Microsoft SharePoint ユーザーは、SharePoint ドキュメントに位置に基づくタグを付けることができます。これにより、マップ上でデータ レイヤーのフィーチャをクリックして、それらのドキュメントを見つけることができます。
SharePoint サイト内のドキュメント リストから 1 つ (または複数) のドキュメントをマップ上のある位置にドラッグすると、ArcGIS for SharePoint は、ドキュメントに自動的にジオタグを生成し、保存します。
ジオタグが付けられたドキュメントは、マップ上でその位置をクリックするか、特定のキーワードを検索することで見つけることができます。
たとえば、ある地域周辺で、独自の安全ドキュメントを有する複数のサイトを監督しているマネージャーは、ジオタグ参照レイヤーをマップに追加し、ドキュメントを参照レイヤー上の正しい位置までドラッグして、ドキュメントを自動的にジオタグを付けることができます。
Microsoft SharePoint または ArcGIS のコンテンツからレイヤーをマップに追加したら、マップの各レイヤーにジオタグ属性を設定できます。 その後、SharePoint コンテンツにジオタグを付けると、マップ上の関連するフィーチャをクリックすることですばやく見つけられるようになります。
注意:
ArcGIS アカウントにサイン インした後にのみ、ジオタグ属性を構成できます。 ArcGIS 用語セットの作成の詳細をご参照ください。
ジオタグを付けられるコンテンツ
SharePoint サイト コレクションの次の種類の SharePoint コンテンツにジオタグを付けることができます。
- ドキュメント - 1 つ以上のドキュメントを選択し、参照レイヤーのジオタグ属性を使用してタグを付けます。
- ドキュメント セット - ドキュメント セットにジオタグを付ける場合、生成されたメタデータはドキュメント セットのみに適用されます。セットに含まれる個々のドキュメントには、ジオタグが付けられません。
- ピクチャ ライブラリー - 参照レイヤーのジオタグ属性を使用してタグを付ける 1 つ以上のデジタル写真またはグラフィックスを選択します。 サポートされているファイル形式は、PNG、GIF、JPG、JPEG、および BMP です。 オーディオ ファイルおよびビデオ ファイルは、ピクチャ ライブラリーでサポートされていません。
- ビデオ - ジオタグを付けるビデオを 1 つ以上選択します。 サポートされている形式は、MP4、QT、SWF、GIF です。
- フォルダー - フォルダーにジオタグを付ける場合は、レイヤーのジオタグ属性を使用して、フォルダー内のファイルのみにタグが付けられます。フォルダーにタグを付けることはできません。 選択セットにフォルダーが含まれている場合は、フォルダー内のすべてのアイテムに再帰的にタグが付けられます。 フォルダー内の特定のドキュメントにタグを付けるには、フォルダーを開いてドキュメントを選択します。
ドキュメント ライブラリーかドキュメント セットに追加されたファイルにもジオタグを付けることができます。
ジオタグ属性の設定
マップにデータを追加した後、レイヤーのデータのどの属性をジオタグ付けに使用するかを指定することができます。 編集モードのユーザーが構成済みのレイヤーにドキュメントをドラッグすると、選択した属性を使用してドキュメントにジオタグが生成されます。 これにより、マップ上の特定の位置をクリックすると、その位置に関連するドキュメントを見つけられるようになります。
マップ内のレイヤーごとに 1 つの空間属性を指定できます。 ジオタグ属性を設定するには、次の手順を実行します。
- マップの編集モードを有効にします。
- SharePoint または ArcGIS コンテンツで、マップのジオタグに使用する属性を含むレイヤーを追加します。
- マップ ツールから [ジオタグとジオサーチ]
を選択します。
[ドキュメントへのジオタグ付け] タブを含む [ジオタグとジオサーチ] ウィンドウが開きます。
注意:
ドキュメントにジオタグを付ける前に、1 つ以上のフィーチャ レイヤーがマップに含まれている必要があります。
- [ソース レイヤー] ドロップダウン メニューから、ジオタグ付けに使用するレイヤーを選択します。
レイヤーの属性が表示されます。
- [属性] ドロップダウン メニューから属性を選択し、ジオタグ付けに使用します。
ヒント:
属性の上にマウスポインターを合わせると、そのタグのプレビューが表示されます。 最初の 5 つの個別値が表示されます。
属性を選択すると、ウィンドウの [ドキュメントへのジオタグ付け] セクションが有効になります。
ドキュメントへのジオタグの付与
ドキュメントにジオタグを付けるには、次の手順を実行します。
- マップ ツールから [ジオタグとジオサーチ]
を選択します。
[ジオタグとジオサーチ] ウィンドウが表示されます。
- [ドキュメントへのジオタグ付け] をクリックし、セクションを展開します。
現在の SharePoint サイトのドキュメント ライブラリーのリストが表示されます。
- 必要に応じて、[サイト ピッカー] ボタン
をクリックしてサブサイトまたはハブ サイトを変更し、他のコンテンツを参照します。
- ドキュメント ライブラリー (フォルダー) を選択して、そのコンテンツを表示します。
- アイテムにすでにジオタグが付けられている場合、[ドキュメント ジオタグ] ボタン
をクリックすると、アイテムに関連付けられたドキュメントのタグが表示されます。
ヒント:
ドキュメント タグを削除するには、[ドキュメント ジオタグ] ウィンドウでジオタグを選択し、[選択項目の削除] をクリックして、選択したタグを削除するか、[すべて削除] をクリックしてすべてのタグを削除します。
- [閉じる] ボタン
をクリックし、[ドキュメント ジオタグ] ウィンドウを閉じます。
- アイテムを選択し、マップ上の位置にドラッグしてジオタグを付けます。
アイテムにタグが付けられ、使用するタグに関する情報を含むポップアップが表示されます。
注意:
タグ付けが進行中である間、マップの操作を続けることができます。 アイテムに正常にタグが付けられると、確認メッセージが表示されます。
ArcGIS Pro でのドキュメント リンクの利用
編集モードの SharePoint ページでは、ArcGIS 組織の管理者またはレイヤーの所有者が [ドキュメントの URL の追加] 切り替えボタンをオンにすることができます。 このボタンを使用すると、ページが編集モードのときにドキュメントにジオタグを付けるユーザーはそのドキュメントのリンクを ArcGIS フィーチャ レイヤーに追加できます。 これにより、レイヤーのフィーチャ テーブルに列が作成され、たとえば、Map Viewer で表示したときにフィーチャのポップアップにリンクが表示されます。 これにより、SharePoint を頻繁に使用しないユーザーが、Map Viewer でドキュメント リンクにアクセスすることができます。
注意:
フィーチャ レイヤーで編集を有効にする必要があり、レイヤーは、そのレイヤーへのアクセス権を持たせる組織メンバーまたはグループ メンバーと共有する必要があります。[URL の更新] ボタンをクリックして、ArcGIS のリンクを SharePoint のドキュメントと同期します。 このボタンを使用すると、SharePoint で削除されたドキュメントの ArcGIS フィーチャ テーブルからリンクが自動的に削除されます。
[ドキュメントの URL の追加] 切り替えボタンをオフにすると、フィーチャ テーブル内の既存のリンクは削除されませんが、新しくジオタグが付けられたドキュメントはフィーチャ テーブルに格納されません。