GeoBIM ウィジェットを使用した ArcGIS Experience Builder アプリの作成

ArcGIS Experience Builder のドキュメント ビューアー、ドキュメント エクスプローラー、リンク エクスプローラーの各ウィジェットを使用すると、Autodesk Docs および ArcGIS を使用して、BIM および GIS プロジェクト関係者向けにワークフローに特定のクリエイティブなエクスペリエンスを構築できます。 これらのウィジェットを使用するには、Autodesk で認証して、Autodesk Construction Cloud (ACC) または BIM 360 プロジェクト データにアクセスする必要があります。

ArcGIS Experience Builder でのこれらのウィジェットの詳細については、以下をご参照ください。

使用例

これらの ArcGIS Experience Builder ウィジェットは、事前構成済みのアプリを操作するときに不可能な使用例を有効化します。

  1. プロジェクト エンジニアは、プロジェクト固有のニーズとワークフローに合わせてカスタマイズされたさまざまなアプリ テンプレートから選択できます。 専用のウィジェットをドキュメント ビューアー、ドキュメント エクスプローラー、リンク エクスプローラーの各ウィジェットの組み合わせと統合することにより、エンジニアは果てしなく広がる開発向けにプロジェクトの計画と管理を強化できます。
  2. 建築家は、カスタムおよび対話型のアプリを作成して、ArcGIS ProBIM クラウド コネクション ツールを使用してアップロードされた最新の公開済み設計を解析できます。 これらのアプリおよび自動ツールは、GIS 環境での作業に慣れていないチームのトレーニングを減らし、迅速な導入と価値の認識を促進します。
  3. 運営マネージャーは、カスタム アプリを他のサードパーティーのデータにリンクさせて、オフィス内のチームとサイトでのプロジェクト固有タスクの完了を担当するチーム間の共同作業によるデータ共有を容易にするモバイルのワークフローに取り組むことができます。
  4. AEC 開発者は、時間の経過に伴うプロジェクトの複雑さと範囲の増加に従って、カスタム アプリを拡大できます。 プロジェクトのニーズの変化に適応することにより、生産性と効率性の向上により相互に補完されるプロジェクトのワークフローがよりスムーズになります。
  5. プロジェクト エグゼクティブはプロジェクトのブランド プレゼンスを確立して、潜在的な顧客と投資家を引きつけることができます。 企業のブランドを高機能なアプリに組み込むことにより、視覚的なアイデンティティーの範囲を拡張して、競合他社と区別し、専門的な出力を表示できます。

はじめに

ドキュメント ビューアー、ドキュメント エクスプローラー、リンク エクスプローラーの各ウィジェットは、GIS と BIM の統合をカスタマイズ可能なユーザー中心の ArcGIS Experience Builder アプリに拡張します。 これらのウィジェットを使用するには、以下が必要です。

  • Autodesk Docs を含む ACC または BIM 360 プロジェクト
  • Contributor 以上の ArcGIS ユーザー タイプ。 詳細については、「ユーザー タイプ、ロール、権限」をご参照ください。

さらに、次のデータソース タイプのいずれかをマップ ウィジェットにリンクする必要があります。

  • ArcGIS GeoBIM プロジェクトで指定されたリンクを含むフィーチャ レイヤーが含まれている Web マップまたはシーン
  • ArcGIS Pro の BIM クラウド コネクション ツールを使用して追加された BIM コンテンツが含まれている Web マップまたはシーン

3 つのウィジェットはすべて、ArcGIS Experience Builder[マップ中心] タブにあります。

ArcGIS Experience Builder のドキュメント エクスプローラー、ドキュメント ビューアー、リンク エクスプローラーの各ウィジェット

エレメント説明

1

ドキュメント エクスプローラーは、ACC または BIM 360 プロジェクトでサポートされているドキュメントを包括的に表示します。 このウィジェットからドキュメントを選択して、ドキュメント ビューアー ウィジェットに最新の公開バージョンを表示します。

注意:
ドキュメント エクスプローラー ウィジェットは、単一の ArcGIS GeoBIM フィーチャ サービスを含むデータ ソースでのみ機能します。

2

ドキュメント ビューアー ウィジェットは、ArcGIS Experience Builder 環境内で Autodesk APS Viewer を統合します。 エンジニアリング ドキュメントを関連する GIS データとともに表示および操作して、プロジェクト デリバリーに影響する情報に基づく意思決定を下します。

3

リンク エクスプローラー ウィジェットでは、Web マップまたはシーン内の GIS フィーチャに関連付けられている ACC または BIM 360 プロジェクトのリンク ドキュメントの完全なリストを表示できます。 個別のリンクを選択して、ドキュメント ビューアー ウィジェットで視覚化するか、複数のドキュメント ビューアー ウィジェットを追加して複数のソース ドキュメントを解析します。

これらのウィジェットの使用に関するプロジェクト固有のシナリオの詳細については、「チュートリアル: GeoBIM ウィジェットの使用」をご参照ください。


このトピックの内容
  1. 使用例
  2. はじめに