分散コラボレーションの使用

コラボレーションを利用した場合、マップ、アプリ、レイヤーといった多くのアイテムを他の組織とシームレスに共有することで、自身の GIS コンテンツの範囲を拡大することができます。 コラボレーションは、参加する組織間の信頼関係を基礎とし、通常は共通の目標とイニシアティブによって促進されます。

パートナー コラボレーションと分散コラボレーションという 2 つのタイプのコラボレーションを、他の組織と確立することができます。 以下の情報は、分散コラボレーションでコンテンツを共有する方法について説明しています。 パートナー コラボレーションでのコンテンツの共有については、「パートナー コラボレーションの使用」をご参照ください。

管理者が分散コラボレーションを作成したら、ユーザーはそのコラボレーション ワークスペースにリンクされているグループとコンテンツを共有できます。 共有したコンテンツは、他のコラボレーション参加者が各自の環境で検索できます。 コラボレーションでは、データの作成元の組織の共有設定に基づいてコンテンツが共有されます。

コンテンツの送信

コラボレーション ホストがコラボレーション ワークスペースのアクセス モードを [送信] または [送受信] として定義している場合は、組織から参加組織にコンテンツを送信できます。 コンテンツを送信するには、コラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループとアイテムを共有します。 コンテンツは、ゲスト管理者が指定した同期設定に基づいて送信されます。

注意:

コンテンツをコラボレーションで共有した場合、参加者は、組織の内外 (参加する他のコラボレーションを含む) でもう一度コンテンツを共有できます。 参加者は共有アイテムを利用して、独自の情報製品を作成することもできます。 ただし、コンテンツが共有された後に、そのコンテンツを作成元でもう一度共有することはできません。

コラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループからアイテムを削除すると、削除の防止が有効化されていない限り、次回の同期時に受信側のグループからそれらのアイテムが削除されます。

コンテンツの受信

コラボレーション ホストがコラボレーション ワークスペースのアクセス モードを [受信] または [送受信] として定義している場合は、参加する組織からコンテンツを受信できます。 コラボレーションに参加している別の組織がコンテンツを共有している場合、組織はコラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループ内のコンテンツにアクセスできます。 コンテンツは、同期スケジュールに従って、グループ内で更新および表示されます。

他の組織から受信したアイテムには、[共同で作業するコンテンツ] バッジが表示されます。 このバッジは、送信側の環境のアイテムには表示されません。

組織内のグループでコンテンツを共有し、コラボレーションのアクセス モードが [受信] に設定されている場合、そのコンテンツは、グループ内に維持されますが、他の組織のコラボレーション参加者と共有されません。