラメーターを含むモデルを作成または開く手順を実行します。
  2. まだ接続していない場合、解析セッションに接続します。
  3. アクション ツールバーで [Web ツール パラメーターの管理] パラメーターの管理 をクリックします。

    [Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウが表示されます。 モデルのパラメーターは、追加された順に表示されます。 各パラメーターには名前とエイリアスが付いています。 エイリアスは [パラメーター ラベル] 設定にリンクされています。

    注意:

    [Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウでは、パラメーターの追加や削除は行えません。 パラメーターの追加と削除については、「変数をモデル パラメーターとして設定する」をご参照ください。

  4. [展開] 展開 をクリックして、パラメーターの設定を表示します。
  5. 必要に応じ、以下の設定を更新します:
    • [パラメーター ラベル] - ツール パラメーターの短いラベル。 このテキストは、カスタム Web ツールのツール ウィンドウにパラメーター名として表示されます。 ラベルは簡潔で、パラメーターの目的を説明し、平易な言葉で記述される必要があります。
    • [ポップアップ ヘルプ テキスト] - ツール パラメーターの短い説明。 このテキストは、カスタム Web ツールのツール ウィンドウのパラメーターの横にあるヘルプ ボタン ポップアップの表示 をクリックすると表示されます。 パラメーターの機能の説明、異なる値がツールの結果に与える影響、サポートされている入力、およびデフォルト値を必要に応じて含めます。
    • [必須] - ツールの検証と実行に対し、パラメーターが必須であるかどうかを示します。 モデル パラメーターが 1 つ以上の必須ツール パラメーターに接続されている場合、この値はオンになり、編集することはできません。 接続されているツール パラメーターがすべて任意である場合、モデル パラメーターをオンにしてパラメーターを必須にするか、オフにしてパラメーターを任意にできます。 パラメーターを必須にすると、Web ツールを実行する前に、ユーザーによる入力が求められます。
    • [データ タイプ] - パラメーターと互換性のある入力を示します。 この値は変数のデータ タイプに基づくもので、変更することはできません。
    • [フィルター] - 範囲を指定したり、パラメーターに指定可能な入力値やデータを制限します。 オプションは、次に示すように、データ タイプによって異なります:
      • Double - 最小値と最大値。
      • フィーチャ レイヤー - 使用可能なフィーチャ タイプのリスト (マルチポイント、ポイント、ライン、ポリゴンを含む) 。
      • フィールド - 使用可能なフィールド タイプのリスト。
      • Integer - 最小値と最大値。
      • String - 個別値のリスト。
      モデル ダイアグラムで変数とツールの間に新しい接続が作成された場合、モデル パラメーターのフィルターはリセットされます。 モデルの接続が変更された場合、フィルターを確認して更新する必要があります。
    • [デフォルト値を含む] - ツール パラメーターにデフォルト値があるかどうかを指定します。 オンの場合、パラメーターでは変数値に基づくデフォルト値を使用します。 オフの場合、パラメーターはデフォルトで空になります。 デフォルト値を使用すると、ユーザーの入力をガイドでき、パラメーターを手動で更新する必要がないため、Web ツールが簡素化されます。 この設定は、使用可能な値のメニュー (単位など) があるパラメーターや、同じ入力値が更新の必要なく頻繁に使用されることが想定されるパラメーターで使用する必要があります。
      注意:

      ほとんどのテキスト、数値、またはフィーチャ レイヤーの入力では、デフォルト値は適切ではありません。

      空にしておきたいパラメーター (オプションのフィーチャ レイヤー入力など) にも、デフォルト値を使用しないでください。 デフォルト値は、その値が公開済みの Web ツールのツール ウィンドウから手動でクリアされた場合でも、ツールの実行時に使用されます。

    • [デフォルト値] - ツール パラメーターのデフォルト値を示します。 デフォルト値を変更するには、モデル ダイアグラムの変数値を更新します。 デフォルト値は、ほとんどのケースで正確または望ましい結果をもたらす値である必要があります。 この設定は、[デフォルト値を含む] が有効になっている場合にのみ使用できます。
  6. [折りたたみ] 折りたたみ をクリックして、パラメーター設定を非表示にします。
  7. 残りの各パラメーターに対し、上記の 3 つの手順を繰り返します。

    また、必要に応じてパラメーターの順序を変更することもできます。

  8. パラメーター名の横の [再配置] 再配置 をクリックし、パラメーターを別の位置にドラッグします。

    または、[再配置] をクリックして、メニューからオプションを選択する方法もあります。 パラメーターの位置に応じ、オプションには [上に移動][下に移動][最上位へ移動][最下位へ移動] があります。

  9. [保存] をクリックします。

Web ツール パラメーターの設定が保存され、[Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウが閉じます。 これで、モデルを公開する準備ができました。

モデルの公開

モデルを公開すると、カスタム Web ツールとして共有および実行が可能なツール アイテムが作成されます。

モデルを公開するには、次の手順を実行します:

  1. データ、ツール、変数、パラメーターを含むモデルを作成または開く手順を実行します。
    注意:

    必要なすべての公開条件を満たすモデルは、解析セッションに接続せずに公開できます。 モデルを公開する準備ができている場合は、モデルを開いてステップ 6 に進みます。

  2. まだ接続していない場合、解析セッションに接続します。
  3. モデルを実行します。

    モデルの実行は必須ではありませんが、Web ツールが正常に実行されることを確認するのに役立ちます。

  4. モデルを保存します。

    公開されている Web ツールは保存済みの解析モデル アイテムに基づきます。 モデルは、保存しないと公開できません。 モデルに対して変更を加えた場合は、もう一度保存する必要があります。

    モデルを公開する前に Web ツールをプレビューし、正しい Web ツール パラメーターが設定されていることを確認します。

  5. モデル ツールバーの [Web ツールのプレビュー] Web ツールのプレビュー をクリックします。

    [解析] ウィンドウに Web ツールのプレビューが表示されます。 Web ツールに変更を加える必要がある場合は、パラメーターの設定と管理のワークフローに戻ります。 [Web ツールのプレビュー] を再度クリックしてプレビューを更新します。

    Web ツールで必要なすべてのパラメーターと構成がプレビューに表示されたら、モデルを公開できます。

  6. モデル ツールバーの [公開] 公開 をクリックします。

    [Web ツールとして公開] ウィンドウが表示されます。 公開要件を満たしていない場合は、残りの要件を確認し、[Web ツールとして公開] ウィンドウを閉じ、すべての要件を満たしてからこのワークフローに戻ります。

    公開要件の詳細

    公開要件が満たされており、解析セッションに接続している場合は、[Web ツールとして公開] ウィンドウを閉じ、解析セッションからの接続を解除して、表示専用モードでこのステップを繰り替えします。

  7. 新しいアイテムに対し、次の手順を実行します:
    • タイトルを入力します。

      タイトルにスペースを含めることはできません。 アイテム ページからの公開後に、ツール アイテムのタイトルを更新できます。

    • アイテムの保存先となる [マイ コンテンツ] 内のフォルダーを選択します。
    • アイテムを説明するタグとサマリーを入力します。
  8. [公開] をクリックします。

    モデルが公開され、ツール アイテムが作成されます。

  9. [Web ツール アイテムを開く] をクリックしてツール アイテムの詳細を開くか、[Web ツールとして公開] ウィンドウを閉じます。

カスタム Web ツールは [ツール] ウィンドウで [カスタム Web ツールを開く] をクリックして開くことができます。 詳細ページから、組織やグループとツール アイテムを共有することもできます。

注意:

ツール アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。

Web ツールの上書き

モデルがすでに公開されている場合は、[公開] ボタンが [上書きボタン] ボタンに置き換わります。 既存の Web ツールに変更を加えるには、モデルを更新してから、[上書き] ボタンを使用して、モデルを公開する手順を実行します。

公開の要件

解析モデルを Web ツールとして公開できるようにするには、下記のすべての要件が満たされている必要があります。

ユーザーの公開権限

解析モデルを Web ツールとして公開するには、ユーザー アカウントがライセンス要件を満たしている必要があります。 アカウントがライセンス要件を満たしていない場合、[公開] ボタンは使用できません。

ユーザー アカウントの権限を更新するには、組織の管理者にお問い合わせください。

ホスト出力の作成

解析モデルを Web ツールとして公開するには、解析モデルでホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブル レイヤー出力が作成される必要があります。 デフォルトでは、モデルにツールを追加すると、ホスト出力ではなく中間出力が必ず作成されます。

この要件を満たすため、いずれかのツールの [結果レイヤー] パラメーターが [ホスト レイヤーの作成] または [既存のレイヤーを上書き] に設定されていることを確認します。 モデルまたは Web ツールを実行すると、ホスト出力はモデル パラメーターとして設定され、Web マップに追加されます。 モデル内の最後のツールなど、解析の結果として視覚化する出力用のホスト レイヤーを作成します。 最適な結果を得るには、モデル内の 1 つのツールにだけホスト出力を作成してください。

モデル出力の詳細

Web ツール パラメーターの管理

Web ツール パラメーターのエラーは、[Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウで解決する必要があります。

デフォルト値とフィルター範囲の間に互換性がない場合 (フィルター値が 1 ~ 10 の数値で、デフォルト値が 11 など)、[デフォルト値はフィルター範囲外です] というメッセージが表示されます。 モデル パラメーターのデフォルト値は変数パラメーターに基づいており、フィルター値は [Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウで設定されています。 このエラーを解決するには、[Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウでフィルター値を更新するか、変数値を変更してデフォルトのパラメーター値を更新します。

ツールは実行する準備が整っています

すべてのツールと必要な入出力が、実行可能または実行済みの状態である必要があります。 1 つ以上の必須エレメントが実行可能でない場合、この要件は満たされません。 この問題を解決するには、ツール エレメントを開いてエラーを確認するか、必須パラメーターを設定します。 モデルの更新を行う前に、解析セッションに接続し、モデルをアクティブにする必要があります。

モデルの変更を保存

モデルに対する保留中の変更は保存する必要があります。 公開されている Web ツールは保存済みの解析モデル アイテムに基づきます。 モデルに対する変更が保存されていない場合、公開可能になりません。

モデルの実行

Web ツールとして公開する前にモデル全体を正常に実行することで、Web ツールが正しく機能し、期待どおりの出力を作成するか確認することをおすすめします。

制限事項

入力データセットが解析ツールの出力である場合や、同じフィールド変数が複数の入力データセットに使用されている場合、フィールド変数から作成された Web ツール パラメーターのフィールド情報を取得できません。 その結果、Web ツール パラメーターには次の制限が適用されます:

  • Web ツール パラメーターには、フィールド オプションのメニューが表示されません。 代わりに、テキスト ボックスを使用してフィールド名を入力できます。
  • [Web ツール パラメーターの管理] ウィンドウで設定されたフィールド タイプ フィルターは適用されません。