データ タイプ、形式、カテゴリの操作

注意:

このワークフローを使用するには、次のアカウント タイプとライセンス タイプが必要です。

ArcGIS for Microsoft 365 のデータ タイプ、形式、カテゴリを使用し、結果に一致する位置データを改善します。

ジオコーディングの詳細については、「データとジオコーディング」をご参照ください。

次のセクションでは、ArcGIS for Microsoft 365 のデータを設定する方法と、Microsoft Excel でそのデータを ArcGIS 属性データに変換する方法について説明します。

注意:

一般的に ArcGIS for Excel によってマッピングされるデータ タイプと形式は、Microsoft Excel のデータ タイプと形式を反映しています。

セル値タイプ

通常、セルに書き込むことができるデータ タイプは、数値、テキスト、論理 (true と false)、エラー値です。 セルに入力すると、Excel はタイプを自動的に検出し、割り当てます。

たとえば、「abc」と入力すると、データ タイプはテキストとして認識されます。 「true」と入力すると、データ タイプは論理値として認識され、論理値であることを示すために TRUE と自動的に大文字で表記されます。 「0123」と入力すると、データ タイプは数値として認識され、セルでは 123 に変換されます。

注意:

Excel がデータ タイプを割り当てて値を変換すると、先行ゼロは削除されます。

数値の書式設定

Excel では、数値のデータ タイプは通貨、パーセンテージ、小数などとして書式設定できます。 これにより、データをテキストに変換せずに、数値のまま表記を変更でき、数値のフィルタリングやソート機能を維持できます。

詳細については、関連する Microsoft ドキュメントをご参照ください。

ArcGIS for ExcelExcel の数値形式を ArcGIS Arcade 条件式に変換します。そうすることで数値プロパティが維持され、Excel のマップ レイヤー ポップアップとラベルのデータが正確に書式設定されます。 マップまたはレイヤーが ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise、および ArcGIS 全体で共有される場合も、書式設定は Arcade で維持されます。 ArcGIS for Excel は、Excel のすべての組み込み形式を Arcade に変換でき、Excel のカスタム数値形式のほとんどを認識します。

郵便番号などの位置情報データは、テキスト データ タイプに変換することも、先行ゼロを残すために特別な書式設定を適用した数値データ データとして維持することもできます。

Excel の書式設定の詳細

日時

Excel の日付と時刻は、日付または時刻の書式設定を適用した数値データ タイプとして表示されます。

数値を日付として書式設定する方法の詳細

日付の書式設定の詳細

ただし、Excel はタイプを自動的に検出するため、値を日付として検出せず、テキスト データ タイプに誤って変換することがあります。

テキストとして保存された日付を、日付に変換する方法の詳細

Excel の値タイプを ArcGIS フィールド タイプにマッピングする

Excel データからレイヤーを作成する場合、新しい ArcGIS フィーチャ レイヤーに対応するフィールドを作成するには、各列の値タイプを識別する必要があります。 次のテーブルに、Excel の列タイプと、ArcGIS for Excel の対応する ArcGIS フィールド タイプを示します。

Excel の列の値タイプArcGIS のフィールド タイプ

数値 (日付または時刻として書式設定されていない)

Double

日付または時刻に書式設定された数値

Date

テキスト

String

論理値

String

混合 (たとえば、数値とテキストを同じ列に含む場合など)

String