画像の変化の検出ウィジェット

画像の変化の検出ウィジェットは、2 つの入力イメージ レイヤー間の差を計算し、変化情報を含む新しいイメージ レイヤーを生成します。

変化の検出は、画像およびリモート センシングの基本となるアプリケーションの 1 つです。 これは、通常は 1 つの領域で異なる時間に収集された複数のイメージ レイヤーを比較して、変化の種類、強度、場所を決定するものです。 変化は、人間による活動、突然の自然変動、または長期の気候学的または環境的動向によって発生する可能性があります。

変化の検出からの出力は特異なイメージ レイヤーで、そこでは各ピクセルに変化の種類または強度が含まれています。

このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。

  • 植生の密度と植物の健全性の変化を把握したい。
  • 洪水の前後に撮影されたリモート センシング画像を比較し、水域の水分含有量に関する変化を監視したい。
  • さまざまな海深で記録されたデータを含むイメージ レイヤーを比較し、水温の変化を調査したい。

使用上の注意

画像の変化の検出ウィジェットには、マップ ウィジェットへの接続が必要です。 マップ ウィジェットには、ダイナミック イメージ レイヤーを含む Web マップまたは Web シーンが含まれている必要があります。

注意:

画像の変化の検出ウィジェットは、ダイナミック イメージ レイヤーのみをサポートしています。

アプリにこのウィジェットを含めると、ウィジェットのパネルで次の操作オプションがユーザーに提供されます。

  • [入力画像] で、次のように入力レイヤーを選択できます:
    • ドロップダウン メニューを使用し、マップまたはシーンから [始点イメージ レイヤー] 値と [終点イメージ レイヤー] 値を選択します。
    • ウィジェットの設定で入力イメージ レイヤーを事前に設定できます。 そうすると、現在のレイヤー名のみが実行時に表示され、変更することはできません。
  • [変化の検出設定] で、変化の検出方法を選択し、そのパラメーターを設定できます。 画像の変化の検出ウィジェットは、次の 3 つの変化の検出方法をサポートしています:
    • [スペクトルの変化の方法] - 2 つのマルチバンド イメージ レイヤーのスペクトル角度または距離に基づいて変化を計算します。 各ピクセルのスペクトルをベクトルとして扱います。
      • [スペクトル ユークリッド距離] - 2 つのベクトル間のユークリッド距離を計測します。
      • [スペクトル角度差] - 2 つのベクトル間の角度 (ラジアン単位) を計測します。
    • [画像インデックスの変化の方法] - 2 つのマルチバンド イメージ レイヤーのバンド インデックスを計算してから、ピクセル値の変化を計算します。
      • [植生] - NDVI (正規化差植生指数) をインジケーターとして使用します。 これには、赤バンドと近赤外バンドが必要です。
      • [水] - NDWI (正規化水指数) をインジケーターとして使用します。 これには、緑バンドと近赤外バンドが必要です。
      • [火災跡] - NBR (正規化燃焼率指数) をインジケーターとして使用します。 これには、近赤外バンドと短波赤外バンドが必要です。
      • [建物] - NDBI (正規化建物指数) をインジケーターとして使用します。 これには、近赤外バンドと短波赤外バンドが必要です。
    • [ピクセル値の変化の方法] - 2 つのイメージ レイヤー間で選択したバンドの絶対変化または相対変化を計算します。
      • [絶対差分タイプ] - ピクセル値間の数学的な差を計測します。
      • [相対差分タイプ] - 比較対象の最大ピクセル値のマグニチュードを基準として計算されたピクセル値間の差を計測します。
  • [結果レイヤー] に、結果レイヤーの名前を入力できます。 このオプションは、ウィジェットの設定の [結果レイヤー モード] の下にある [複数レイヤー] を選択した場合に使用できます。
  • [実行] をクリックして解析を実行し、新しい結果レイヤーを作成して、マップに追加できます。
  • 解析を実行後、[レイヤーの表示設定] セクションが表示されます。 このセクションには、次の追加の操作オプションがあります:
    • [結果レイヤー] - 画像インデックスの変化の方法で実行した解析の結果レイヤーがここに表示されます。 ウィジェットの設定の [結果レイヤー モード] の下にある [複数レイヤー] を選択すると、ここに複数の結果レイヤーが表示されます。 結果レイヤーをクリックすると、そのレイヤーがマップに表示されます。
    • [範囲内の差異を表示] - このスライダーを使用すると、変化を強調表示するピクセル値マスクを追加できます。 この設定は、画像インデックスの変化の方法で生成された結果レイヤーに対して表示されます。
    ヒント:

    マップ レイヤー ウィジェットを使用し、実行時に生成されるレイヤーの順序と表示設定を変更できます。

設定

画像の変化の検出ウィジェットには、次の設定が含まれます:

  • [マップ ウィジェットの選択] - マップ ウィジェットを選択します。
  • [事前設定のイメージ レイヤー] - 必要に応じ、デフォルトの入力イメージ レイヤーを設定します。 設定した場合、ユーザーは実行時にこれらのレイヤーを変更できなくなります。 設定しなければ、ユーザーは実行時に入力イメージ レイヤーを選択できます。
    • [始点イメージ レイヤー] - デフォルトの始点イメージ レイヤーを事前に設定します。
    • [終点イメージ レイヤー] - デフォルトの終点イメージ レイヤーを事前に設定します。
    注意:

    画像コレクション エクスプローラー ウィジェットを使用し、ダイナミック イメージ レイヤーに含まれている画像コレクション内の個々の画像をすべて表示でき、画像の変化の検出ウィジェットの始点レイヤーと終点レイヤーとして使用する新しいイメージ レイヤーを作成できます。

  • [結果レイヤー モード] - 次のように、結果レイヤー モードを選択します:
    • [単一レイヤー] - 一度に 1 つの結果レイヤーのみを含めることができます。 解析を再実行すると、既存の結果レイヤーが置換されます。
    • [複数レイヤー] - ユーザーが解析を複数回にわたって実行した場合、複数の結果レイヤーを作成することを許可します。 解析を再実行すると、新しい結果レイヤーがマップに追加されます。
  • [変化の検出方法] - ユーザーが実行時に使用できる画像の変化の検出方法を選択します。 [画像インデックスの構成] ボタン 画像インデックスの構成 をクリックし、実行時に使用できるインデックスを選択します。
    • 始点イメージ レイヤー、終点イメージ レイヤー、またはその両方を事前に設定した場合、[画像インデックスの構成] パネルの各インデックスの横にドロップダウン メニューが表示されます。 事前に設定された各入力レイヤーに対し、対応するバンドを選択する必要があります。

このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. 設定