Drone2Map は、プロジェクト設定時に画像または外部のジオロケーション ファイルから GPS 情報を取得します。 GPS よりも高い精度が求められるプロジェクトもあります。 精度を高めるため、プロジェクトにコントロールを追加できます。 コントロールとは、既知の位置を持つ地球上の表面のポイントを表し、画像を正しい位置にジオリファレンスするために使用されます。 Drone2Map には、ファイルからコントロールをインポートしたり、マップからコントロールを手動で追加したりする機能があります。
注意:
コントロールを操作する場合は、次のガイドラインに従うことが重要です。
- 処理時にコントロール ポイントを考慮に入れるには、少なくとも 3 つのコントロール ポイントを含める必要があります。 5 つ以上のコントロール ポイントを含めることを推奨します。
- 5 ~ 10 個のコントロール ポイントが推奨され、大半のプロジェクトではそれで十分です。 通常は 10 個以上のコントロール ポイントを含める必要はありません。また、10 個以上含めても結果の精度が大幅に向上するわけではありません。
- 複雑な地形を扱うプロジェクトでは、コントロール ポイントの数が増えると、結果の精度が向上します。
- 少なくとも 2 つの画像リンクが必要ですが、5 つ以上のリンクを推奨します。
- コントロールはプロジェクト エリア全体に均等に分散させ、縮尺と方向のエラーを最小限に抑える必要があります。
- コントロール ポイントは限られた数の画像にしか表示されないため、プロジェクト エリアの外縁に配置しないでください。
コントロールの追加
プロジェクト エリアのコントロール ポイントを含むファイルがある場合は、Drone2Map にインポートするか、独自のファイルを手動で作成します。
CSV またはテキスト ファイルからインポート
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールのインポート] をクリックします。
- インポート元を CSV またはテキスト ファイルからインポートを選択します。
- [OK] をクリックします。
- [コントロールのインポート] ウィンドウで [参照] をクリックし、コントロールを含むファイルを参照して選択します。
- ファイルにヘッダーが含まれている場合はチェックボックスをオンにし、区切り文字のタイプを選択します。 コントロール ファイルにヘッダーがない場合は、フィールドをコントロール ファイルの正しい列にマッピングします。
- 必要に応じて [コントロールの座標系] を更新します。
- 必要に応じて、コントロールの [鉛直参照] を更新します。
正しい入力を決定する方法については、「鉛直参照」をご参照ください。
- 必要に応じて GCP の写真をインポートします。
- [OK] をクリックします。
外部ファイルから取得したコントロール ポイントのリストが [コントロール テーブル] に表示されます。
Drone2Map コントロール エクスポートからインポート
注意:
Drone2Map 1.x プロジェクトからエクスポートした GCP は Drone2Map 2.x にインポートできません。- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールのインポート] をクリックします。
- [Drone2Map コントロール エクスポートからインポート] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- コントロール エクスポートの *.zip ファイルを参照し、選択します。
ファイルのコントロール ポイントが右側のウィンドウに表示され、リンクされた画像が左側のウィンドウに表示されます。
- [OK] をクリックしてコントロールをインポートします。
エクスポート ファイルから取得したコントロール ポイントのリストが GCP テーブルに表示されます。
注意:
以前の Drone2Map エクスポートからインポートしたコントロールは、エクスポート時に使用したのと同じ画像でしか使用できません。
フィーチャクラスからインポート
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールのインポート] をクリックします。
- [フィーチャクラスからインポート] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- シェープファイルまたはコントロール ポイント フィーチャクラスを参照し、選択します。
- 必要に応じ、フィーチャ ジオメトリと Z 値を使用するためのチェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて [コントロールの座標系] を更新します。
- 必要に応じて、コントロールの [鉛直参照] を更新します。
正しい入力を決定する方法については、「鉛直参照」をご参照ください。
- 必要に応じて GCP の写真をインポートするか、フィーチャクラスに写真のアタッチメントが含まれる場合はフィーチャ アタッチメントを使用します。
- [OK] をクリックします。
ホスト フィーチャ レイヤーからのインポート
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールのインポート] をクリックします。
- [ホスト フィーチャ レイヤーからのインポート] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- ホスト フィーチャ レイヤーを含むフォルダーを選択します。
- コントロールを含むホスト フィーチャ レイヤーを選択します。
- ホスト フィーチャ レイヤーに複数のレイヤーが含まれる場合、[ポイント フィーチャ] ドロップダウン リストをクリックし、正しいレイヤーを選択します。
- 必要に応じ、フィーチャ ジオメトリと Z 値を使用するためのチェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて [コントロールの座標系] を更新します。
- 必要に応じて、コントロールの [鉛直参照] を更新します。
正しい入力を決定する方法については、「鉛直参照」ページをご参照ください。
- 必要に応じて GCP の写真をインポートするか、ホスト フィーチャ レイヤーに写真のアタッチメントが含まれる場合はフィーチャ アタッチメントを使用します。
- [OK] をクリックします。
マップから追加
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [マップから追加] をクリックします。
- 画像ベースマップ上、またはポータルから追加した別の画像で、容易に識別できるポイントをクリックします。
マップからコントロール ポイントをさらに追加するには、新しいコントロール ポイントのリボンの [コントロールの追加] ボタンをクリックします。
コントロール タイプ
Drone2Map では、コントロールを [地上コントロール ポイント] (GCP) または [チェック ポイント] として設定できます。
地上コントロール ポイント (GCP) は、モデルをジオリファレンスするために使用されます。 プロジェクトに、正確にスケーリング、回転、場所検索するために必要な数以上の GCP が含まれている場合、一部の GCP はプロジェクトの精度を評価するチェックポイントとして使用できます。 GCP はモデルの相対精度と絶対精度を向上させます。
チェックポイント (CP) は、モデルの絶対精度を評価するために使用されます。 チェックポイントの画像リンクは、モデルの 3D 位置に加え、チェック ポイントの配置における潜在的なエラーを推定するために使用されます。 このようにして、チェックポイントのエリアの相対精度が向上します。 チェックポイントの最初の位置と計算された位置との違いが処理レポートに示されます。これにより、領域内のモデルの絶対精度が推定されます。
コントロール タイプを設定するには、2 通りの方法があります。
コントロール ツールを使用する
コントロール ツールを使用してコントロール タイプを設定するには、次の手順を実行します。
- 1 つ以上のコントロール ポイントを選択します。
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロール タイプ] をクリックします。
- [コントロール タイプの更新] ウィンドウのドロップダウン リストから [地上コントロール ポイント] または [チェック ポイント] を選択します。
画像リンク エディターを使用する
[画像リンク エディター] でコントロール タイプを設定するには、次の手順を実行します。
- [ホーム] タブで [画像リンク エディター] ボタン をクリックします。
- ウィンドウ右上隅の [コントロール ポイント] セクションで、矢印を使用してページを移動し、目的のコントロール ポイントを検索します。
- [コントロール ポイント タイプ] ドロップダウン リストをクリックし、コントロール タイプを選択します。
コントロールのエクスポート
[コントロールのエクスポート] ツールを使用すると、コントロールおよび関連するリンク画像を外部ファイルとして保存できます。 これにより、これらを今後のプロジェクトで再利用できるようになります。
- コントロールをエクスポートするには、[選択] ツールを使用し、エクスポートするコントロール ポイントを選択します。
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールのエクスポート] をクリックします。
- *.zip ファイルを保存する場所を選択します。
コントロール ファイルは、*.zip ファイルとして Drone2Map からエクスポートされます。
- [保存] をクリックします。
注意:
以前の Drone2Map エクスポートからインポートしたコントロールは、エクスポート時に使用したのと同じ画像でしか使用できません。
コントロールの削除
プロジェクトからコントロールを削除するには、次の手順を実行します。
- [選択] ツールを使用し、削除するコントロール ポイントを選択します。
- [ホーム] タブで [コントロール] ドロップダウン リストをクリックします。
- [コントロールの削除] をクリックします。
- [はい] をクリックし、選択したコントロールを削除することを確認します。
コントロール マネージャー
コントロール マネージャーは、配置したコントロール ポイントに関する情報を表示し、一般的なコントロール操作へのクイック アクセスを提供します。
[コントロール マネージャー] を開くには、[ホーム] タブの [コントロール マネージャー] ボタン をクリックします。
コントロール操作
コントロール マネージャーでは、次の機能にアクセスできます。
- 画像リンク エディター - コントロール ポイントと画像をリンクする方法については、「画像リンク エディター」をご参照ください。
- マップからコントロールを追加 - ベースマップを使用してコントロール ポイントを追加する方法については、「マップからコントロールを追加」をご参照ください。
- コントロールのインポート - 外部ソースからコントロール ポイントをインポートする方法については、「コントロールのインポート」をご参照ください。
- コントロールの削除 - プロジェクトからコントロール ポイントを削除する方法については、「コントロールの削除」をご参照ください。
- コントロールのフィルタリング - コントロール ポイントをタイプでフィルターできます。 コントロール ポイントをタイプでフィルターするには、コントロール マネージャーの [コントロールのフィルタリング] ドロップダウン リストをクリックし、 該当するすべてのタイプをオンにします。 コントロール ポイント タイプがない場合は、フィルターは無効になります。
- 手動タイ ポイントの追加 - 水上などの場合には、自動タイ ポイントを作成できないことがあります。 これらのエリアをつなぎ合わせるため、Drone2Map では手動タイ ポイントの作成が可能です。 手動タイ ポイントとは、ユーザーが 2 つ以上の画像にマーク付けするコントロール ポイントで、画像リンク エディターのみが使用されます。 モデルの再構築の精度を評価し、向上させるために使われます。
手動タイ ポイントを作成するには、次の手順を実行します。
- コントロール マネージャーで [手動タイ ポイントの追加] ボタン をクリックします。
コントロール マネージャー テーブルに新しい手動タイ ポイントが追加されます。
- [画像リンク エディター] を開きます。
- コントロール マネージャー テーブルまたは [コントロール ポイント] ドロップダウン リストから手動タイ ポイントを選択します。
- 2 つ以上の画像で識別可能な位置をクリックし、手動タイ ポイントをマーク付けします。
コントロール情報
次の表で、コントロール情報の属性について説明します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ラベル | コントロール ポイントの一意の ID を表示します。 |
タイプ | コントロール ポイント タイプが GCP であるかチェック ポイントであるかを表示します。 |
緯度 | GCP の緯度、または Y 座標を表示します。 |
経度 | GCP の経度、または X 座標を表示します。 |
標高 | GCP の標高を表示します。 |
画像リンク | 特定のコントロール ポイントのリンク画像の数を表示します。 コントロール ポイントは 2 つ以上の画像にリンクされている必要があります。 3 ~ 8 つの画像にリンクすることをお勧めします。 |
水平精度 | コントロール ポイントの水平精度 (メートル単位) を表示します。 |
鉛直精度 | コントロール ポイントの垂直精度 (メートル単位) を表示します。 |
画像リンク エディター
コントロールを適用するため、コントロール ポイントと対応する画像の間にリンクが作成されます。 リンクは、手動で作成するか、コンピューターの補助によって作成します。 無人でプロジェクトを処理する場合は、コントロール ポイントと画像を手動でリンクする方法をお勧めします。たとえば夜間の処理など、処理全体を通してユーザーが介入しないケースがこれに該当します。 コントロールの補助付きのリンクを行うには、初期処理を実行する必要があります。これによって、コントロール ポイントと画像をリンクする時間を大幅に短縮できます。
手動リンク
画像コントロール リンクを作成するには、次の手順を実行します。
- [コントロール マネージャー] からコントロールをインポート、マップからコントロールを追加、または手動タイ ポイントを追加します。
- [ホーム] タブまたは [コントロール マネージャー] ウィンドウで [画像リンク エディター] ボタン をクリックします。
画像リンク エディターが開き、選択したコントロール ポイントの情報、コントロール ポイント タイプ、画像のリストが左側に表示されます。 画像のリストは GCP またはチェック ポイントからの距離が近いものから、手動タイ ポイントの収集順に並べられています。
- 画像リストで、コントロール ポイントをリンクする画像を選択します。
選択した画像がプレビュー ウィンドウに表示されます。
- 組み込みのマップ コントロールかマウスを使用し、画像を操作します。 マップに合わせて画像の向きを変えるには、画像の回転ボタンを使用します。 ポインターの十字を、コントロール ポイントに対応する画像に配置してクリックすると、リンクを作成または調整できます。
画像の位置に黄色の X マークが付きます。 リンクをやり直すには、別の位置をクリックします。 リンクを削除するには、[リンクの削除] をクリックします。
- 次のコントロール ポイントに移動するには、[コントロール ポイント] ドロップダウン リストからコントロール ポイントを選択します。 各コントロール ポイントに対してステップ 3 ~ 4 を繰り返します。 画像ごとに少なくとも 2 つのリンクを作成します。 最適な結果を得るには、リンクを追加することをお勧めします。
補助付きリンク
Drone2Map は、初期処理を完了した後に、画像のコントロール ポイントの位置を推定できます。これによって、プロジェクトにコントロールを追加するために必要な時間を大幅に短縮できます。
補助付き画像リンクは、ダイナミック モザイクを使用して作成されます。 初期処理の段階で、Drone2Map はデフォルトでダイナミック モザイクを作成します。 画像リンク エディターの画像に画像リンクが適用されると、ダイナミック モザイクがクエリされ、画像リンク座標を共有するすべての画像が返されます。
注意:
ダイナミック モザイクをマップに追加するには、[オプション] ダイアログ ボックスの [2D プロダクト] タブの [ダイナミック モザイク] で [マップに追加] を選択するか、[カタログ] ウィンドウでプロジェクト ファイル ジオデータベースからダイナミック モザイクに直接アクセスします。
補助付き画像リンクを作成するには、次の手順を実行します。
- 初期処理ステップを実行します。
- コントロールをインポート、マップからコントロールを追加、または手動タイ ポイントを追加します。
- [ホーム] タブまたは [コントロール マネージャー] ウィンドウで [画像リンク エディター] ボタン をクリックします。
画像リンク エディターが開き、選択したコントロール ポイントの情報、コントロール ポイント タイプ、画像のリストが左側に表示されます。
- 画像リストで、コントロール ポイントをリンクする画像を選択します。
選択した画像がプレビュー ウィンドウに表示されます。
- 組み込みのマップ コントロールかマウスを使用し、画像を操作します。 マップに合わせて画像の向きを変えるには、画像の回転ボタンを使用します。 ポインターの十字を、コントロール ポイントに対応する画像に配置してクリックすると、リンクを作成または調整できます。
画像の位置に黄色の X マークが付きます。 リンクをやり直すには、別の位置をクリックします。 リンクを削除するには、[リンクの削除] をクリックします。
現在のコントロール ポイントに対して最初の画像リンクを配置した後、Drone2Map は選択中のコントロール ポイントの残りすべての画像に対して画像リンクの位置を推定し、リンクの推定位置の精度に応じて画像を並べ替えます。 十字アイコン 付きの推定画像リンクは高精度の推定を意味しますが、円アイコン 付きの画像リンクは低精度の推定を表します。 画像リストには、推定リンク位置のある画像だけが表示されます。
注意:
キーポイント画像縮尺を大きくして初期ステップを処理すると、自動画像リンクの精度が高くなります。
注意:
画像リンクを追加する画像の精度が、画像リストにリストされる閾値を下回ることがあります。 これは、特に MTP を使用して、初期処理時に位置合わせされなかった画像をつなぎ合わせる場合に当てはまります。 このような場合は、[すべての画像を表示] チェックボックスをオンにして、推定なしで画像を表示します。
- 画像リストで、補助付き画像リンクアイコンの付いた次の画像を選択します。
- 補助付き画像リンクの位置を確認します。
- ステップ 4 ~ 7 を繰り返し、すべての画像リンクを確認して、必要に応じて調整を行います。
- すべての画像を確認したら、[自動リンク] ボタンをクリックして、手動リンクされていない十字アイコン付きの残りの画像を自動的にリンクします。
- 次のコントロール ポイントに移動するには、[コントロール ポイント] ドロップダウン リストからコントロール ポイントを選択します。 各コントロール ポイントに対してステップ 4 ~ 9 を繰り返します。 画像ごとに少なくとも 2 つのリンクを作成します。 最適な結果を得るには、リンクを追加することをお勧めします。
Drone2Map がコントロール ポイントの位置を推定するには、[初期処理] ステップを実行してダイナミック モザイクを作成する必要があります。 [密度ポイント クラウド]、[2D プロダクト]、[3D プロダクト] を処理する必要はありません。 処理オプションから初期処理ステップのみを選択することで、コントロール ポイントをリンクするためにかかる時間を最小限に抑えられます。
[初期処理] パラメーターで [キーポイント画像の縮尺] を設定する場合、最終プロダクトの縮尺と同じ縮尺を選択することをお勧めします。 最終プロダクトよりも小さい縮尺を選択すると、自動画像リンクの精度が低くなります。それ以降の初期処理で縮尺を変更するには Drone2Map でキーポイントを再計算する必要があるため、プロジェクト全体の処理時間が長くなってしまいます。 初期処理の詳細については、「 処理オプション」をご参照ください。
選択した画像が、画像リンクの推定位置とともにプレビュー ウィンドウに表示されます。 より精度の高い推定は青の十字が付いており 、精度の低い推定にはオレンジの十字が付いています 。
補助付き画像リンクの位置を調整しなくてはならないことがあります。 画像リンクを調整するには、ポインターの十字をコントロール ポイントに対応する画像に配置し、クリックしてリンクを調整します。 青の十字が、画像リンクに適用されたことを表す黄色の X に変わります。
補助付き画像リンクの位置に問題なければ、調整は必要ありません。
プロジェクト エリアに、必要以上の GCP が含まれる場合は、必要に応じて [画像リンク] ウィンドウ上部の [コントロール ポイント タイプ] ドロップダウン リストを使用して一部のコントロール ポイントを [チェック ポイント] として設定します。
コントロール写真
フィールド収集時に GCP の写真を撮影すると、各コントロール ポイントの外観の記録を残しておくことができるので、プロジェクト設定時に正しいコントロールを適切に配置しやすくなります。 Drone2Map では、複数の方法でコントロール写真をコントロール ポイントとともにインポートできます。
手動で写真をインポートする
CSV ファイルまたはテキスト ファイル、ファイル ジオデータベース、またはホスト フィーチャ レイヤーからインポートする際に写真を追加し、コントロールとドローン画像をリンクしながら写真を表示できます。 この方法でコントロール写真を追加するには、次の手順を実行します。
注意:
コントロール写真をインポートする際、コントロール ラベルはコントロール写真のファイル名と一致する必要があります。
- コントロールのインポート方法を選択し、[OK] をクリックした後、[コントロールのインポート] ウィンドウの [コントロール ポイント (オプション)] セクションで [参照] ボタンをクリックします。
- コントロール写真を格納したフォルダーを参照し、[OK] をクリックします。
- [コントロール写真の拡張] は CSV ファイルまたはテキスト ファイル、フィーチャクラス、またはホスト フィーチャ レイヤーのコントロール名に含めるかどうかを指定します。 コントロールのリストに写真の拡張子が含まれない場合は、リストの中から写真に対して適切な拡張子を選択します。
- 上記の適切なセクションから残りのステップを実行し、コントロールをインポートします。
画像リンク エディターでコントロール ポイントが指定されると、画像リンクのウィンドウ ナビゲーション コントロールの下にある写真ボタンをクリックして、コントロール写真のオンとオフを切り替えられるようになります。 クリックすると、コントロール写真が小さいウィンドウに開きます。 青色の矢印をクリックすると、ウィンドウを拡大できます。
アタッチメントとしてインポート
ArcGIS Collector などのツールでは、フィーチャにアタッチメントを追加できます。 ArcGIS Collector を使用してコントロールを捕捉する場合、Drone2Map では、フィーチャクラスやホスト フィーチャ レイヤーからインポートする際に写真のアタッチメントとコントロール フィーチャをインポートできます。 インポート処理の際に、アタッチメントを含むポイント フィーチャクラスやホスト フィーチャ レイヤーを選択すると、[フィーチャ アタッチメントの使用] チェックボックスがデフォルトでオンになります。 このチェックボックスをオンにしておくと、Drone2Map は写真アタッチメントをプロジェクトにインポートします。