データ タイプ、形式、カテゴリの操作

注意:

このワークフローを使用するには、次のアカウント タイプとライセンス タイプが必要です。

ArcGIS for Microsoft 365 のデータ タイプ、形式、カテゴリを使用し、結果に一致する位置データを改善します。

ジオコーディングの詳細については、「データとジオコーディング」をご参照ください。

次のセクションでは、ArcGIS for Microsoft 365 のデータを設定する方法と、について説明します。

位置フィールドの分類

ArcGIS for Power BI がデータを正確にジオコーディングできるように、各位置フィールドのデータ カテゴリを指定します。

位置フィールドを分類するには、次の手順を実行します。

  1. Power BI Desktop レポート エディターを使用し、変更する列かフィールドを選択します。
  2. リボンの [モデリング] タブをクリックします。
  3. [列ツール] タブで [データ カテゴリ] ドロップダウン メニューから適切なカテゴリを選択します。

    たとえば、[州] を選択すると、米国の州を分類できます。 世界の国については、[国] を選択します。 郵便番号には [郵便番号] を選択します。 結合した位置列を作成した場合、[住所] を選択します。

    列ツール タブのデータ カテゴリ

  4. 位置データを含む列の場合、[集計] オプションを [集計しない] に設定します。

テキスト値の使用

該当する場合は、位置として使用されるデータセット列 (郵便番号など) を、数値ではなくテキスト値として書式設定します。 ゼロで始まる数値 (郵便番号によく見られる) がデータに含まれている場合、一部のソフトウェア パッケージでは、これらの数字が数値と見なされ、先頭のゼロが除去されるため、元の値が変更されることになります。 これらの列をテキストとして書式設定すると、データの正確性が確保されます。

テキスト データ タイプ

時間形式の使用

ArcGIS for Microsoft 365 は、このセクションに記す日付と時間の形式をサポートしています。 ここにリストされていない形式を使用する場合、ArcGIS for Microsoft 365 は同じような形式があるかどうかを照合します。たとえば、30Dec1997 は 30 Dec 1997 として表示されます。 同じような形式が用いられていない場合、ArcGIS for Microsoft 365 はデフォルト値の MM/DD/YYYY HH:MM: AM/PM (12/30/1997 6:00 PM) を使用します。

ArcGIS for Microsoft 365 は、次の日付/時間形式をサポートしています。

日付/時間形式

MM/DD/YYYY

12/30/1997

Month DD, YYYY

December 30, 1997

Day Month (short) YYYY

Tuesday, December 30, 1997

MM/DD/YYYY HH:MM AM/PM

12/30/1997 6:00 PM

MM/DD/YYYY HH:MM (24hr)

1997/12/30 18:00

MM/DD/YYYY HH:MM:SS AM/PM

12/30/1997 5:50:50 PM

MM/DD/YYYY HH:MM:SS (24hr)

12/30/1997 17:59:59

Month YYYY

December 1997

YYYY

1997

HH:MM:SS AM/PM

5:59:59

HH:MM:SS (24hr)

17:59:59

HH:MM AM/PM

5:59 PM

HH:MM (24hr)

17:59

最適な結果を得るには、データをマップに追加する前に、Power BI のモデリング ツールを使用して、日付と時間の形式を設定します。

サポートされる位置の数

マップを作成する際、大量のデータをマップに追加することがあります。 大量の位置をプロットして表示すると、見る人を混乱させ、結果のマップからデータを明確に把握できなくなる可能性があります。 また、解釈が難しいマップを作成したり、多数のデータ行をジオコーディングしたりすると、パフォーマンスが低下することがあります。

ハードウェアおよびブラウザーの制限のため、郵便番号、国、ブロック グループなどのポリゴンをレンダリングする際のパフォーマンスは異なります。 問題を軽減するため、ArcGIS for Power BI は、サポートする位置の最大数を制限しています。

次の表に、ArcGIS アカウントのユーザー ロールおよびタイプ別に利用できる位置データ値の最大値の比較を示します。

位置Standard ユーザーArcGIS アカウント保有者

[位置情報] フィールド ウェル内の住所情報

  • マップあたり 3,500 件の位置
  • 1 か月あたり 10,000 件の位置
  • マップあたり 10,000 件の位置
  • 月間の制限なし

対応するフィールド ウェル内の [緯度] および [経度] の値

  • 30,000
  • 30,000

[位置情報] フィールド ウェル内の標準の行政区画

  • マップあたり 15,000 件のポリゴン
  • マップあたり 15,000 件のポリゴン

[位置情報] フィールド ウェル内の EsriJSON

  • 30,000
  • 30,000

ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーションは、最大で 1,024 のデータ列を含めることができます。

住所フィールドと位置情報フィールドの詳細については、「データの準備」をご参照ください。