要件

ArcGIS QuickCapture を使用するには、デバイスおよび ArcGIS アカウントが以下の要件を満たしている必要があります。 プロジェクトで高精度な位置データの収集が必要な場合は、外部の GNSS 受信機を使用する必要があります。 これらの要件の詳細については、「受信機の選択」をご参照ください。

モバイル アプリに関するデバイス要件

QuickCapture は以下のオペレーティング システムでサポートされています。

注意:
特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、バージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでも一般利用の目的にサポートされている必要があります。

オペレーティング システムOS のバージョン

Windows

最新の更新内容またはテスト済みサービス パックは、2024 年 9 月の更新です。

  • Windows 11 Pro および Enterprise (64 ビット)
  • Windows 10 Pro および Enterprise (64 ビット)
  • Windows Server 2022 Standard、Datacenter (64 ビット)
  • Windows Server 2019 Standard、Datacenter (64 ビット)
  • Windows Server 2016 Standard、Datacenter (64 ビット)

Android

7.0 Nougat 以降 (ARMv7 32 ビットおよび ARMv8 64 ビット)

iOS

13 以降 (64 ビット)

注意:

一部の iOS デバイスでオペレーティング システムのバージョンを更新した後、フィールド アプリが動作しなくなる場合があります。 詳細については、「互換性に関する問題」をご参照ください。

iOS では、A12 チップ以降を搭載したデバイスをおすすめします。 Apple のデバイス機能の要件を参照し、デバイスに [iphone-ipad-minimum-performance-a12] が含まれていることを確認してください。

QuickCapture デザイナーでサポートされているブラウザー

以下のブラウザーがサポートされています。 サポートされているバージョンの番号とその他の考慮事項については、ArcGIS Online の「サポートされているブラウザー」をご参照ください。

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Safari

ArcGIS アカウントの要件

QuickCapture は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.8.1 以降で使用できます。

ArcGIS 組織のユーザー タイプとロールによって、アクセスできる QuickCapture の機能が異なります。 詳細については、次の表をご参照ください。 (ユーザー タイプの詳細については、「ArcGIS Online のユーザー タイプ、ロール、権限」または「ArcGIS Enterprise のユーザー タイプ、ロール、権限」をご参照ください。)

ユーザー タイプQuickCapture モバイル アプリQuickCapture Web デザイナー

CreatorProfessionalProfessional Plus1

Yes

Yes

Mobile Worker

Yes

No

Contributor2

Yes3

No

Viewer

No

No

1 - ArcGIS Enterprise 11.3 以前では、対応するユーザー タイプは GIS Professional (Basic、Standard、Advanced) です。

2 - ArcGIS Enterprise 11.3 以前では、対応するユーザー タイプは Editor です。

3 - 管理者が該当するアドオン ライセンスを割り当てる必要があります ([アドオン ライセンスの管理] > [アプリのバンドル] > [フィールド アプリ])。 アドオン ライセンスの構成の詳細については、「ArcGIS Online でのライセンスの管理」または「ArcGIS Enterprise でのライセンスの管理」をご参照ください。

デフォルトでは、ArcGIS Server はクロス ドメイン リクエストを許可しているため、JavaScript クライアントが任意のドメインからサーバーのサービスを起動することができます。 ただし、ArcGIS Server が特定のドメインだけを信頼するように構成されている場合、https://www.arcgis.com/apps/quickcapture/ ドメインが信頼されていることを確認する必要があります。 ドメインが信頼されていない場合、QuickCapture Web サイトはデータを取得できず、エラーが発生します。 詳細については、「ポータルへのクロス ドメイン リクエストの制限」をご参照ください。

認証

ArcGIS Online で作業中は、モバイル アプリと Web デザイナーの両方が、ビルトイン、SAML多要素の認証方法をサポートします。

ArcGIS Enterprise で作業中は、モバイル アプリと Web デザイナーの両方が、ビルトイン、SAML、IWA、PKI、LDAP の認証方法をサポートします。 認証の詳細については、「ポータルのセキュリティ保護について」をご参照ください。

SAML PKI を使用するように構成されたポータルにサイン インするには、QuickCapture モバイル アプリで、デフォルトのサイン イン ページではなく、デバイス上で実行されている外部のブラウザーをサイン インに使用する必要があります。 これを有効にするため、モバイル ユーザーは、サイン インの前に ArcGIS Enterprise URL を入力する際、[サイン インに外部のブラウザーを使用] オプションを選択できます。

または、手動で externalBrowserSignIn URL パラメーターを共有プロジェクト リンクに追加できます。または、QuickCapture デザイナーの管理設定で [外部のブラウザーを使用] を選択して、組織で作成されたすべての共有プロジェクト リンクと QR コードにこのパラメーターを適用することもできます。

注意:

ユーザーが認証情報を選択して証明書パスワードを入力する必要がある PKI ポータルでは、外部の Web ブラウザーは使用できません。

arcgis-quickcapture:// リダイレクト URI を手動で QuickCapture モバイル アプリ アイテムに追加しないと、QuickCapture モバイル アプリでは外部ブラウザーを使って ArcGIS Enterprise 10.9 以前のバージョンにサイン インすることができません。 リダイレクト URI を追加するには、次の手順を実行します。

  • Portal for ArcGIS の管理アプリケーションを開き、管理者権限のあるメンバーとしてサイン インします。 この管理ページの URL の形式は https://webadaptorhost.domain.com/arcgis/portaladmin です。
  • [Home] > [Security] > [OAuth] > [Update App Info] の順に移動します。
  • {"appId":"QuickCapture","redirectURIs":["urn:ietf:wg:oauth:2.0:oob", "arcgis-quickcapture://"]}」と入力し、[Update App] をクリックします。

サポートされている言語

モバイル アプリと Web デザイナーでは、次の言語がサポートされています。 言語を変更すると、アプリ テキストは翻訳され、日付、時刻、数値はその言語で使用される形式で表示されます。

言語言語コード

アラビア語

ar

ボスニア語

bs

ブルガリア語

bg

カタロニア語

ca

中国語 - 簡体字

zh-cn

中国語 - 繁体字 (香港)

zh-hk

中国語 - 繁体字 (台湾)

zh-tw

クロアチア語

hr

チェコ語

cs

デンマーク語

da

オランダ語

nl

英語

en

エストニア語

et

フィンランド語

fi

フランス語

fr

ドイツ語

de

ギリシャ語

el

ヘブライ語

he

ハンガリー語

hu

インドネシア語

id

イタリア語

it

日本語

ja

韓国語

ko

ラトビア語

lv

リトアニア語

lt

ノルウェー語

nb

ポーランド語

pl

ポルトガル語 (ブラジル)

pt-br

ポルトガル語 (ポルトガル)

pt-pt

ルーマニア語

ro

ロシア語

ru

セルビア語

sr

スロバキア語

sk

スロベニア語

sl

スペイン語

es

スウェーデン語

sv

タイ語

th

トルコ語

tr

ウクライナ語

uk

ベトナム語

vi

モバイル アプリの場合は、使用される言語がデバイスの言語設定によって決まります。 (iOS では、デバイスの地域も言語と一致するよう設定されている必要があります。)

Web デザイナーの場合、デフォルト言語は、ArcGIS 組織サイトのユーザー言語設定によって決まります。 ユーザーが ArcGIS 組織にサイン インしていない場合、Web ブラウザーの設定が Web デザイナーで使用されます。