空間的平均の検索—ArcGIS Insights

空間的平均の検索は、一連のポイントフィーチャの地理的中心を計算します。出力は単一のポイントフィーチャ (またはデータセット内の各グループのポイントフィーチャ) となり、ポイントの地理的中心またはポイントが集中する中心に配置されます。

例

ある犯罪分析者が、犯罪インシデントの位置をインシデントが発生した時刻に基づき解析しています。日中の犯罪の空間的平均を夜間の犯罪の空間的平均と比較することにより、警察は、より効果的にリソースを割り当て直すことが可能になります。

空間的平均の検索は、ポイントレイヤーを含むマップで実行できます。

次の手順を使用して、空間的平均の検索解析機能を実行します。

[レイヤーの選択] パラメーターを使用すると、空間的平均を計算するデータセットを選択できます。ドロップダウンメニューには、ポイントフィーチャのみが表示されます。

[その他のオプション] を展開すると、[加重]、[グループ化]、および [集計する統計情報の追加] パラメーターが表示されます。これらのパラメーターとそのデフォルト値を次の表に示します。


パラメーター	説明	デフォルト値
加重	各フィーチャの値を示す数値フィールドです。このフィールドを使用すると、相対的な重要度に基づく加重平均を計算できます。たとえば、小売りチェーンの店舗に、総売上高で重み付けできます。	なし空間的平均は、位置のみに基づきます。
グループ化	フィーチャのグループ化に使用される文字列フィールドで、共有値に基づき個別の空間的平均を計算します。個別の空間的平均は、フィールドの各値に対して計算されます。たとえば、国立公園の野生生物の観察を種別にグループ化して、目撃に最適な位置を特定します。	なし空間的平均は、すべてのフィーチャに対して計算さえれます。
集計する統計情報の追加	データセットの要約統計量を計算するために使用される 1 つまたは複数の数値、割合/比率、または文字列フィールド。数値および割合/比率フィールドの場合、合計、最小、最大、平均、および最頻値を計算できます。文字列フィールドの場合、最頻値を計算できます。 [グループ化] フィールドを使用すると、各グループについて個別に要約統計が計算されます。	なしフィーチャ数は、出力フィーチャに含まれます。

空間的平均の検索は、Google BigQuery、Snowflake、および追加設定が必要なデータベースプラットフォームの読み取り専用接続ではサポートされていません。

Google BigQuery は、最頻値の計算をサポートしていません。