ベータ版:
Map Viewer の ModelBuilder は現時点でベータ版です。 ModelBuilder Early Adopter Community で利用できるフォーラムで、経験の共有やサポートを受ることができます。
モデルが構築され、実行可能状態のツールが 1 つ以上モデルに含まれたら、モデルを実行することができます。 ツールの実行順は、ツールがダイアグラムに追加された順序およびツール間の接続の順序に基づきます。
モデルの実行
モデルを実行するには、モデル ツールバーの [実行] をクリックします。
注意:
[実行] ボタンが使用できない場合、モデル内のどのツールも実行可能状態でないことを意味することがあります。 ツールのダイアログ ボックスを開き、すべての必須パラメーターが設定されていることを確認します。
実行可能状態のすべてのツールが順番に実行されます。 すべての実行可能ツールが正常に完了したか、いずれかのツールの実行中にエラーが発生した場合、モデルは実行を停止します。
ツールのステータスは、ツールとび出力データセットに次のアイコンで表示されます。
- 成功 - ツールが正常に実行されました。
- 警告 - ツールは正常に実行されましたが、1 つ以上の警告メッセージが返されました。
- 失敗 - ツールの実行に失敗しました。
警告およびエラー メッセージを確認するには、モデルの実行の解析履歴を使用します。
モデルの再実行
モデルを再実行が必要になる理由には、異なるパラメーターを使用した解析ワークフローの反復処理の実行、異なる分析範囲に対する解析の再実行、前回の実行で失敗したツールの修正などがあります。
モデルを再実行するには、次のオプションがあります。
実行可能ツールのみの実行
モデル ツールバーの [実行] をクリックすると、前回のモデル実行以降に更新されたツール、前回のモデル実行で失敗したツール、編集または失敗したツールから下流のツールなど、実行可能状態のすべてのツールが実行されます。
実行不能または実行済み状態のツールは実行されません。
このオプションは、モデル内で更新されたツールのみを実行する場合に最適です。 たとえば、3 つのツールを含むモデルを実行し、最後のツールでエラーが発生したとします。 最初の 2 つのツールは正常に実行され、目的の出力が生成されたとします。 3 つ目のツールのパラメーターを更新し、[実行] をクリックすると、最初の 2 つのツールは再実行されず、3 つ目のツールが再実行されます。
モデル全体の実行
モデル全体を実行すると、実行済み状態のすべてのツールが実行可能状態にリセットされ、モデルが最初から実行されます。
このオプションは、正常に実行されたツールを再実行するものの、ツール パラメーターは変更されていない場合に最適です。 たとえば、モデルを作成して実行し、すべてのツールと出力が実行済み状態だとします。 結果を確認している間に、フィーチャが入力データセットにないことに気づいたとします。 データセットを編集して欠落しているフィーチャを追加し、[モデル全体の実行] オプションを使用してすべてのツールをリセットし、更新したデータを使用してモデルを再実行します。
注意:
モデル全体を実行すると、以前のモデル実行の中間出力は削除されます。 このため、モデル全体を実行すると、実行可能状態のツールのみを実行するよりも時間がかかる場合があります。
モデル全体を実行するには、次の手順を実行します。
- [実行] 下矢印 をクリックすると、メニューが展開します。
- [モデル全体の実行] をクリックします。
モデルの解析履歴
モデルを実行すると、Web マップの解析履歴にエントリが追加されます。 モデルで実行された個々のツールは解析履歴に追加されません。
モデルが完了した後、履歴エントリをクリックして履歴の詳細を開き、次のタブにアクセスできます。
- [結果] - 特定のモデルの実行中に生成されたすべての結果が表示されます。 パラメーターを変更せずにモデルを再実行し、前の結果がまだ有効である場合、新しい結果は生成されません。
- [メッセージ] - モデル実行全体と、モデル内の各ツール実行についての、エラー メッセージと警告メッセージが表示されます。
モデルのキャンセル
モデルの実行をキャンセルするには、モデル ツールバーの [キャンセル] をクリックするか、[履歴] ウィンドウの [解析のキャンセル] をクリックします。 モデルのキャンセル以前に生成された結果はそれ以降も残ります。