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アクション

アクションは、タスクを実行する Microsoft Power Automate フローで使用できる手順とコマンドです。 ArcGIS Connectors for Power Automate アクションは、API 呼び出しを使用してフローと ArcGIS アカウントのサービスや権限をつなげます。 アクションによっては、アクセスするサービスに ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターのいずれかが必要です。

ジオコーディングや GeoEnrichment などのアクションでは、クレジットが消費されます。 クレジットを使用する機能の詳細については、ArcGIS Online のトピック「クレジットの概要」をご参照ください。

アクションの詳細については、Microsoftクラウド フローへのアクションの追加に関する記事をご参照ください。

フィーチャ レイヤーから変更、更新、または削除を取得するアクション

このアクションにより、フィーチャ レイヤーに対する変更を取得できます。 このアクションをトリガーと組み合わせて使用し、レコードまたは添付ファイルが変更されたときに情報を自動的に取得できます。 指定されたジオメトリー内に取得を制限することもできます。 このアクションを使用するには、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターまたは ArcGIS Enterprise コネクターのいずれかを使用できます。

ジオコード サービス

ジオコーディングとは、住所や場所名などの位置データを、座標や完全な住所などの空間データに変換するプロセスを指します。 バッチ ジオコーディングおよびリバース ジオコーディングはこのカテゴリーに入ります。

住所の候補を検索アクション

注意:

住所の候補を検索アクションは、ArcGIS Enterprise コネクターと ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターから非推奨になりました。 可能性がある住所の候補のリストを取得するには、代わりにこれらのコネクターで住所の候補を検索アクションを使用します。 ArcGIS PaaS コネクターでは、引き続きこのアクションを使用できます。

ArcGIS World Geocoder (住所検索とも呼ばれる) を使用し、位置に最も一致する住所の候補を特定できます。 このサービスは、住所、座標位置、一致スコアなど、場所に関する情報を提供します。 入力した住所について提供される情報量が多ければ多いほど、結果の精度が高くなります。 このアクションの結果として、可能な住所の候補の最適な一致が生成されます。 住所の候補には、位置のジオメトリーなどの有益な情報が含まれており、フロー内の他のアクションでも使用できます。

住所の候補を検索アクション

ArcGIS World Geocoder または別のカスタム ジオコーダーを使用して住所の候補のリストを特定するには、このアクションを使用します。 このサービスは、住所、座標位置、一致スコアなど、場所に関する情報を提供します。 入力した住所について提供される情報量が多ければ多いほど、結果の精度が高くなります。 このアクションは単一行の入力もサポートしているため、完全な住所を含むフィーチャ レイヤー フィールドから動的コンテンツを使用できます。 このアクションの結果、可能な住所の候補のリストと、対応する位置情報が生成されます。 たとえば、住所の 1 行目に「380 New York Street」と入力します。 結果として、その住所と一致スコアの可能性がある候補をすべて検索できます。 検索した候補を選択して、その情報をフローの他のアクションで使用できます。 このアクションを使用する場合、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターのいずれかを使用できます。 詳細については、住所の候補を検索操作に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

住所のジオコーディング アクション

複数の (バッチ) 住所、場所名、ビジネスを検索し、新規または既存のデータセットに追加するには、このアクションを使用します。 このアクションを使用する場合、ArcGIS World Geocoder または別のカスタム ジオコーダーを使用できます。 たとえば、住所の Microsoft SharePoint リストを入力して、座標のリストを取得できます。 その後、このデータを使用して、ArcGIS for SharePoint でマップを作成できます。 ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターのいずれかを使用できます。 詳細については、住所のジオコーディング操作に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

リバース ジオコード アクション

特定の XY 位置に関連するすべての住所フィールドについての情報を返すには、このアクションを使用します。 このアクションを使用する場合、ArcGIS World Geocoder または別のカスタム ジオコーダーを使用できます。 たとえば、CN Tower, 301 Front Street West, Toronto, Ontario, M5V, CAN を返すには、「-79.3871, 43.6436」を入力します。 ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターのいずれかを使用できます。 詳細については、リバース ジオコード操作に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

GeoEnrichment アクション

ArcGIS GeoEnrichment Service では、人、場所、およびビジネスに関する現地の情報を使用してコンテキスト情報をデータに追加できます。 特定のエリア内、あるいはある場所から所定の距離または運転時間内における人々、場所、ビジネスに関するコンテキストを追加できます。 たとえば、ペンシルベニア州ピッツバーグのポイントについての詳細を取得するリクエストを送信できます。 アクションにより、そのポイントと周辺の分析範囲についてのデータ属性 (変数) が返されます。 データは Esri インフォグラフィックスおよび人口統計カタログから収集できます。 詳細については、ArcGIS GeoEnrichment Service に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。 このサービスを使用する場合、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターを使用して、データに人口統計情報を付加できます。

レコードの作成、更新、削除アクション

レコードは、単一の地理フィーチャについて、データベース内にある関連する属性値のセットです。 たとえば、住所データベースでは、ストリート、市、国、郵便番号が 1 つの住所レコードを構成します。 レコードの作成、更新、削除のアクションを実行するには、ArcGIS Online (ArcGIS) または ArcGIS Enterprise コネクターを使用する必要があります。 これらのアクションでフローを作成する場合、ArcGIS アカウントに格納されたレイヤーでフィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

フィーチャ レイヤーのレコードの作成フィーチャ レイヤーのレコードの更新フィーチャ レイヤーのレコードの削除フィーチャ レイヤーへのレコードの追加 (バッチ)フィーチャ レイヤーのレコードの更新 (バッチ)

このアクションにより、新しいレコードがフィーチャ レイヤーに追加されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードが更新されます。

このアクションにより、ID を使用して、フィーチャ レイヤーから 1 つ以上のレコードが削除されます。

このアクションにより、一度に複数の新しいレコードがフィーチャ レイヤーに追加されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの複数の既存レコードが更新されます。

添付ファイルのアクション

フィーチャ レイヤーまたはテーブル レイヤーでは、関連する写真やその他のファイルを添付ファイルとして挿入し、属性テーブルから表示することができます。 添付ファイルの追加、削除、取得のアクションを実行するには、ArcGIS Online (ArcGIS) または ArcGIS Enterprise コネクターを使用する必要があります。 これらのアクションでフローを作成する場合、フィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

添付ファイルの追加添付ファイルの削除添付ファイルの取得URL から添付ファイルを取得添付ファイルのクエリー添付ファイルの更新

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードに追加されます。

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードから削除されます。

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードから取得されます。

このアクションにより、添付ファイルが入力した URL から取得されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードが更新されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードの添付ファイルが更新されます。

フィーチャ レイヤーの作成アクション

フィーチャ レイヤーは、建物、区画、都市、道路、地震の震源地など、類似した地理フィーチャをグループ化したものです。 Microsoft SharePoint リストなど、既存のソースからのデータを使用して ArcGIS にフィーチャ レイヤーを作成します。

フィーチャ レイヤーの作成アクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターまたは ArcGIS Enterprise コネクターを使用できます。 これらのアクションでフローを作成する場合、ArcGIS アカウントに格納されたフィーチャ レイヤーでフィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

フィーチャ レイヤーからコード値ドメインを取得アクション

コード値ドメインは、ジオデータベースで属性の許容値のセットを定義する属性ドメインの一種です。 コード値ドメインはコードとその相当値で構成されます。 たとえば、道路フィーチャクラスでは、番号 1、2、3 が道路サーフェスの 3 タイプ、砂利、アスファルト、コンクリートに対応します。 コードはジオデータベースに格納され、対応する値は属性テーブルに表示されます。 フィーチャ レイヤーの属性列のコード値ドメインをエクスポートし、読み取り可能な形式に変換することができます。 このアクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターまたは ArcGIS Enterprise コネクターを使用できます。 詳細については、ドメインのクエリー (フィーチャ サービス) 操作に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

アイテム情報の入手アクション

このアクションを使用し、タイトル、説明、ビュー数、更新日などのアイテム情報をアイテムから取得できます。 詳細については、アイテム情報操作に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

このアクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターまたは ArcGIS Enterprise コネクターを使用できます。

ポイント間のルート解析アクション

ポイント間のルート解析アクションを使用し、ポイント間のルートを作成できます。これは Network Analyst によってサポートされています。 ルート内のポイントは、指定した順位で、または全体の移動時間や移動距離が最小になる順序でマッピングできます。 ルートとは、指定したストップを訪れるための、道路に沿った最短パスを表します。 ポイント間のルート解析アクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクター、ArcGIS Enterprise コネクター、または ArcGIS PaaS コネクターを使用できます。 詳細については、ルート検索サービスに関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

データとジオメトリー

ArcGIS Connectors for Power Automate を使用して ArcGIS Living Atlas などのサービスから情報にアクセスし、それをワークフローで使用できます。

フィーチャ レイヤーからデータを取得アクション

このアクションでは、ArcGIS のフィーチャ レイヤーに接続し、そのデータと属性をクエリーして、以降のアクションで使用します。 出力データを使用して、既存のフィーチャ レイヤーの更新、新しいフィーチャ レイヤーの作成、またはその他の ArcGIS for Microsoft 製品でのマップの作成を行うことができます。 また、このアクションの詳細パラメーターを使用して、近接検索を実行したり要約統計量を出力したりすることもできます。 このアクションを使用するには、コネクターをどれでも使えます。 詳細については、フィーチャ レイヤーのデータのクエリーおよび統計情報の計算に関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

ポイント ジオメトリーの作成アクション

このアクションを使用すると、他のアクションの経度 (X) と緯度 (Y) の値を使用して、フロー内にポイントベースのジオメトリーを作成できます。 X 値と Y 値は、静的または動的な値としてアクションに渡すことができます。 ジオメトリー出力が生成され、フロー内の他のアクションで使用できるようになります。 ドロップダウン メニューを使用すると、特定の空間参照に出力することもできます。 このアクションを使用するには、提供されている ArcGIS コネクターをどれでも使えます。

データ パイプラインの実行アクション

このアクションを使用すると、ArcGIS Data Pipelines を使用してデータ パイプラインを実行し、生成されたステータスと結果ページへのリンクを取得できます。 このアクションを使用するには、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターを使用する必要があります。

ジオメトリー演算の実行アクション

このアクションを使用すると、さまざまなジオメトリー サービスの演算を実行できます。 このアクションでは、ポリゴンの面積および周長を計算したり、バッファー ポリゴンを返したりすることができます。 このアクションは、入力ジオメトリーに指定した距離にあるポリゴンの配列を返すこともできます。 このアクションは、3 つすべてのコネクターで使用できます。 詳細については、ジオメトリー サービスに関する Esri Developer ドキュメントをご参照ください。

日時形式の変換のアクション

フロー内の時間値を変換します。 値は Unix Epoch (秒またはミリ秒)、または文字列として入力でき、Unix Epoch (秒またはミリ秒)、または文字列の出力として使用できます。 このアクションを使用するには、提供されている ArcGIS コネクターをどれでも使えます。

画像からの EXIF タグの抽出アクション

このアクションを使用すると、EXIF メタデータを含むデジタル カメラで撮影した画像から、EXIF メタデータを抽出することができます。 抽出可能なデータの詳細については、Exiv2 Web サイトの Standard Exif Tags (標準 Exif タグ) をご参照ください。 このアクションを使用するには、提供されている ArcGIS コネクターをどれでも使えます。

ArcGIS Survey123 アクション

注意:

ArcGIS Survey123 の緑コネクターに属しているすべてのアクションが ArcGIS Enterprise コネクターと ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターの一部となりました。 詳細については、Esri Communityの「ArcGIS Connectors for Power AutomateSurvey123 トリガーとアクション」ブログ記事をご参照ください。

ArcGIS Survey123 は、フォームを使用してデータを収集できるソリューションです。 次のアクションを使用すると、Power Automate から所有している調査とレポートにアクセスできます。

調査の取得アクション

このアクションにより、ユーザー アカウントが所有しているすべての調査が取得されます。 このアクションには入力がありません。 ArcGIS Enterprise コネクターまたは ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターを使用できます。

レポートの作成アクション

ArcGIS コンテンツから、調査、フィーチャ レイヤー、レポート テンプレートを選択したら、Power Automate を使用してレポート テンプレートに入力できます。 ArcGIS Enterprise コネクターまたは ArcGIS Online (ArcGIS) コネクターを使用できます。