ArcGIS Data Pipelines を使用すると、ArcGIS とのデータ統合を実現できます。 Data Pipelines を使用すると、データの格納場所に接続して、その場所からデータを読み取り、データ準備操作を実行し、ArcGIS で使用できるフィーチャ レイヤーにデータを書き出すことができます。 Data Pipelines インターフェイスを使用して、データ準備ワークフローを構築、実行、再現できます。 ワークフローを自動化するために、データ パイプラインが一定の間隔で実行されるようにスケジュール設定することができます。
Data Pipelines では、ベクター データ (ポイント、ライン、ポリゴンなど) およびテーブル データ (テーブルとして表されるデータなど) を操作できます。 Amazon S3、Google BigQuery、Snowflake、フィーチャ レイヤーなど、さまざまなデータ ソースに接続できます。 接続後は、ツールを使用して、ワークフローで使用するデータセットをブレンド、構築、統合することができます。
Data Pipelines ツールは、クリーン、構築、統合、フォーマットなどの機能を備えたツールセットとして構成されています。 たとえば、次のワークフローが Data Pipelines ツールでサポートされています。
- フィールド名またはタイプを更新することで、データセット スキーマを操作します。
- フィールドのサブセットを選択して、目的の情報を抽出します。
- 属性値またはジオメトリ値を基準にフィルタリングして、データをクリーニングします。
- 結合または統合機能を使用してデータセットを結合します。
- ArcGIS Arcade 関数を使用してフィールドを計算します。
- 空間解析または時間解析に使用するジオメトリ フィールドまたは時間フィールドを作成します。
データ パイプラインを構築してツールを構成している間に、結果をプレビューすることができます。 最終結果を書き込む準備として、データを調査して完成させることができます。 データ パイプラインが完成したら、パイプラインを実行して、コンテンツで使用できる ArcGIS フィーチャ レイヤーを作成または更新できます。 出力フィーチャ レイヤーのジオメトリと時間のプロパティを構成しておくと、時空間解析、ダッシュボード、Web マップなど、別のワークフローで使用できるようになります。