Esri Maps for IBM Cognos の以前のバージョンに関するヘルプです。現在のバージョンについては、http://doc.arcgis.com/ja/maps-for-cognos を参照してください。

対話機能の実行

[対話機能の実行] ツールを使用すると、マップ上の選択操作により、レポート作成者によって構成された特定の対話機能 ([レポート オブジェクトの更新] および [プロンプトの設定]) を実行できます。

さまざまな描画ツールを使用して、マップ上のフィーチャを選択できます。選択エリアを広げる場合は、描画したグラフィックスにバッファーを適用できます。グラフィックスは必要に応じて編集することもできます。

選択を行うと、選択に基づいて構成済みの対話機能が実行されます。たとえば、レポート作成者が小売業者の場所を示すレイヤーに対して、利益と収入に基づいて整理された小売業者のリストを更新する対話機能を構成したとします。マップ上で小売業者の場所のグループを選択すると、リストが行った選択を反映するように自動的に更新されます。

選択されたときに構成済みの対話機能が自動的に実行される方法を変更できます。それぞれの対話機能を手動で実行したり、実行した [レポート オブジェクトの更新] または [プロンプトの設定] の結果を元の状態にリセットすることもできます。

描画ツールの使用

  1. [ツール] メニューから [対話機能の実行] を選択します。

    [対話機能の実行] ウィンドウが開きます。

  2. [描画] ドロップダウン メニューから次のツールのいずれかを選択して、マップを描画します。

    [ポイント] ツール

    [ポイント] - 1 回押して (クリック)、ポイントを作成します。

    [矩形] ツール

    [四角形] - 1 回押して (クリック)、四角形をすばやく作成、もしくはマップ上でドラッグして任意の四角形を描画します。

    [円] ツール

    [円] - 1 回押して (クリック)、マップ上でドラッグして任意の円を描画します。

    [ポリライン] ツール

    [ポリライン] - マップ上を押して複数のポイントを作成し、ラインを描画します。2 回押して (ダブル クリック) ラインの描画を完了します。

    [ポリゴン] ツール

    [ポリゴン] - マップ上を押して 3 つ以上のポイントを作成し、ポリゴンを描画します。2 回押して (ダブルクリック) ポリゴンの描画を完了します。

    [フリーハンド ポリゴン] ツール

    [フリーハンド ポリゴン] - マップ上でドラッグして、フリーハンド図形を描画します。

    [フリーハンド ポリライン] ツール

    [フリーハンド ポリライン] - マップ上でドラッグして、フリーハンド ラインを描画します。

    描画したグラフィックスと交差するフィーチャが選択され、マップ上でハイライトされます。

    選択に基づき、自動的に実行されるように、構成された対話機能が実行されます。

  3. バッファー処理により、描画したグラフィックスの指定した距離内にあるフィーチャを選択できます。バッファー処理を追加するには、次の操作を実行します。
    1. [対話機能の実行] ウィンドウで、[詳細] を押して、その他のオプションを表示します。
    2. [バッファー] チェックボックスをオンにして、バッファー処理を有効にします。チェックボックスをオフにすると、バッファー処理をいつでも無効にできます。

    バッファー処理を有効にすると、バッファーは描画とそれ以降の描画に自動的に適用されます。

  4. 複数のグラフィックスを描画してマップ上のフィーチャを選択する場合は、[描画の追加] チェックボックスをオンにし、描画ツールを使用して選択操作を続行します。このチェックボックスがオフのときに描画を追加すると、それまでに描画したグラフィックスはすべて削除されます。
  5. 描画ツールを使用しているときは、必要に応じて次のいずれかを実行します。

    削除

    [削除] を押して、マップから描画 (バッファーを含む) を削除します。

    選択により実行された [レポート オブジェクトの更新] または [プロンプトの設定] 対話機能の結果は、元の状態に戻ります。

    [移動/編集] ツール

    [移動/編集] を押して、描画を編集したり、マップ上を移動したりします。

  6. 作業が済んだら、[対話機能の実行] ウィンドウを閉じます。

    バッファーを含め、すべての描画が非表示になりますが、実行された対話機能の結果は残ります。

    [対話機能の実行] ウィンドウを再び開くと、描画がマップに再び適用されます。

バッファー設定の変更

  1. コンパクトな [対話機能の実行] ウィンドウを使用している場合、[詳細] を押して、その他のオプションを表示します。
  2. [バッファー] チェックボックスをオンにして、バッファー処理を有効にします。チェックボックスをオフにすると、バッファー処理をいつでも無効にできます。
  3. 必要に応じてデフォルトのバッファー距離と単位を変更し、Enter キーを押します。

    新しいバッファー設定がマップ上の既存の描画に適用され、新しい描画にも適用されます。

描画したグラフィックスの編集

  1. 描画ツールを使用してマップに描画します。
  2. [移動/編集] を押します。

    [移動/編集] ツール

  3. 編集するグラフィックスを押します (クリック)。
  4. 以下のいずれかの方法で描画したグラフィックスを編集します。
    • 描画したグラフィックスを移動するには、グラフィックスの任意の場所を押して (クリック)、新しい場所までドラッグします。
    • 描画したグラフィックスのサイズを変更するには、グラフィックスを囲む四角形のいずれかの頂点をドラッグします。
    • グラフィックスを回転するには、グラフィックスの上部にある回転ハンドルを押して (クリック)、回転モーションにしたがってドラッグします。
    • 描画したグラフィックスの形状を変更するには、次の手順を実行します。
      • 頂点 (グレーの丸印) をドラッグして移動します。
      • 頂点の間にある中間点をマークする白色の円のいずれかをドラッグして、新しい頂点を作成します。中間点のマーカーをドラッグすると、新規に作成される線分の新しい中間点マーカーと一緒に新しい頂点が作成されます。
      • 頂点を押してから [頂点を削除] を押して、頂点を削除します。

        頂点を削除

    • 描画を削除するには、[描画の削除] を押します。

      描画の削除

自動対話機能と手動対話機能の管理

[対話機能の実行] ツールでは、レポート作成者によって構成された選択時の対話機能はすべて [対話機能] の下にリストされます。現在のマップ範囲に表示されないレイヤー上に構成された対話機能は、リストに表示されません。

デフォルトでは、現在のマップ範囲に表示されているレイヤーに構成された対話機能は、マップ上でフィーチャを選択すると自動的に実行されます。[対話機能] の下にある [自動] オプションを使用して、個々の対話機能の自動実行を無効にできます。対話機能の自動実行を無効にすると、有効にするまで、選択時に実行されません。

[対話機能] の下にある [手動] オプションを使用して、個々の対話機能を手動で実行できます。実行した [レポート オブジェクトの更新] または [プロンプトの設定] 動作の結果を元の状態にリセットすることもできます。

  1. 対話機能の自動実行を無効にするには、次の手順を実施します。
    1. [自動] を選択します。
    2. 対話機能の横のチェックボックスをオフにします。

    次回マップ上で選択を行うとき、その対話機能は自動的に実行されません。自動実行を再び有効にするには、チェックボックスをオンにします。

  2. マップ上の選択に基づいて対話機能を手動で実行するには、次の手順を実行します。
    1. [手動] を選択します。
    2. リスト内の対話機能を選択します。
    3. [再生] ボタンを押します。

      再生

    選択に応じて、対話機能が実行されます。

  3. 実行された [レポート オブジェクトの更新] または [プロンプトの設定] 対話機能の結果をリセットするには、リスト内の動作を選択して [リセット] ボタンを押します。

    リセット

    対話機能の結果が元の状態に戻ります。