イントロダクション

ArcGIS GeoPlanner は、十分な情報、根拠、およびパフォーマンスに基づく設計と計画に対応したアプリです。 専門家が地理情報を活用するための設計フレームワークとサポート技術が用意されているため、自然生態系により近い設計が実現されます。 GeoPlanner は、コラボレーション ツールのセットです。 他のユーザーと同時進行で設計や計画に取り組んだり、Web マップ、フィーチャ レイヤー、データ エクスポートなどのアイテムを共有したりすることができます。

GeoPlanner は、プロジェクトの作成からレポートの生成まで、計画ワークフロー全体に対応しています。 このワークフローは、アプリ内の異なるセグメントで実施されます。ジオデザインの概念 (即時フィードバック、協同意思決定、エリアのパフォーマンスと立地条件の評価など) はワークフロー全体に効果を与えます。 以降のセクションでは、このアプリの操作の概要を示します。

プロジェクト

GeoPlanner で最初に行う作業は、テンプレートからプロジェクトを作成することです。 テンプレートとプロジェクトには、重要業績評価指標の描画、ペイント、計算に使用されるシンボルおよび属性を含む Web マップとシナリオ レイヤーが格納されています。 業界のニーズに合ったカスタム テンプレートを作成できます。 共有プロジェクト領域を定義し、共同作業する他のユーザーを招待できます。

マップ操作

GeoPlanner を使用すると、ArcGIS 組織で共有 GIS データセットを検出してプロジェクトに追加することができます。 用地の適合性や立地条件を評価するには、加重ラスター オーバーレイ、空間解析、データへの情報付加、およびレイヤー分類を使用します。 ダッシュボードで評価を使用すると、自分の設計がエリアにどのように作用するかを簡単に理解できます。

設計

GeoPlanner では、複数の設計シナリオをスケッチすることができます。 スケッチしながら、自分の設計を評価と比較して、適合性や考えられる影響をダッシュボードで視覚化できます。 フィーチャをシナリオにインポートして、既存の条件を確認できます。 シナリオはプロジェクトに参加しているすべてのユーザーと共有されるため、チームのメンバーは全員、すべての設計にアクセスできます。

評価

GeoPlanner には、自分の設計が与える影響を視覚化できる比較ツールと評価ツールが用意されています。 シナリオを並べて比較すると、それぞれの計画案 (とその影響) の相違点を確認できます。 このモードでは、質的差異と量的差異を把握するために、ダッシュボードへのアクセス権が必要となります。

共有

GeoPlanner では、関係者とデータを共有したり、共同作業を行ったりすることができます。 つまり、設計上の意思決定の検証を他のユーザーと一緒に行うことができます。 データ、プロジェクト、ダッシュボード、Web マップなどを共有できます。 GeoPlanner で作成するほとんどすべてのものを ArcGIS 製品で使用することができます。