プロンプトを設定する対話機能の構成

レポート利用者がマップ上の地点または領域をクリックしたり、フィーチャのポップアップ ウィンドウ上で [プロンプトの設定] ボタンをクリックしたりしたときに、プロンプトを設定する対話機能を設定することができます。この動作は、IBM Cognos データから作成されたレイヤー、フィーチャ サービス レイヤー、およびクラスタリングされたポイント レイヤーに対して構成することができます。ダイナミック マップ サービス レイヤーの場合、この動作はマップ上の選択およびクリック操作に対してのみ構成できます。

Esri Maps for IBM Cognos を使用してマップで対話機能を構成するには、最初に Report Studio でレポートを正しく構成する必要があります。Report Studio のレポート構成の詳細については、 「IBM Cognos Report Studio ユーザー ガイド」をご参照ください。

Esri Maps for IBM Cognos で構成できる対話機能の詳細については、「対話機能について」をご参照ください。

1. Report Studio で、新しいレポートを作成します。
2. レポート内で Esri Maps を [挿入可能オブジェクト] ウィンドウの [ツールボックス] タブからプロンプト ページまたはレポート ページにドラッグします。
3. マップ プロンプト用に予約され、他のレポート アイテムには使用されない新しいクエリを作成および入力します。
4. パラメーターを使用して、マップ プロンプトでフィルタリングする任意のレポート アイテムに対する詳細フィルターを作成します。たとえば、次のような式定義を作成します。

   [Sales (query)].[Retailer site].[Retailer Province-State]in?state?

   注意:

   詳細フィルターがマップ プロンプトの構成に使用されるクエリには適用されないことを確認します。

5. レポート内で複数の Esri マップが使用されている場合、Esri Maps Designer の構成で適切なマップを識別できるように、各マップの名前を記録しておきます。
6. Report Studio でレポートを保存します。
7. Esri Maps Designer を開き、作成したレポートを参照します。対応するマップの横にある [構成] をクリックして、マップを開きます。
8. 表示されたマップ構成ウィンドウで、データをマップに追加します。「IBM Cognos データのマップへの追加」をご参照ください。
9. データの追加が完了したら、[マップ コンテンツの表示] ボタンをクリックして、[コンテンツ] ウィンドウを表示します。
10. [コンテンツ] ウィンドウで、マップ プロンプト パラメーターの入力に使用されるレイヤーの右の矢印をクリックします。選択したレイヤーは、フィルタリングされるデータ アイテム内のデータと一致するデータを含むフィールドを持つ必要があります。たとえば、詳細フィルターの式定義に小売業者が所在する州が使用された場合、マップ レイヤーは群名または州名をリストするフィールドを持つ必要があります。
11. [IBM Cognos の対話機能] をクリックします。
12. [プロンプトの設定] を選択して、[新規追加] をクリックします。

    注意:

    レイヤーの対話機能をすでに構成している場合は、新しい動作を追加および構成する前に、[追加] ボタンをクリックする必要があります。

    対話機能を削除するには、[削除] ボタンをクリックします。

13. 必要に応じて、[ラベル] ボックスに動作の新しいラベルを入力します。
14. [実行] ドロップダウン メニューから、操作に使用するアクション タイプ ([選択時]、[ポップアップ時]、または [クリック時]) を選択します。

    注意:

    ダイナミック マップ サービス レイヤーの場合、[選択時] オプションと [クリック時] オプションのみがサポートされています。

15. [レイヤー属性] ドロップダウン メニューから、データのフィルタリングに使用されるマップ レイヤーのフィールドを選択します。
16. [パラメーター] ドロップダウン メニューから、フィルタリングするレポート パラメーターを選択します。
17. レポート利用者がプロンプト ボタンをクリックしなくてもレポートを更新するには、[自動送信] チェックボックスをオンにします。
18. 選択時の対話機能の構成中に、レポート利用者がマップ上で選択を行ったときにその動作が自動で実行されるようにする場合は、[デフォルトで有効] チェックボックスをオンにします。
19. [OK] をクリックします。

    注意:

    後で動作の構成を変更するには、レイヤー設定ウィンドウで [IBM Cognos の対話機能] をクリックして、[プロンプトの設定] の横にある [構成] ボタンをクリックします。