変数の追加

変数は、値またはデータの参照を保持するモデルのエレメントです。 変数は解析ツールの入力として使用できます。 変数を使用すると、ツールのダイアログ ボックスを使用せずに特定の変数の値を変更できるため、ツール パラメーターの反復処理をすばやく行うことができます。 変数は、複数の解析ツールで入力値を共有するときにも使用できます。

変数の追加

変数は、パラメーターから、またはスタンドアロン変数としてモデル ダイアグラムに追加できます。

ツール パラメーターからの変数の追加

変数はツール パラメーターから直接追加できます。 ツール パラメーターから変数を追加すると、次のようになります:

  • 変数構造とデータ タイプが、選択したツール パラメーターと互換性を持ちます
  • 該当する場合、ツール パラメーターのデフォルト値またはユーザーが指定した値が自動的に設定されます
  • 該当する場合、ツール パラメーターの定義済みの入力 (サポートされている単位のメニューなど) を変数で使用できます
  • 追加の手順なしに、変数がツールに自動的に接続されます

ツール パラメーターから変数を追加するには、次の手順を実行します:

  1. 必要に応じて、モデルを開きデータとツールを追加する手順を実行します。
  2. ツール エレメントを選択して、エレメント ツールバーの [変数の追加] 変数の追加 をクリックします。

    [パラメーターの選択...] メニューにツール パラメーターが表示されます。

    [変数の追加] が表示されない場合、解析セッションに接続していないか、モデルがアクティブではありません。

  3. パラメーター名をクリックして選択します。

モデル ダイアグラムに変数が追加され、ツールに接続されます。 パラメーターにデフォルト値がある場合は、その値が自動的に変数に追加され、実行可能ステート (青色) で表示されます。 デフォルト値またはユーザーが指定した値がない場合、変数は空になり、実行不能ステート (グレー) で表示されます。 エレメントを開いて変数値を更新することができます。

スタンドアロン変数の追加

スタンドアロン変数は、ツール パラメーターへの関連付けをせずにモデル ダイアログに追加される変数です。 ツール パラメーターで使用するには、変数を追加した後、ツールに接続する必要があります。

スタンドアロン変数をモデル ダイアログに追加するには、次の手順を実行します:

  1. 必要に応じて、モデルを開き解析セッションに接続し、モデルをアクティブ化する手順を実行します。
  2. アクション ツールバーの [変数の追加] 変数の追加 をクリックします。

    変数構造とデータ タイプのオプションを含む [変数の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。 デフォルトの変数構造は [単一の値]、デフォルトのデータ タイプは [String] です。

    [変数の追加] が表示されない場合、解析セッションに接続していないか、モデルがアクティブではありません。

  3. 必要に応じて、[変数構造の選択][複数の値] を選択します。
  4. 必要に応じて、[変数のデータ タイプの選択] でメニューを展開して別のオプションを選択します。
  5. [追加] をクリックします。

モデル ダイアグラムに変数が追加されます。 エレメントを開いて変数値を更新し、変数からツール エレメントへの接続を描画します。 変数は、互換性のあるツール パラメーターにのみ接続できます。

変数とツールの接続

ツール パラメーターで使用するには、モデル ダイアグラムに変数を追加した後、ツールに接続する必要があります。 コネクターは、ダイアグラムで直接描画することも、ツール ダイアログ ボックスから追加することもできます。

接続の描画

変数とツール エレメント間の接続を描画するには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、モデルを開き、データ ツールと変数を追加する手順を実行します。
  2. 変数エレメントの右側にあるポートをクリックし、ツール エレメントの左側にあるポートにドラッグします。

    [入力の選択...] メニューに、互換性のあるツール パラメーターが表示されます。

  3. 変数が使用されるパラメーターの名前をクリックします ([入力レイヤー] など)。

変数エレメントとツール エレメントの間にコネクターが表示され、ツールが検証されます。 ツール ダイアログ ボックスを開くと、指定したパラメーターの変数値が表示されます。

解析ツールを使用した変数の接続

解析ツールを使用して変数を接続するには、次の手順を実行します:

  1. 必要に応じて、モデルを開き、データ ツールと変数を追加する手順を実行します。
  2. ツール エレメントを選択して、エレメント ツールバーの [開く] 開く をクリックするか、ツール エレメントをダブルクリックして、ツール エレメントを開きます。
  3. 変数を追加するパラメーターの横にある [変数の選択] 変数の選択 をクリックします。

    パラメーターと互換性のあるモデルの変数を一覧表示する [変数の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。 変数が表示されない場合は、次の手順を実行してパラメーターに変数を追加します。

  4. 変数をクリックして選択します。

    変数がパラメーターに追加されます。

  5. 残りのパラメーターを更新して [確認] をクリックし、変更を適用します。

変数エレメントとツール エレメントの間にコネクターが表示され、ツールが検証されます。

変数の更新

変数エレメントを開いて、変数の値を追加、更新、または削除することができます。

入力データ変数を更新するには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、[ModelBuilder] ウィンドウを開き、変数を追加する手順を実行します。
  2. 変数を選択して、エレメント ツールバーの [開く] 開く をクリックするか、エレメントをダブルクリックして開きます。

    変数のタイプを示すダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 次のいずれかを実行します。
    • double 変数または integer 変数の場合、テキスト ボックスに数値を入力するか、上矢印と下矢印を使用して値を増減します。
    • double (複数値) 変数の場合、1 つまたは複数の数値をテキスト ボックスに入力し、数値ごとに [追加] をクリックするか [Enter]をクリックします。 数値を削除するには、値の削除ボタン 削除 をクリックします。
    • フィーチャ レイヤー変数またはテーブル変数の場合、入力データセットまたは [レイヤー] ボタンをクリックしてリストからレイヤーを選択するか、参照してサポートされているレイヤーを選択します。
      注意:

      フィーチャ レイヤー変数がすでに 1 つ以上の解析ツールに接続されている場合、ツールおよびパラメーターと互換性のあるデータセットのみが使用できます。 パラメーターが同じフィーチャをサポートしていない場合 (たとえば、一方のパラメーターはポイントのみをサポートし、もう一方はポリゴンのみをサポートするなど)、変数はどのレイヤーが互換性があるかを判別できないため、1 つ以上のツールでエラーが発生することがあります。

    • 文字列の変数の場合、テキスト値をテキスト ボックスに入力します。 変数が解析ツールにすでに接続されている場合、変数にオプションのメニューが表示されることがあります。
  4. [確認] をクリックします。

    変数が更新されて検証されます。

変数構造

変数は次の構造をサポートします:

  • 単一の値 - 単一のデータ タイプの単一の値の追加をサポートします。 単一値変数でサポートされているデータ タイプは、フィーチャ レイヤー、テーブル、double、integer、string、距離単位です。
  • 複数値 - 単一のデータ タイプの複数値の追加をサポートします。 現在、複数値構造は [Double] データ タイプのみをサポートしています。 たとえば、double (複数値) 変数は、バッファーの作成における [距離の値] パラメーターで使用できます。
    注意:

    複数値 double 変数をサポートするパラメーターは、1 つまたは複数の単一値 double 変数もサポートします。

サポートされているデータ タイプ

次のデータ タイプがサポートされています。

  • [double (倍精度浮動小数点数)] - 小数点以下の桁がある数字。 このデータ タイプは単一の値構造と複数値構造の両方でサポートされます。
  • フィーチャ レイヤー - ホスト フィーチャ レイヤー アイテム。
  • Integer - 小数点を含まない数字。 変数は負の値をサポートしていますが、一部のツール パラメーターではサポートされていません。
  • 距離単位 - 数値と単位。
  • String - 英数字と特殊文字。
  • テーブル - ホスト テーブル アイテム。

制限事項

文字列変数をとるツール パラメーターには、指定可能な入力値のリストが定義されています (サポートされている単位のメニューなど)。 変数の値を更新する前に、ツール パラメーターから文字列変数を追加するか、ツール パラメーターに変数を接続することをおすすめします。 接続されていない文字列変数に値を入力すると、エラーが発生することがあります。

次に示すツール パラメーターは、パラメーターからの変数の追加はサポートしていませんが、スタンドアロン変数の接続はサポートしています:

ツールパラメーター変数のタイプ

フィーチャの結合

ターゲット レイヤー

フィーチャ レイヤーまたはテーブル

結合レイヤー

コンポジット インデックスの計算

入力フィーチャまたはテーブル

属性によるフィルター

入力データセット

フィールド演算

入力データセット

ポイントの集約

ビン サイズ

距離単位

エリア内での集計

ビン サイズ

レイヤーへの情報付加

計測値

テッセレーションの生成

ビン サイズ