入室者とスペースの管理

ArcGIS Indoors Spaces エクステンションで利用できます。

プランを作成して開くと、Space Planner[プラン] タブに未割り当ての人数とユニットの数、およびプラン内のワークスペース エリアに関する追加情報が表示されます。 スペース管理の担当者は、次のアクションを実行できます。

  • 入室者とスペースを割り当てまたは再割り当てします。
  • 現在割り当てられている入室者とスペースの割り当てを削除します。
  • 共用デスク、オフィス ホテリング、会議室を含む、アクティビティベースのワークスペース エリアを作成します。
注意:

プランに変更を加えるには、デフォルトのデータ編集者ロール以上が割り当てられる必要があります。 カスタム ロールを使用している場合、プランを開いて編集するには、フィーチャの編集権限を有効にする必要があります。

ArcGIS Online でのユーザー タイプ、ロール、権限の詳細をご参照ください。

入室者の割り当て

Space Planner の次の場所から入室者を割り当てることができます。

  • [プラン] タブ
  • [ユニット] リスト ([ユニット] ボタン 単位 をクリックして開きます)
  • [割り当て] リスト ([割り当て] ボタン 割り当て をクリックして開きます)
  • ユニットと入室者の情報カード
  • マップ

プランの割り当て

[プラン] タブの [未割り当て] セクションには、スペースにもワークスペース エリアにも割り当てられていない人の数と、誰も割り当てられていないか、ワークスペース エリアに割り当てられていないユニットの数が表示されます。

未割り当ての人

[未割り当て] パネルで人の数をクリックすると、ユニット、ワークスペース エリア、自宅オフィスに割り当てられていない入室者のリストが開きます。 未割り当ての人を次の方法で割り当てることができます。

  • このリストの入室者名をマップ上のスペースにドラッグします。 ターゲット スペースがマップ上でハイライト表示されたら、入室者名を離してその人をそのスペースに割り当てます。 ターゲット ユニットがワークスペース エリアの一部である場合、入室者はワークスペース エリアに割り当てられます。
    ヒント:

    ユニットの情報カードからマップ上の別のユニットに入室者の名前をドラッグし、その入室者をスペースに割り当てることもできます。

  • [人 (未割り当て)] リスト内の入室者にポインターを合わせ、[ユニット] 単位 または [ワークスペース エリア] ワークスペース エリア ボタンをクリックします。 入室者が自宅オフィスで勤務している場合、[自宅オフィス] ボタン ホーム オフィス をクリックします。
    ヒント:

    ダイアログ ボックスを使用し、特定のアサインメントの位置を検索できます。

  • 必要に応じてリストをフィルタリングし、[割り当て先] ドロップダウン メニューを使用してリスト内の入室者全員をユニット、ワークスペース エリア、または自宅オフィスに割り当てます。
    ヒント:

    Occupants レイヤーに SITE_ID フィールド値が設定されている場合、未割り当ての入室者のリストをサイトによってフィルターできます。 Sites レイヤーもマップ内に存在する必要があります。

プレースホルダー入室者の作成

人事 (HR) システムで情報が更新される前に、新規採用者やジョブの必要条件向けにプレースホルダーを作成できます。 これは、職場を事前に計画し、オフィスに割り当て、スペースの用途を計画する上で役立ちます。

プレースホルダー入室者を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [人] をクリックし、[人 (未割り当て)] リストをアクティブにします。
  2. アクティブにしたリストの最上部にある [追加] をクリックします。

    [プレースホルダー入室者の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [KNOWNAS] テキスト ボックスに、入室者のフル ネームかエイリアスを入力します。
  4. 必要に応じ、[その他のフィールド] をクリックし、入室者に対して提供できるその他の属性を表示します。
  5. [追加] をクリックします。

    [人 (未割り当て)] リストに新しいプレースホルダー入室者が表示されます。

注意:

プレースホルダー入室者を削除するには、[人 (未割り当て)] リストで入室者にポインターを合わせ、[削除] ボタン 削除 をクリックします。 プレースホルダー入室者が、ユニット、ワークスペース エリア、または自宅オフィスにすでに割り当てられている場合、削除する前に割り当てを解除する必要があります。

未割り当てのユニット

[未割り当て] パネルでユニットの数をクリックすると、誰も割り当てられていないか、ワークスペース エリアに割り当てられていないユニットのリストを開くことができます。 次の方法で、これらのユニットを入室者またはワークスペース エリアに割り当てることができます。

  • リスト内のユニットにポインターを合わせて、[人] 個人[共用デスク] 共用デスク[オフィス ホテリング] オフィス ホテリング、または [会議室] 会議室 ボタンをクリックし、ダイアログ ボックスを開いて、ユニットに割り当てる人またはワークスペース エリアを選択します。
    注意:

    [共用デスク][オフィス ホテリング]、および [会議室] の各ボタンを使用できるかどうかは、Space Planner 向けにワークスペース エリアを構成する際に選択したオプションによります。

  • 必要に応じてリストをフィルタリングし、[割り当て先] ドロップダウン メニューを使用して、リスト内のすべてのユニットを選択したワークスペース エリアの共用デスク、オフィス ホテリング、または会議室として割り当てます。
また、リストをフィルタリングして、結果をオフィス ホテリング、共用デスク、または会議室として一括で割り当てることもできます。 または、リスト内のスペースにポインターを合わせて、[人] 個人[共用デスク] 共用デスク[オフィス ホテリング] オフィス ホテリング、または [会議室] 会議室 ボタンをクリックし、人の選択やスペースの割り当てに使用できるダイアログ ボックスを開くことで、各スペースをオフィス ホテリング、共用デスク、または会議室として個別に割り当てることもできます。
ヒント:

特定の人物やアサインメントの位置を検索するには、ダイアログ ボックスの検索テキスト ボックスを使用します。

Units

すべてのユニットのリストを確認するには、[ユニット] ボタン 単位 をクリックします。 ユニットは、次の方法で割り当てることができます。

  • リスト内のユニットにポインターを合わせて、[人] 個人[共用デスク] 共用デスク[オフィス ホテリング] オフィス ホテリング、または [会議室] 会議室 ボタンをクリックし、ダイアログ ボックスを開いて、ユニットに割り当てる人またはスペースを選択します。
    注意:

    [共用デスク][オフィス ホテリング]、および [会議室] の各ボタンを使用できるかどうかは、Space Planner 向けにワークスペース エリアを構成する際に選択したオプションによります。

  • 必要に応じてリストをフィルタリングし、[割り当て先] ドロップダウン メニューを使用して、リスト内のすべてのユニットを選択したワークスペース エリアの共用デスク、オフィス ホテリング、または会議室として割り当てます。

ヒント:

特定の人物やアサインメントの位置を検索するには、ダイアログ ボックスの検索テキスト ボックスを使用します。

割り当て

[割り当て] ボタン 割り当て をクリックして、入室者の割り当てのリストを確認できます。 このリストはフィルタリングしたり、並べ替えたりできます。リスト内の割り当てをクリックすると、マップが対応する割り当てに画面移動します。 割り当ては、割り当てられたスペースごとにリストされます。 人は複数のユニットやワークスペース エリアに割り当てることができるため、1 人の人の割り当てがリストに複数存在することがあります。

次の方法で、[割り当て] リストで入室者を割り当てることができます。

  • このリストの入室者をマップ上のユニットにドラッグします。 ターゲット ユニットがマップ上でハイライト表示されたら、入室者を離してその人をそのスペースに割り当てます。 別の入室者がユニットにすでに割り当てられている場合、表示されるダイアログ ボックスを使用し、その入室者の割り当てを解除できます。 ターゲット ユニットがワークスペース エリアの一部である場合、入室者はワークスペース エリアに割り当てられます。
    注意:

    マップ上で、あるユニットの情報カードから別のユニットまで入室者をドラッグすることで、入室者を再割り当てすることができます。 [割り当て] をクリックして変更内容を確認すると、入室者が前のユニットから割り当て解除され、新しいユニットに割り当てられます。

  • リスト内の入室者にポインターを合わせて、[ユニット] 単位 または [ワークスペース エリア] ワークスペース エリア ボタンをクリックし、ダイアログ ボックスを開いてスペースを選択します。 入室者が自宅オフィスで勤務している場合は、[自宅オフィス] ボタン ホーム オフィス を使用することもできます。
    ヒント:

    ダイアログ ボックスを使用し、特定のアサインメントの位置を検索できます。

  • 必要に応じてリストをフィルタリングし、[割り当て先] ドロップダウン メニューを使用してリスト内の入室者全員をユニット、ワークスペース エリア、または自宅オフィスに割り当てます。
    ヒント:

    Occupants レイヤーで SITE_ID のフィールド値が設定された場合は、サイトによって入室者のリストをフィルタリングできます。

入室者の割り当て解除

Space Planner では、Occupants フィーチャクラスに入室者のリストが含まれています。 [割り当て] リストを使用して、マップ内で入室者をスペースから割り当て解除できます。 入室者の割り当てを解除する一般的なシナリオとして、チームがキャンパス内のある建物から別の建物に移動する場合が考えられます。 そのような場合、チーム全体を現在の建物から割り当て解除してから、新しい建物のスペースに割り当てる必要があります。 以下のセクションでは、入室者を割り当て解除するさまざまな方法について説明します。

割り当てリスト

[割り当て] リストを開くには、[割り当て] ボタン 割り当て をクリックします。 Space Planner[割り当て] リストが開いている場合、Occupants レイヤー内の入室者全員と、その現在のスペース割り当てが表示されます。 [割り当て] リストを使用して、マップ上の入室者 1 人をハイライト表示したり、入室者のグループをフィルタリングしたりできます。 [割り当て] リストをフィルタリングすると、フィルタリングされたリストに載っている入室者全員を割り当て解除できます。

注意:

[割り当て] リストからバッチ処理を実行する前に、入室者を誤って割り当て解除しないように、リストが正しいことを確認してください。

入室者を割り当て済みのスペースから割り当て解除するには、リスト内の割り当てにポインターを合わせ、[割り当て解除] ボタン 割り当て解除 をクリックします。

マップ

マップ上でユニットと入室者を選択し、その情報カードから割り当てを削除できます。

ワークスペース エリアの一部になっていないユニットを選択すると、それに割り当てられている入室者はその情報カードに表示されます。 入室者の横の [割り当て解除] ボタン 割り当て解除 をクリックすると、その入室者がユニットから割り当て解除されます。 そのユニットにその人しか入室者がいなかった場合、そのユニットは [未割り当て] リストに追加されます。

入室者を選択すると、その割り当てが情報カードに表示されます。 [割り当て解除] ボタン 割り当て解除 をクリックすると、その入室者がユニット、ワークスペース エリア、または自宅オフィスから割り当て解除されます。

ユニット リストでのスペースの割り当て解除

[ユニット] リストをアクティブにすると、ユニットをクリックしてマップでハイライト表示できます。 そこから、情報カードでユニットから入室者を割り当て解除できます。 [ユニット] リストをフィルタリングして、複数のユニットをまとめて一度に割り当て解除することもできます。

注意:

[ユニット] リストからバッチ処理を実行する前に、特にリストが大きい場合にユニットを誤って割り当て解除しないように、リストが正しいことを確認してください。

入室済みのユニットから入室者を削除するには、リスト内のユニットにポインターを合わせ、[割り当て解除] ボタン 割り当て解除 をクリックします。

ワークスペース エリアの作成

ワークスペースを作成し、オフィス ホテリング会議室共用デスクを整理できます。 入室者をワークスペース エリアに割り当て、ワークスペース エリア内のオフィス ホテリングや会議室として割り当てられたユニットを、時間、日、週単位で予約できます。

[ワークスペース エリア] ワークスペース エリア を選択すると、ワークスペース エリアの割り当てを確認できます。

注意:

オフィス ホテリング、会議室、共用デスクを使用できるかどうかは、Space Planner 向けにワークスペース エリアを構成する際に選択したオプションによります。

ワークスペース エリアでは、次の構成可能なその他のオプションを利用できます。

  • 予約へのアクセスを構成するには、予約をそのワークスペース エリアに割り当てられているユーザーに制限します。 制限付きとして構成されたワークスペース エリアにオフィス ホテリングまたは会議室が存在する場合、Viewer または Indoors モバイル アプリにサイン インしているポータル ユーザーが予約を作成するためには、Occupants レイヤーにあるレコードの EMAIL フィールド値に一致するメール アドレスを関連付けておく必要があります。

  • ワークスペース エリアに、1 つ以上の予約担当を割り当てることができます。 予約担当は、Reservations レイヤーを使用してワークスペースの予約を構成した Indoor ViewerIndoors モバイル アプリで、他の人に代わってオフィス ホテリング会議室の予約を管理できます。

  • 以下のオフィス ホテリングのスケジュール制限を設定できます。
    • 1 人あたりの予約の最大数 - この数を超えるオフィス ホテリングを一度に予約することはできません。
    • 予約あたりの最大期間 (日) - この日数を超えるオフィス ホテリングを予約することはできません。
    • 事前に予約可能な最大日数 - この日数よりも前にオフィス ホテリングを予約することはできません。
  • 以下の会議室のスケジュール制限を設定できます。
    • 1 人あたりの予約の最大数 - この数を超える会議室を一度に予約することはできません。
    • 予約あたりの最大期間 (時間) - この時間数を超える会議室を予約することはできません。
    • 事前に予約可能な最大日数 - この日数よりも前に会議室を予約することはできません。

    ワークスペース エリアのスケジュール制限を設定するには、Areas テーブルにデータ タイプがテキストの指定フィールドCONFIGが含まれている必要があります。

    注意:

    CONFIG フィールドは、ArcGIS Pro 3.0[Indoors データベースの作成 (Create Indoors Database)] ツールで作成されます。 Indoors データベースが ArcGIS Pro 3.0 以前で作成されている場合、[Indoors データベースのアップグレード (Upgrade Indoors Database)] ツールを使用すると、CONFIG フィールドが、インストールされている ArcGIS Pro のバージョンの最新の Indoors モデルに合ったその他のスキーマ アイテムとともに自動的に Areas テーブルに追加されます。

ワークスペース エリアを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [ワークスペース エリア] ワークスペース エリア をクリックします。

    [ワークスペース エリア] リストが開きます。

  2. [追加] をクリックします。

    [ワークスペース エリアの追加] ダイアログ ボックスは表示されます。

  3. ワークスペース エリアの名前を指定します。
  4. [割り当てられている人のみに予約を制限] チェックボックスをオンにし、制限付きのワークスペース エリアを作成します。

    ワークスペース エリアに割り当てられている入室者のみが Indoor Viewer または Indoors モバイルで予約できるようにするには、このオプションを有効にします。

    注意:

    プランの作成後に必須のスキーマに変更を加えた場合 (たとえば、Areas テーブルに RESTRICTED フィールドを追加した場合)、新しいプランを作成して制限付きのワークスペース エリア オプションを表示する必要があります。

  5. 必要に応じ、オフィス ホテリングまたは会議室を構成するときに Reservations レイヤーを使用した場合は、ワークスペース エリアの予約担当を追加します。

    Areas テーブル、Units レイヤー、および Occupants レイヤーと同じフィーチャ レイヤーの一部として Area Roles テーブルを共有する必要があります。

    注意:

    プランの作成後に必須のスキーマに変更を加えた場合 (たとえば、Areas Roles テーブルを追加した場合)、新しいプランを作成して予約担当オプションを表示する必要があります。

  6. 必要に応じて [次へ] をクリックして、ワークスペース エリアのスケジュール制限を設定します。
  7. [追加] をクリックします。

    新しいワークスペース エリアがリストに表示されます。

  8. 新しいワークスペース エリアをクリックし、入室者またはユニットの割り当てと管理を行います。

ワークスペース エリアの詳細の表示や削除、予約制限の削除、ワークスペース エリアのスケジュール制限の更新を行うこともできます。

割り当ての確認の無効化

未割り当ての入室者を空のユニットまたはワークスペース エリアに割り当てる場合、デフォルトでは、割り当てを確認するダイアログ ボックスが表示されます。 確認ダイアログ ボックスをオフにして、割り当てワークフローを短縮することができます。 確認は、ダイアログ ボックスまたはユーザー設定内で無効にできます。

注意:

確認ダイアログ ボックスを無効化するオプションは、複数の割り当てがある入室者またはユニットでは使用できません。

ダイアログ ボックスでの確認の無効化

入室者を割り当てるときの確認ダイアログ ボックスを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. 未割り当ての入室者を空のユニットまたはワークスペース エリアに割り当てます。
    ヒント:

    割り当ての確認をオフにするには、未割り当ての入室者を [割り当て][人]、または [ユニット] リストから未割り当てのユニットに割り当てます。 未割り当ての入室者を未割り当てのユニットにドラッグするときに、割り当ての確認を無効化することもできます。

    確認ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. ダイアログ ボックスで、確認を表示しないようにするチェックボックスをオンにします。
  3. [割り当て] をクリックします。

    入室者が割り当てられ、確認ダイアログ ボックスは表示されなくなります。

アクティブな Web ブラウザーでは、確認ダイアログ ボックスはオフのままです。 同じプランを別の Web ブラウザーで開いた場合、デフォルトで確認ダイアログ ボックスが有効になります。

ユーザー設定での確認の無効化

アプリ設定で確認ダイアログ ボックスを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. [オプション] ボタン オプション をクリックします。

    オプション パネルが表示されます。

  2. [ユーザー設定] ボタン ユーザー設定 をクリックします。

    [ユーザー設定] パネルが表示されます。

  3. [ダイアログを有効化] 切り替えボタンをオフにします。

    未割り当ての入室者をリストから未割り当てのユニットまたはワークスペース エリアに割り当てるときに、確認ダイアログ ボックスが表示されなくなります。 同じ切り替えボタンを使用して、確認を再度オンにすることができます。

アクティブな Web ブラウザーでは、確認ダイアログ ボックスはオフのままです。 同じプランを別の Web ブラウザーで開いた場合、デフォルトで確認ダイアログ ボックスが有効になります。

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