Indoor Viewer の前提条件

ArcGIS Indoors Maps エクステンションで利用できます。

Indoor Viewer を配置する前に次の前提条件を満たす必要があります。

  1. ArcGIS Pro のデータを整理する
  2. ポップアップが構成されたマップの作成
  3. キオスクの位置の特定
  4. ArcGIS Pro から Web マップまたはシーンを ArcGIS 組織に共有する
  5. ネットワークまたは最寄り施設の検出サービスを提供する
  6. サービスへのユーザー アクセスを構成する

ArcGIS Pro のデータを整理する

最初の手順として、Viewer で使用するデータを準備します。 Web マップには重要なレイヤーやテーブルを含める必要があります。アプリは、これらのレイヤーやテーブルを使用して、屋内での説得力のあるユーザー操作を提供します。 マップのレイヤーは ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、Viewer で使用できる形で作成する必要があります。

マップとシーンには、Viewer で使用するために次のレイヤーが含まれている必要があります。

  • Facilities (建物)
  • Details
  • Units
  • Levels (フロア)
  • Viewer アプリに含めるフィーチャ (たとえば、バイク ラックや ATM など、ユーザーがマップ上で検索するフィーチャや、ルート検索可能なルート案内のランドマークやイベントとして使用するフィーチャ) が含まれている追加レイヤー

Space Planner からスペース割り当てを表示する場合は、Occupants フィーチャクラスと Areas テーブルが必要です。 IndoorsConfig テーブルはオプションです。

屋内データの準備の詳細

ポップアップが構成されたマップの作成

Viewer は、Web マップまたは Web シーンを共有する前に ArcGIS Pro で構成されたポップアップ、あるいは ArcGIS 組織の Map Viewer で構成されたポップアップをサポートします。

Viewer のマップまたはシーンで個々のアイテムを選択すると、そのアイテムに関する情報が情報パネルに表示されます。 Viewer では、ポップアップを使用して、選択したアイテムの情報パネルに表示されるものを決定します。 ポップアップは、Indoors マップまたはシーンのフィーチャに関する情報をわかりやすく表示します。

ArcGIS ProViewer でマップを準備する方法や、ArcGIS Online でポップアップを構成する方法の詳細をご参照ください。

キオスクの位置の特定

キオスク モードを配置する場合、キオスクの位置を指定することを検討してください。 位置情報をもとに、組織が各キオスクの ArcGIS 組織に一意のマップまたはシーン サービスを必要とするかどうかを決定できます。 また、一貫したユーザー エクスペリエンスを提供するために、位置固有の情報をキオスクに構成することもできます。

ArcGIS Pro から ArcGIS 組織に Web マップまたはシーンを共有する

Viewer アプリを使用するには、ArcGIS Pro から ArcGIS Online2D Web マップ (および必要であれば 3D Web シーン) を共有して Viewer で使えるようにする必要があります。

屋内マップの共有は、他のマップの公開に似ています。 パフォーマンスを最大限に引き出し、有用な方法で情報の表示を制御できます。

注意:

Viewer で使用するマップとシーンが最適に動作し、ターゲット オーディエンスに対して確実にサービスが提供されるよう、マップとシーンを準備することができます。

マップでのレイヤーの使用に関するベスト プラクティス」と「シーンのパフォーマンスに対するベスト プラクティス」をご参照ください。

ネットワークまたは最寄り施設の検出サービスを提供する

ArcGIS Online は、ネットワークの共有または最寄り施設の検出サービスを直接はサポートしていません。 ただし、ArcGIS Indoors 組織外でホストされている Network Analyst サービスを使用することもできます。 これらのオプションには、公開されているネットワークまたは最寄り施設の検出サービスへの直接リンクや、内部ネットワークでホストされている可能性があるネットワーク サービスへの組織間コラボレーションなどがあります。

注意:

ArcGIS Online で Network Analyst サービスを使用するには、Indoors のライセンスが付与されている ArcGIS Enterprise ポータルへのアクセスが必要です。

ルートの共有と最寄り施設 Web レイヤーの詳細

EnterpriseArcGIS Online のコラボレーションに関する詳細

Esri Managed Cloud Services の詳細

サービスへのユーザー アクセスの構成

Viewer へのユーザー アクセスは、アプリのサービスの共有権限によって制御されています。 アプリを使用する必要があるユーザーであれば、アプリが使用するサービスを ArcGIS Online から共有できます。サービスがすべてのユーザーに共有されていない場合、ユーザーは ArcGIS 組織の認証情報を使用してサイン インするよう求められ、サイン インするまでアプリを使用できません。 すべてのサービスがすべての人と共有されている場合、誰でもサイン インせずにアプリを使用できます。 さらに、Viewer では ArcGIS 組織のデフォルトの印刷サービスを使用します。

注意:

ArcGIS Online で ArcGIS 組織向けに Viewer のライセンスを付与する必要があります。

Viewer をすべての人と共有するには、ArcGIS 組織に対して匿名アクセスが有効になっている必要があります。

キオスク モードの追加の構成

キオスク モードのサービスへのアクセスは、ArcGIS 組織で構成されます。 ArcGIS Online からどのようにサービスを共有するかに応じて、すべてのキオスクで単一のサービスを共有するように構成するか、または配置のキオスクごとに個別のサービスを構成できます。 キオスク ユーザーにサイン インを求めないようにするには、キオスク モードが使用するサービスをすべてのユーザーと共有します。 サービスが全員に共有されていない場合、ユーザーは ArcGIS 組織の認証情報でサイン インしてキオスク モードにアクセスする必要があります。

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