レイヤーまたはテーブルの 1 つのフィールドの値が、同じレイヤーまたはテーブルの別のフィールドに対して有効な値を決定または制限する場合、これらの条件を定義して、編集者が正しい値を確実に使用できるよう支援することができます。
それぞれのフィールドに対してドメインのリストまたは範囲が定義されている必要があります。 値の有限のリストまたは範囲が存在すると、たとえば、特定の値が 1 つのフィールドに設定されている場合、これは特定の値のセットのみが別のフィールドに対して有効であることを意味すると指定できます。 このような規制では、有効なフィールド値の数を減らす追加の制約を適用して、データ整合性を強化できます。
依存しているフィールドを定義したり、他のフィールドの値を決定したりするには、それらのフィールドを含むフィールド グループを作成します。
ホスト フィーチャ レイヤーまたはホスト テーブルでレイヤーまたはテーブルの条件値の組み合わせを定義する方法について概要を次に示します:
- 相互に依存している値を含むフィールドを特定します。
- それらのフィールドにドメインが定義されていることを確認します。
- それらのフィールドを含むフィールド グループを作成します。
- フィールド グループのフィールドに対して条件値の組み合わせを定義します。
注意:
次の点に注意してください。
フィールド グループ
フィールド グループは、相互に条件となる値を含むフィールドを定義するため、条件値を強化するためのフレームワークになります。
フィールド グループには、同じレイヤーまたはテーブルから少なくとも 2 つのフィールドを含める必要があります。 それぞれのフィールド グループに一意のフィールドのセットを含める必要があります。
フィールド グループの作成
フィールド グループを作成するには、次の手順を実行します:
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト レイヤーの所有者、デフォルトの管理者ロールのメンバー、または組織のメンバーが所有するすべてのコンテンツを管理する一連の管理権限を持つカスタム ロールのメンバーである必要があります。
- 影響を受けるホスト フィーチャ レイヤーまたはホスト テーブルのアイテム ページを開きます。
- [データ] タブをクリックして、[条件値] をクリックします。
- ドロップダウン メニューを使用して、相互に依存する値を含むフィールドが含まれるレイヤーまたはテーブルを選択します。
- [フィールド グループの作成] をクリックします。
- フィールド グループに名前を指定します。
フィールド グループ名は一意である必要があります。 これらの名前には、最大 128 文字の英数字、アンダースコア、スペースを指定できますが、英数字で始める必要があります。
作成後に、フィールド グループの名前またはそのグループに含まれるフィールドの名前を変更することはできませんが、[制限する] 設定を変更できます。
- [制限する] 切り替えボタンを使用すると、次のように、フィールドに定義された組み合わせが適用されるか、ガイドラインとなるかを定義できます:
- [制限する] 切り替えボタンをオン - 条件値の組み合わせが適用され、編集者は、定義したルールに従わない値を適用できません。
- [制限する] 切り替えボタンをオフ - この制限刺されない状態では、有効な条件値のリストが編集者に提示されますが、編集者は、フィールドに設定されたドメインでサポートされている別の値を使用できます。
注意:
この制限されない状態は Map Viewer、Scene Viewer、ArcGIS Web Editor などの Web クライアントでは適用されません。 Web クライアントでは、編集者は、条件値の組み合わせに対して定義した値のみを使用できます。
- 相互に依存する値を含む各フィールドの横のチェックボックスをオンにします。
- [作成] をクリックします。
次に、グループ内のフィールドに対して条件値を定義します。
フィールド グループを開きます。
既存のフィールド グループのフィールドと条件値の組み合わせを開くには、次の手順を実行します:
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト レイヤーの所有者、デフォルトの管理者ロールのメンバー、または組織のメンバーが所有するすべてのコンテンツを管理する一連の管理権限を持つカスタム ロールのメンバーである必要があります。
- 影響を受けるホスト フィーチャ レイヤーまたはホスト テーブルのアイテム ページを開きます。
- [データ] タブをクリックして、[条件値] をクリックします。
- ドロップダウン メニューを使用して、フィールド グループを含むレイヤーまたはテーブルを選択します。
- 次のいずれかを実行します。
- [レイヤー] ドロップダウン メニューから、フィールド グループが定義されたレイヤーまたはテーブルを選択し、[フィールド グループ] ドロップダウン メニューからフィールド グループを選択します。
- [フィールド グループの参照] をクリックし、[名前] の下のリストからフィールド グループを選択して [条件値の表示] をクリックします。
フィールド グループの削除
フィールド グループを削除する前に、まず、そのグループに設定されたすべての条件値の組み合わせを削除する必要があります。
注意:
フィールド グループはすぐに削除され、復元することはできません。
フィールド グループを削除するには、次の手順を実行します:
- フィールド グループを開きます。
- フィールド グループに定義されたすべての条件値を削除します。
- [フィールド グループの参照] をクリックします。
- [名前] の下のリストから、条件値の組み合わせが含まれなくなったフィールド グループを選択します。
- [フィールド グループの削除] をクリックします。
条件値の定義
フィールド グループ内に相互に依存する値が含まれる場合は、次の手順を実行して、他の値に対して条件となる値をフィールドごとに定義します。
条件値の組み合わせは、必要な数だけ定義できます。
定義した条件値の組み合わせごとに、フィールド グループ内のすべてのフィールドの値を選択する必要があります。
ドメイン リストを含むフィールドの場合、リストから値の 1 つを選択します。 ドメイン範囲を含むフィールドの場合、既存のドメイン範囲内の最小値と最大値を定義します。 または、条件値の組み合わせでいずれかのフィールドに対して次のいずれかを選択できます:
- [ANY] - このフィールドには、任意の許容値を含めることができます。
- [NULL] - フィールドが NULL 値を許可するように構成されている場合、この値を割り当てると、編集者はこの組み合わせでそのフィールドを NULL のままにしておく必要があります。
ヒント:
ドメインが適用されていないフィールドに使用可能なオプションは、[ANY] と [NULL] のみです。
- フィールド グループを開きます。
ヒント:
初めてフィールド グループを作成すると、そのフィールド グループの [条件値] ビューが直ちに開きます。
- ArcGIS Pro でサブタイプ が定義されているデータからレイヤーが公開された場合は、条件値を定義するサブタイプを選択します。
- グループ内のフィールドの下にある空のセル内をクリックします。
- 値を選択するか、範囲のサブセットを定義します。これらはフィールド グループ内の他のフィールドの許容値に影響を与えます。
- グループ内の他のフィールドの対応するセル内をクリックして、値を選択して範囲を設定します。これらは設定した最初の値または範囲に対応しています。
- 値を受け入れるには、追加した条件値の組み合わせの行内のチェック マークをクリックします。
この値の組み合わせを削除するには、[キャンセル] ボタン
をクリックします。 - 追加した条件値の組み合わせの行内の [保存]
をクリックします。値の組み合わせは、保存する必要があり、そうしないと、フィールド グループに追加されません。 値の組み合わせを個別に保存するか、またはすべての値の組み合わせを定義するまで待ってから [すべての変更を保存] をクリックできます。
追加した組み合わせをどれも保存しない場合は、[リセット] をクリックして削除します。または、保存しない個々の組み合わせの横にある [リセット] ボタン
をクリックします。 - 必要に応じてステップ 2 ~ 7 を繰り返して、追加の条件値の組み合わせを定義します。
条件値の管理
値の変更、今後使用されないようにするための値の組み合わせの廃止、値の組み合わせの削除を実行できます。
値の変更
いずれかの条件値の組み合わせの値を変更できます。
値を変更するには、次の手順を実行します:
- フィールド グループを開きます。
- 変更する値のセル内をクリックして、新しい値を選択するか、新しい範囲を定義します。
フィールド グループが制限されている場合は、値を変更して既存の値の組み合わせを破棄することはできません。
- 変更を保存しないことにした場合は、[リセット] ボタン
をクリックします。 - 追加した条件値の定義の行内の [保存]
をクリックするか、[すべての変更を保存] をクリックします。 - 必要に応じて、ステップ 2 ~ 4 を繰り返します。
条件値の組み合わせの廃止
既存のデータに適用されるが、新しい値には使用できない条件値の組み合わせを廃止するには、次の手順を実行します:
- フィールド グループを開きます。
- 1 つの条件値の組み合わせを廃止するには、廃止する組み合わせの横の [廃止]
をクリックし、廃止した組み合わせの行内の [保存]
をクリックします。 - 複数の条件値の組み合わせを廃止するには、廃止するそれぞれの組み合わせの横のチェックボックスをオンにして、リストの最上部の [選択項目の廃止] をクリックし、リストの下部にある [すべての変更を保存] をクリックします。
廃止された条件値の組み合わせは [条件値] リストに表示されなくなります。
廃止された組み合わせの復元
廃止された条件値の組み合わせを復元するには、次の手順を実行します:
- フィールド グループを開きます。
- [廃止された組み合わせ]
をクリックします。このフィールド グループで廃止されたすべての条件値の組み合わせのリストを表示するようにビューが変更されます。
- 1 つの条件値の組み合わせを復元するには、復元する定義の行内の [復元]
をクリックし、同じ行内の [保存]
をクリックします。 - 複数の条件値の組み合わせを復元するには、復元するそれぞれの組み合わせの横のチェックボックスをオンにして、リストの最上部の [選択したものを復元] をクリックし、リストの下部にある [すべての変更を保存] をクリックします。
- [完了] または [廃止された組み合わせ]
をクリックして、[条件値] ビューに戻ります。
廃止された条件値の組み合わせが、このフィールド グループの条件値のリストに再び表示さ、アクティブになります。
条件値の組み合わせの削除
必要なくなった条件値の組み合わせを削除するには、次の手順を実行します:
注意:
条件値の組み合わせは、保存時にすぐに削除され、復元することはできません。
- フィールド グループを開きます。
- 1 つの条件値の組み合わせを削除するには、値のセットの横の [削除]
をクリックして、[保存]
をクリックします。 - 1 つ以上のフィールド グループですべての条件値の組み合わせを削除するには、次の手順を実行します:
- 条件値の組み合わせを含むホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページの [設定] タブを開きます。
- [フィーチャ レイヤー (ホスト)] セクションまでスクロールします。
- ホスト フィーチャ レイヤー アイテムに複数のレイヤーが含まれている場合、[条件値] セクションの [レイヤー] ドロップダウン メニューから適切なレイヤーを選択します。
- [条件値の削除] をクリックします。
- すべての条件値の組み合わせを削除するフィールド グループの横にあるチェックボックスをオンにして、[削除] をクリックします。
- 1 つのレイヤーまたはテーブルで複数の組み合わせを削除するには、削除するそれぞれの定義の横のチェックボックスをオンにして、リストの最上部の [選択項目の削除] をクリックし、リストの下部にある [すべての変更を保存] をクリックします。
フィールド グループとその条件値の組み合わせをエクスポート
カンマ区切り値 (.csv)ファイル (フィールド グループを定義するファイルと条件値の組み合わせの定義を含むファイル) を含む .zip ファイルをエクスポートするには、次の手順を実行します:
- 条件値の組み合わせを含むホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページの [設定] タブを開きます。
- [フィーチャ レイヤー (ホスト)] セクションまでスクロールします。
- ホスト フィーチャ レイヤー アイテムに複数のレイヤーが含まれている場合、[条件値] セクションの [レイヤー] ドロップダウン メニューから適切なレイヤーを選択します。
- [条件値のエクスポート] をクリックします。
.csv ファイルを含む .zip ファイルが、直ちにローカル ダウンロード フォルダーに書き込まれます。
条件値の組み合わせの使用例
区画のゾーニング情報が格納されているフィーチャ レイヤーでは、区画に定義されたゾーンによって、その区画に存在できる建物のタイプと、建物の許容数が決まります。
次のフィールドを含むフィールド グループが作成されます:
| フィールド | ドメイン タイプ |
|---|---|
zone_code | ゾーニング コードを含むドメインのリスト |
building_type | 建物タイプを含むドメインのリスト。許容値は zone_code フィールドに設定されたコードによって異なります。 |
num_buildings | 範囲ドメインは、許容値の全範囲 (0–12) を定義します。より制限される範囲のサブセットが、zone_code フィールドの値と building_type フィールドの値に応じて適用されます。 |
たとえば、条件値として次のような住宅ゾーニング コード、建物タイプ、および建物値の組み合わせの許容数の範囲を定義できます:
| Zone_code value | Possible values for building_type | Range allowed for num_buildings value |
|---|---|---|
R1 | 戸建て住宅 | 0–1 |
RD2 | 戸建て住宅 | 0–2 |
RD2 | 二重 | 0–1 |
RD6 | 戸建て住宅 | 0–6 |
RD6 | 二重 | 0–3 |
RD6 | 三重 | 0–2 |
これらの組み合わせが定義されると、編集者が、2 戸の住宅を許容する区画 RD2 を指定した場合、その区画に 0、1、2 戸の戸建て住宅、または 0 または 1 戸のデュプレックス住宅が存在できます。