ヒストグラム (イメージ レイヤー)

イメージ レイヤーのヒストグラムでは、特定の値がデータセット内に表示される頻度を計測して、連続数値変数の分布を視覚的に集約します。 ヒストグラムの X 軸は、レイヤーのピクセル値の範囲を表す数値ラインです。 この数値ラインはビンに分割されます。ビンごとにバーが描画され、バーの幅はビンの範囲を表し、バーの高さはその範囲内にあるピクセルの数を表します。 データの分布を理解することは、データ探索プロセスにおける重要な足掛かりになります。

次のヒストグラムは、NAIP 画像の青バンドに含まれるピクセル値の分布を視覚化しています。

チャート内で境界四角形を描画して選択できます。

NAIP 画像の青バンドのピクセル値のヒストグラム

選択したピクセルがハイライト表示されています。 この例では、ヒストグラム内でハイライト表示されたピクセルが、レーニア山の山頂の雪に対応しています。

雪のピクセルがハイライト表示されたイメージ レイヤー

データ

[データ] タブ データ の構成には、ヒストグラムの作成、ビンの数、チャートに表示する統計情報に使用する変数が含まれます。

変数

ヒストグラムでは、X 軸上に 1 つの連続した [数値] 変数が必要です。これは、マルチバンド イメージ レイヤーのシングル バンドなど、その変数のピクセル値の範囲を表します。

解析方法には、データが正規分布していることを必要とするものもあります。 データが偏っている (分布が不均衡) 場合は、データを変換して、正規化できます。 [変換] パラメーターを使用して、チャートに変換を適用できます。 対数変換または平方根変換のいずれかを使用できます。

ヒント:

参考として、[オーバーレイ][正規分布] を選択すると、正規分布オーバーレイをヒストグラムに追加できます。

対数変換

対数変換は、データの分布が正に偏り、大きい値がいくつかある場合によく使用されます。 これらの大きな値がデータセット内にある場合、対数変換を使用して、分散をより一定にし、データを正規化できます。

注意:

対数変換は、0 より大きい数値にのみ適用できます。

平方根変換

平方根変換は、データセットの右の歪度を減らした対数変換に似ています。 対数変換とは異なり、平方根変換は 0 に適用できます。

注意:

平方根変換は、0 以上の数値にのみ適用できます。

ビン

ビンのデフォルト数は 32 で、最大 64 のビンを使用できます。 このデフォルト数は、[データ] タブで [ビン] の値を変更することで調整できます。 クラスを変更すると、データの構造の詳細または概要を確認できます。

[ビンの色] の横にあるカラー パッチを使用し、ヒストグラムのビンの色を変更できます。

オーバーレイ

以下の記述統計が計算され、ヒストグラムの線として表示されます。

  • [正規分布] - データを正規分布と比較するために使用される釣鐘型の曲線
  • [平均] - データセットの平均値を示す 1 本の縦線
  • [中央値] - データセットの中央値を示す 1 本の縦線
  • [標準偏差] - 平均の上下の 1 つの標準偏差の値を示す 2 本の垂直線

オーバーレイをクリックして、オンとオフを切り替えます。 統計の横にあるカラー パッチを使用して、ラインのスタイル、幅、色を変更できます。

[データ ラベルの表示] パラメーターを使用してラベルをオンにできます。 ラベルは、各ビンの値の数を示します。

統計

選択した数値フィールドには、以下の統計情報が一覧表示されます。

  • 平均
  • ミディアム
  • 標準偏差
  • 個数
  • 最小
  • 最大
  • 合計

[軸] タブ 軸 の構成を使用して、X 軸と Y 軸の仕様を変更します。

小数点以下の表示桁数や、桁区切り記号の表示を指定して、X 軸および Y 軸に数値を表示する方法を書式設定できます。

デフォルトの Y 軸範囲は、Y 軸上に表示されるデータ値の範囲に基づいています。 これらの値は、[上限] に値を入力することでカスタマイズできます。 Y 軸の境界を設定すると、チャートの縮尺を一定に保つことができ、値を比較する際に役立ちます。 [リセット] ボタンをクリックすると、軸境界がデフォルト値に戻ります。

ガイド

[ガイド] タブ ガイド の構成を使用して、チャートにガイドの範囲を追加します。

参照または重要な値をハイライト表示する方法として、ガイドのラインまたは範囲を追加できます。 [ガイドの追加] ボタンをクリックすると、ガイドが Y 軸に追加されます。

ガイドのラインを作成するには、ラインが描画される [開始] 値を入力します。 ガイドの範囲を作成するには、[開始] 値と [終了] 値を入力します。 ガイドのラインまたは範囲の外観を変更することもできます。 ラインの場合、スタイル、幅、色を更新できます。 範囲の場合、塗りつぶし色を更新できます。

必要に応じて、[ガイド名] パラメーターを使用してガイドの名前を変更したり、[ガイドのラベル] パラメーター ([中央値] など) を使用してテキストをガイドに追加したりできます。

[表示] パラメーターの [前面] および [背面] ボタンを使用すると、ガイドがチャートの上部または下部のいずれにレンダリングされるかを選択できます。

形式

[書式設定] タブ 形式 の構成を使用して、テキスト エレメントやシンボル エレメントを書式設定することで、チャートの外観を変更します。

チャートの書式設定オプションには次のものがあります。

  • [テキスト エレメント] - チャートのタイトル、X 軸のタイトル、Y 軸のタイトル、凡例のタイトル、説明テキスト、凡例テキスト、軸ラベル、およびデータ ラベルに使用されるフォントのサイズ、色、およびスタイル。 Ctrl キーを押しながらクリックしてエレメントを選択すると、複数のエレメントの形式を一度に変更できます。
  • [シンボル エレメント] - グリッド線および軸線の色、幅、スタイル ([実線][点線][破線]) と、チャートの背景色。

一般

[一般] タブ 一般 の構成を使用して、チャート、軸、および凡例のタイトルを更新します。

チャートおよび軸のデフォルトのタイトルは、変数名およびチャート タイプに基づいています。 タイトルは、[一般] タブで編集したりオフにしたりできます。 [凡例のタイトル] パラメーターにタイトルを入力することもできます。 [凡例の配置] は、[右][左][上]、または [下] に設定することができます。 [説明] パラメーターにチャートの説明を追加することもできます。 説明は、チャート ウィンドウの下部に表示される一連のテキストです。

リソース

詳細については、次のリソースをご参照ください。