ダッシュボードには、プランのシナリオの指標値が表示されます。 指標を使用して、シナリオを定量化および分析し、それらを比較します。 各指標は、少なくとも 1 つの指標ソースで構成されます。 指標ソースが加重合計として集計された上で既存の指標値と合計されて、指標値となります。
土地利用プランでは、土地利用規制に基づいて可能性のある指標値を計算することもできます。
ダッシュボードの指標値は、ArcGIS Urban 以外でさらに分析するためにスプレッドシートにエクスポートすることができます。
指標
プランを作成すると、Urban モデルから指標がコピーされます。 既存の指標値がある場合は、これらもコピーされます。 プラン エディターでは、新しい指標の構成、指標の編集、現在の条件を反映する指標への既存の値の追加を行うことができます。
指標の調査
プランに定義されている指標と、これらの指標の依存関係を調べるには、グラフ ビューとリスト ビューを使用します。
グラフ ビューとリスト ビューの切り替え
グラフ ビューとリスト ビューの間で切り替えるには、次の手順に従います。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
- 青色のヘッダー バーにあるビュー オプションから選択します。
- [グラフ ビュー] - 指標を依存関係グラフで表示します。
- [リスト ビュー] - 指標をリストで表示します。
マウスを使用したグラフのナビゲートと調査
右下のミニマップに、グラフ全体に対する現在のビューの相対位置が表示されます。
マウスを使用してグラフをナビゲートするには、次の手順に従います。
- グラフ ビューで指標ページを開きます。
- マウスを使用してグラフを調査します。
- グラフを画面移動するには、グラフをクリックして、移動する方向へグラフをドラッグします。
- グラフを拡大/縮小するには、マウス ホイール ボタンを使用します。 拡大するには、マウス ホイールを上に回転させます。 縮小するには、マウス ホイールを下に回転させます。
ヒント:
ダブルクリックすると、ポインターの位置で拡大します。 縮小するには、Shift キーを押しながらダブルクリックします。
ズーム ツールを使用したグラフの調査
右下のミニマップに、グラフ全体に対する現在のビューの相対位置が表示されます。
ズーム ツールを使用して拡大/縮小するには、次の手順に従います。
- グラフ ビューで指標ページを開きます。
- マップの左下隅にあるズーム ツールを使用してグラフを調査します。
- [拡大] ボタン をクリックすると拡大します。
- [縮小] ボタン をクリックすると縮小します。
- [画面に合わせる] ボタン をクリックすると、グラフ全体が画面いっぱいに表示されるように拡大/縮小されます。
グラフの依存関係の調査
グラフの依存関係を調査するには、次の手順に従います。
- グラフ ビューで指標ページを開きます。
- 指標と指標接続にポインターを合わせてグラフの依存関係を調査します。
- 指標にポインターを合わせると、流入と流出の接続がすべてハイライト表示されます。
- 指標接続にポインターを合わせると、指標接続がハイライト表示されます。
ヒント:
指標や指標接続にポインターを合わせると、次のような追加の情報がツールチップとして表示されます。
- 指標にポインターを合わせると、指標の説明が表示されます。
- 接続ノードにポインターを合わせると、計算の詳細が表示されます。
- 赤色でハイライト表示されている接続ノードにポインターを合わせると、欠落しているパラメーターの詳細が表示されます。
グラフ レイアウトの調整
指標を移動して依存関係グラフのレイアウトを調整するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
- 指標を移動してレイアウトを調整します。
- 1 つの指標を移動 - 指標を囲む灰色のボックスをクリックして新しい位置にドラッグします。
- 複数の指標を移動 (Shift キー選択) - Shift キーを押しながら指標を囲む灰色のボックスをクリックすることで、複数の指標を選択します。 次に、選択したすべての指標を新しい位置にドラッグします。
- 複数の指標を移動 (矩形選択) - Alt キーを押しながら指標の周囲に選択ボックスを描画することで、複数の指標を選択します。 次に、選択したすべての指標を新しい位置にドラッグします。
新しいグラフ レイアウトは自動的に保存されます。
注意:
指標グラフを自動的にレイアウトするには、青色のヘッダーの [自動レイアウト] をクリックします。 これにより現在のグラフ レイアウトが上書きされます。指標の追加と構成
以下のセクションでは、指標を追加および構成する方法について説明します。 指標は次の方法で追加できます。
- 接続された指標をグラフに追加 - 既存の指標に接続された指標を追加します。
- 追加ツール を使用して指標を追加 - 指標を追加し、後から接続します。
指標接続の追加および構成の詳細については、「指標の接続」をご参照ください。
グラフへの接続された指標の追加
既存の指標に接続された指標をグラフに追加するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
- 新しい指標の接続先となる指標の横にある指標接続の追加ボタン にポインターを合わせます。
ポインターが十字線シンボルに変化します。
- ポインターをクリックし、グラフ上の空白スペースにドラッグします。
[無題の指標] という名前で、ソースの指標に接続された新しい指標が作成されます。 新規作成された指標と指標接続ノードが太い境界線でハイライト表示されます。
- 必要に応じて、指標名をクリックして指標を構成します。
- 必要に応じて、指標接続をクリックして指標接続を構成します。
注意:
追加した指標接続は計算パラメーターが欠落しているため、赤色でハイライト表示されます。 指標計算パラメーターを構成する方法については、「指標接続の編集」をご参照ください。
追加ツールを使用した指標の追加
追加ツールを使用して指標を追加するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
- 青色のヘッダー バーにある [追加] ボタン をクリックします。
ダイアログ ボックスが表示されます。
- 指標を構成します。 このためには、以下の「指標の構成」セクションの手順 6 以降を実行します。
注意:
追加した指標はグラフに接続されていないため、赤色でハイライト表示されます。 正しく計算されるようにするため、これを別の指標に接続する必要があります。 詳細については、「指標の接続」をご参照ください。
指標の構成
指標を構成するには、次の手順に従います。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
指標の構成がグラフ ビュー で自動的に開きます。
- 必要に応じて、リスト ビューに切り替えます。
- 指標の構成ダイアログ ボックスを開きます。
- [グラフ ビュー] - 指標名をクリックします。
- [リスト ビュー] - 構成ボタン をクリックします。
指標ダイアログ ボックスが表示されます。
- 名前、説明、単位タイプを入力します。
空間用途タイプの設定後、別の指標でその指標が使用されている場合、または指標に既存の指標値がある場合、指標の単位タイプは変更できません。
- 単位タイプ [数値] および [1 日あたりの数値] の指標に [丸め] 方法を構成します。
- [なし] - 指標値を整数に丸めません。
- [最も近い整数] - 指標値が最も近い整数に丸められます。
- [切り上げ] - 指標値は、その数より大きい次の整数に切り上げられます。
- [切り下げ] - 指標値は、その数より小さい次の整数に切り下げられます。
各指標ソース値は、各区画の空間用途タイプごとに丸められ、合計指標値に合計されます。 指標に既存の指標値が含まれている場合、このデータは値ごとに丸められます。
既存の指標値を追加する方法については、以下の「既存の指標値」セクションをご参照ください。
- [OK] をクリックします。
ダイアログ ボックスが閉じます。 グラフ ビューで指標を編集した場合、太い境界線でハイライト表示されます。
指標の削除
指標を削除するには、次の手順に従います。 別の指標で使用されている指標や指標値がある指標は削除できません。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
指標の構成がグラフ ビュー で自動的に開きます。
- 必要に応じて、リスト ビューに切り替えます。
- 指標の構成ダイアログ ボックスを開きます。
- [グラフ ビュー] - 指標名をクリックします。
- [リスト ビュー] - 構成ボタン をクリックします。
指標ダイアログ ボックスが表示されます。
- 削除ボタン をクリックして削除を確定します。
指標の接続
以下のセクションでは、指標接続を追加および構成する方法について説明します。 2 つの指標を接続することで、ある指標を別の指標のソースとして使用できます。 指標ソースは加重合計として集計され、指標値になるまで合計されます。
ソース指標の加重の方法については、以下の「指標接続の編集」セクションをご参照ください。
指標は次の方法で接続できます。
- グラフで接続を描画します。
- 接続ツール を使用します。
グラフでの指標の接続
グラフ内で指標を接続するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
指標の構成がグラフ ビュー で開きます。
- 別の指標に接続する指標の横にある指標接続の追加ボタン にポインターを合わせます。
ポインターが十字線シンボルに変化します。
- ポインターをクリックしてターゲットの指標にドラッグします。
新しい指標接続が作成され、そのノードが太い境界線でハイライト表示されます。
- 必要に応じて、指標接続をクリックして指標接続を構成します。
注意:
追加した指標接続は計算パラメーターが欠落しているため、赤色でハイライト表示されます。 指標計算パラメーターを構成する方法については、「指標接続の編集」をご参照ください。
接続ツールを使用した指標の接続
接続ツールを使用して指標を接続するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
- 青色のヘッダー バーにある [接続] ボタン をクリックします。
ダイアログ ボックスが表示されます。
- [From] および [To] ドロップダウン メニューを使用して、指標間の接続を定義します。
[From] で指定した指標は、[To] で指定した指標のソースとして使用されます。
- [OK] をクリックします。
接続が依存関係グラフに追加されます。 接続ノードは計算パラメーターが欠落しているため、太い境界線でハイライト表示され、赤色で表示されます。 指標計算パラメーターを構成する方法については、「指標接続の編集」をご参照ください。
指標接続の編集
指標接続ダイアログ ボックスで、指標ソースがターゲットの指標にどのように寄与するかを定義できます。
2 つの指標間の接続を編集するには、以下の手順を実行します。
注意:
指標接続はグラフ ビューでのみ編集できます。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
指標の構成がグラフ ビュー で開きます。
- 2 つの指標間の接続上にある [接続の編集] ボタン をクリックします。
ダイアログ ボックスが表示されます。
- [寄与] セクションで、ソース指標値の寄与タイプを選択します。
- [定数値による加重] - 加重は空間用途タイプに関係なく同じです。
- [加重] セクションの入力フィールドに定数値を入力します。
- [加重] セクションのドロップダウン メニューを使用して、指標ソースの加重を構成します。
- [x] - ソース指標値に加重値が乗算されます。
- [/] - ソース指標値が加重値で除算されます。
- [空間用途タイプ パラメーターによる加重] - 空間用途タイプに新しいパラメーターが追加されます。これにより、各空間用途タイプに対して異なる加重を設定できます。
- [加重] セクションの入力フィールドに名前を入力します。
- [加重] セクションのドロップダウン メニューを使用して、指標ソースの加重を構成します。
- [x] - ソース指標値に加重値が乗算されます。
- [/] - ソース指標値が加重値で除算されます。
- [空間用途タイプ] セクションで空間用途タイプ パラメーターを追加します。 ドロップダウン リストで空間用途タイプを選択し、入力フィールドに値を入力します。 [追加] をクリックして、このパラメーターをリストに追加します。
- [加算] - 指標ソースがターゲットの指標に加算されます。
- [減算] - 指標ソースがターゲットの指標から減算されます。
注意:
[加算] と [減算] は、ソースとターゲットの指標が同じ単位タイプである場合にのみ有効になります。 詳細については、「指標の構成」をご参照ください。
- 必要に応じて、チャート ラベルを構成します。
構成済みの場合は、ソース指標名の代わりにチャート ラベルがダッシュボードに表示されます。
- [OK] をクリックします。
[接続の編集] ダイアログ ボックスが閉じます。 グラフ ビューで指標接続を編集した場合、その接続ノードが太い境界線で表示されます。
指標接続の削除
指標接続を削除するには、次の手順に従います。
注意:
指標接続はグラフ ビューでのみ削除できます。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標] を選択します。
指標の構成がグラフ ビュー で開きます。
- 2 つの指標間の接続上にある [接続の編集] ボタン をクリックします。
ダイアログ ボックスが表示されます。
- 削除ボタン をクリックして削除を確定します。
注意:
指標は別の指標に接続されている必要があります。 接続を削除したことで指標が接続されていない状態になった場合、指標グラフで赤色でハイライト表示されます。
既存の指標値
既存の指標値は、計画アクティビティが開始される前の現在の状態を表します。 既存の指標値は、ポイント フィーチャとしてプラン データベースに格納されます。 既存の指標値を持つ区画を開発する場合、値は、新しい開発によって作成された指標値から減算されます。
注意:
- カスタム建物を含む区画を開発し、新しい開発によって作成された指標値から既存の指標値を減算したい場合は、その区画を解体する必要があります。 詳細については、「新しい建物空間の描画」をご参照ください。
- 区画、または区画の一部が解体されると、この解体エリア内のすべての指標値が減算されます。
- 整数に丸めるよう構成されている指標の場合、既存の指標値はデータ ポイントごとに丸められます。 詳細については、上記の「指標の構成」セクションをご参照ください。
- 集約された指標の既存の指標値を、関連するソース指標の既存の指標値から計算することはできません。 集約された指標専用の既存の指標値を追加します。
既存の指標値のインポート
ホスト フィーチャ レイヤーから既存の指標値をインポートするには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
- [ダッシュボード] をクリックし、ドロップダウン リストから [指標値] を選択します。
- [指標値] テーブルにリストされている指標の [既存データ] 列にある [追加] をクリックして、[フィーチャ レイヤーから] ダイアログ ボックスを開きます。
- [レイヤー] ステップで、既存の指標値が含まれているレイヤーを検索します。 レイヤーをクリックし、[次へ] をクリックして続行します。
- 既存の指標値は、ポイント、ポリゴン、およびポリライン フィーチャ レイヤーからインポートすることができます。
- 座標系が一致していない場合、既存の指標値を表すポイント フィーチャが Urban モデルの座標系に変換されます。
- サブレイヤーがないフィーチャ レイヤーからデータをインポートしている場合、Urban で次のステップが自動的にスキップされます。
- 必要に応じて、[サブレイヤー] ステップで、サブレイヤーを選択します。 [次へ] をクリックして続行します。
- [フィールド] ステップで、[ソース内のフィールド] ドロップダウン メニューを使用して、既存の指標値を含むソース フィールドを構成します。
- 必要に応じて、[ソースの単位] ドロップダウン メニューを使用して、既存データ ソースの単位を構成します。
- ポイント フィーチャを含まないホスト フィーチャ レイヤーから値をインポートしている場合は、既存の値を持つライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャをポイント フィーチャに変換する方法を選択します。
- [重心] - ポイントを入力ジオメトリの重心としてインポートします。 重心がジオメトリの外部にある場合は、代わりにジオメトリ内部の妥当なポイントが使用されます。
- [等間隔のポイント] - グリッドに沿った正距図法でソース値を分布します。 値が 0 の場合は、ポイントが作成されません。
- [フィールド] ステップで、[次へ] をクリックします。
ダイアログ ボックスに、データ ソースで整合チェックされたフィーチャの数と、Urban データベースにインポートされたフィーチャの数が表示されます。 次のいずれかの条件が該当する場合、数は異なることがあります。
- ライン フィーチャを含むホスト フィーチャ レイヤーから既存の指標値をインポートした場合。
- ポリゴン フィーチャを含むホスト フィーチャ レイヤーから既存の指標値をインポートした場合。
- [インポート] ステップで、[OK] をクリックして、インポートの成功を確認してダイアログ ボックスを閉じます。
- [レイヤー] ステップで、既存の指標値が含まれているレイヤーを検索します。 レイヤーをクリックし、[次へ] をクリックして続行します。
既存の指標値の手動での追加
既存の指標値を手動で追加するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- ヘッダーにあるシナリオ スイッチャーを使用して、[既存] シナリオに切り替えます。
- ヘッダーの [ダッシュボード] ボタン をクリックします。
- ダッシュボードに指標があることを確認します。
ダッシュボードが空の場合、「ダッシュボードの編集」の手順を実行して、ダッシュボードに指標を追加します。
- ダッシュボードで指標をクリックします。
選択した指標に既存の指標値がある場合は、ビューに青色のピンが表示されます。 各ピンは、既存の指標値を表します。
- ビューの右側のワークフロー ツールバーの [ジオメトリの編集] をクリックし、ヘッダーの [ジオメトリの編集] ツールで、[ジオメトリの追加] をクリックします。
- 既存の指標値のピンを配置するマップをクリックします。
- [OK] をクリックします。
- 追加したピンをクリックして選択します。
- サイド パネルの [選択した既存値] セクションで、そのピンの既存の指標値を入力します。
注意:
指標で丸めが有効になっている場合は、既存の指標値も丸められます。 - サイド パネルの右上隅の [閉じる] ボタン をクリックします。
再びダッシュボードが表示されます。 ダッシュボードに戻らずに、既存の指標値の追加を続けることもできます。
既存の指標値の手動での編集
既存の指標値を手動で編集するには、次の手順を実行します。
- プラン エディターを開きます。
- ヘッダーにあるシナリオ スイッチャーを使用して、[既存] シナリオに切り替えます。
- ヘッダーの [ダッシュボード] ボタン をクリックします。
- ダッシュボードに指標があることを確認します。
ダッシュボードが空の場合、「ダッシュボードの編集」の手順を実行して、ダッシュボードに指標を追加します。
- ダッシュボードで、既存の指標値を持つ指標をクリックします。
選択した指標に既存の指標値がある場合は、ビューに青色のピンが表示されます。 各ピンは、既存の指標値を表します。
- 青色のピンをクリックして選択します。
- サイド パネルの [選択した既存値] セクションで、選択したピンの既存の指標値を編集します。
注意:
指標で丸めが有効になっている場合は、既存の指標値も丸められます。 - サイド パネルの右上隅の [閉じる] ボタン をクリックします。
再びダッシュボードが表示されます。 ダッシュボードに戻らずに、既存の指標値の編集を続けることもできます。
ダッシュボード
ダッシュボードにより、構成した指標を視覚化および調査することができます。 指標に最適なチャート タイプを選択します。
ダッシュボードへのアクセス
ダッシュボードにアクセスするには、次の手順を実行します。ダッシュボードでは、プランのシナリオの指標を視覚化し、分析できます。
- プラン エディターを開きます。
- ヘッダーにあるシナリオ スイッチャーから、シナリオを選択します。
- ヘッダーの右上隅にある [ダッシュボード] ボタン をクリックします。
ダッシュボードが空の場合は、ダッシュボードへの指標の追加方法とダッシュボードの構成方法について、「ダッシュボードの編集」をご参照ください。
- 次のオプションから選択します。
- 区画を選択しない - ダッシュボードには、分析範囲内にある区画の指標値が表示されます。 区画が (部分的に) 分析範囲外にある場合、その指標値はダッシュボードに表示される値から除外され、サイド パネルのヘッダーに警告ラベルが表示されます。 警告ラベルにカーソルを合わせると、これらの区画がハイライト表示されます。
- 区画のサブセットを選択 - ダッシュボードには、選択したすべての区画の指標値が表示されます。
- 指標をクリックして、より詳細な情報を表示します。
サイド パネルには 2 つのセクションがあります。
- 指標名が付いた上側のセクションには、指標チャート、説明、指標の計算方法が表示されます。
- 下側の [調査] セクションでは、指標とその値をより詳細に調査することができます。 このセクションはシナリオでのみ表示され、[既存] には表示されません。
- サイド パネルの [調査] セクションを使用して、指標とその値を調査します。
- [空間用途] を選択すると、選択した指標に寄与している空間用途タイプ、および各タイプの寄与度に関するヒストグラムが表示されます。
注意:
マップは、選択した指標に寄与している空間にのみ、対応する空間用途タイプの色を付けます。
- [指標値] > [区画] の順に選択すると、選択した指標に対する、開発される各区画の寄与度を確認できます。
注意:
マップは、選択した指標に対する各区画の空間の寄与度に応じて、区画ごとに空間に色を付けます。 区画の空間の色が濃いほど、寄与度も高くなります。
- [指標値] > [区画] の順に選択すると、選択した指標に対する各空間用途タイプの面積単位の相対的な寄与度が表示されます。
注意:
マップは、選択した指標に対する各タイプの面積単位の寄与度に応じて、空間用途タイプごとに空間に色を付けます。 色が濃い空間ほど、面積単位の寄与度が高くなります。
- [空間用途] を選択すると、選択した指標に寄与している空間用途タイプ、および各タイプの寄与度に関するヒストグラムが表示されます。
- サイド パネルの右上隅の [閉じる] ボタン をクリックします。
標準的なダッシュボード ビューが表示されます。
ダッシュボードの編集
ダッシュボードを編集するには、次の手順に従います。
- プラン エディターを開きます。
- ヘッダーの右上隅にある [ダッシュボード] ボタン をクリックします。
- ダッシュボードのサイド パネルの右上にある [ダッシュボードの編集] ボタン をクリックします。
- ダッシュボードに表示したい指標の横にあるチェックボックスをオンにします。
ダッシュボードに表示したい各指標について、この手順を繰り返します。
- 指標の横の [チャート タイプの選択] ボタン をクリックし、ダッシュボードに表示される場合のその指標のチャート タイプを構成します。
[チャート タイプの選択] サイド パネルが表示されます。
- チャート タイプのリストで、チャート タイプをクリックします。
- [OK] をクリックします。
[チャート タイプの選択] サイド パネルが閉じられます。
- ダッシュボードのサイド パネルの右上にある [ダッシュボードの編集] ボタン をクリックします。
ダッシュボードへの変更内容が保存されます。 標準的なダッシュボード ビューが表示されます。
注意:
ダッシュボード ビューは、プランのすべてのシナリオで同じ表示です。
土地利用ポテンシャル
ポテンシャル指標値は、土地利用プランでのみ計算されます。 ポテンシャルは、区画の面積と、基になる土地利用および目標分布で重み付けした、許可される空間用途タイプの組み合わせに基づいて計算されます。 ポテンシャル正味面積も考慮され、以下のように計算されます。 ポテンシャル正味面積の計算は、空間用途タイプが住居か非住居かによって異なります。
- 住居 - ポテンシャル正味面積 = a * r * f
- 非住居 - ポテンシャル正味面積 = a * n
それぞれの意味は次のとおりです。
- a = 区画面積 * 土地利用タイプの正味面積ファクター * 目標分布で重み付けした、許可される空間用途タイプ * 土地利用タイプの正味面積ファクター
- r = 土地利用タイプの最大住戸単位
- f = 空間用途タイプの住戸あたりの延床面積
- n = 土地利用タイプの最大建蔽率
注意:
土地利用ポテンシャル計算で使用されるポテンシャル正味面積は、指標値の計算に使用されている正味面積とは異なります。 指標値を計算する際、計算に使用される正味面積は、実際の空間の空間用途タイプから取得されます。
土地利用ポテンシャル値を計算するには、ポテンシャル正味面積を指標パラメーターで除算または乗算します。 パラメーターは定数または空間用途タイプ依存です。 指標パラメーターを構成するオプションの詳細については、「指標接続の編集」をご参照ください。
USA デフォルト テンプレートに基づく新しい Urban モデルを設定する際に使用できるいくつかの指標について土地利用のポテンシャル値を計算する方法を、次の表で具体的に示します。 詳細については、「ArcGIS Urban のセットアップ」をご参照ください。
空間用途タイプ | 人口 | 世帯数 | 就業者 |
---|---|---|---|
住居 | (a * r * f) / p | (a * r * f) / h | - (非住居のみ) |
非住居 | (a * n) / p | (a * n) / h | (a * n) / j |
それぞれの意味は次のとおりです。
- p = 個人あたりの正味面積
- h = 世帯あたりの正味面積
- j = 就業者あたりの正味面積
- a、r、f、n = 上記参照
注意:
- 土地利用プランのダッシュボードに、土地利用ポテンシャルが表示されます。 指標をクリックして、今後の開発の指標値を調査します。
- 指標に丸め方が定義されている場合、土地利用のポテンシャル値も丸められます。 詳細については、上記の「指標の構成」セクションをご参照ください。
スプレッドシートへのデータのエクスポート
各シナリオの指標値および空間用途タイプ、ゾーニング タイプ (ゾーニング プランのみ)、土地利用タイプ (土地利用プランのみ) についてのさまざまな数値を、スプレッドシートにエクスポートすることができます。 すべてのシナリオの数値、あるいはシナリオで選択された区画のサブセットの数値をエクスポートできます。
スプレッドシートにデータをエクスポートするには、次の手順に従います。
- プラン エディターを開きます。
- ヘッダーの右上隅にある [ダッシュボード] ボタン をクリックします。
- すべてのシナリオの数値をエクスポートするか、選択された区画のサブセットの数値をエクスポートします。
- すべてのシナリオの数値をエクスポートする場合は、ビューで区画を選択しないでください。
- 選択した区画の数値をエクスポートする場合は、ビューで該当区画を選択します。
- ヘッダーの右上隅にある [ダウンロード] ボタン をクリックします。
スプレッドシートがダウンロードされます。
- 区画を選択しなかった場合、スプレッドシートには、すべてのシナリオの指標の数値と、空間用途タイプ、ゾーニング タイプ、土地利用タイプの統計が含まれています。
- 区画を選択した場合、スプレッドシートには、選択した区画の指標の数値と空間用途タイプの統計が含まれています。