データ エクスプローラー (ベータ版) テンプレートは、AI 搭載の自然言語 GIS (NLGIS) テクノロジーを採用し、チャット インターフェイスを通じてマップからデータをフィルターします。これにより、メニューや複雑なクエリー構文は不要になります。 データ エクスプローラー (ベータ版) は、閲覧者が事前に選択した Web レイヤーから特定の機能を抽出し、重要なデータを検索して特定し、無関係な情報を排除し、マップやテーブルで空間データを説明および視覚化することを可能にします。 詳細とよくある質問への回答については、「ArcGIS Instant Apps データ エクスプローラー (ベータ版) の概要」をご参照ください。
例
このテンプレートを選択し、以下に示すようなユース ケース向けにアプリを作成します。
- 「2022 年に各近傍で発生した窃盗犯罪件数は?」のような質問をし、属性をクエリーします。
- 「クック郡におけるクマとオオカミの目撃情報をすべて表示してください」などのプロンプトを入力し、空間フィルターを使用します。
- 「2022 年 9 月 27 日以降、2 つ以上のバスルームを備えた 3 ベッドルームの住宅の平均、最高、最低の販売価格は?」などと質問し、記述による統計を取得します。
データ要件
データ エクスプローラー (ベータ版) で自然言語を使用するには、フィールドの説明とフィールド データ タイプなどの詳細なメタデータが必要です。 構成された Web マップ レイヤーをこのテンプレートと大規模言語モデル (LLM) で使用するには、ベクター変換 (形式の再設定) されている必要があります。 このベクター変換はテンプレート構成の一部であり、データまたはフィールドの説明に対する更新の後に必ず構成で実行しなくてはなりません。
アプリの機能
このテンプレートを使用してアプリを作成するために構成できる主な設定と機能を、以下のリストに示します。
- AI 搭載のチャット ウィンドウ - デフォルトでオンになっており、レイヤーやツールのフィルターや操作を可能にする対話形式のインターフェイスを使用できるようになります。
- 自然言語クエリー - 質問を入力すると、メニューを操作したり、見慣れない用語について知識がなくても、GIS に関する洞察を得ることができます。
- 属性フィルター - マップと添付ファイルのフィルター オプションを構成して、ユーザーが利用できるようにします。
- 基本的な記述による統計 - チャット ツールとの会話の一環として、Web マップから統計情報 (平均など) を計算します。
Instant Apps のすべてのテンプレートには、[ホーム] ボタン、ズーム コントロール、凡例、マップまたはデータの検索機能のための設定があります。