トレンド ラスターを使用した予測 (Map Viewer Classic)

トレンド ラスターを使用した予測 トレンド ラスターの生成ツールの出力トレンド ラスターを使用して、予測される多次元ラスターを計算します。

注意:

Map Viewer でこのツールを、ArcGIS Online で最新のマップ作成ツールを、それぞれ使用できるようになりました。 詳細については、「トレンド ラスターを使用した予測 (Map Viewer)」をご参照ください。

このツールが Map Viewer Classic に表示されない場合は、組織の管理者に問い合わせてください。 お使いのアカウントには、Professional または Professional Plus のユーザー タイプと、画像解析の権限が必要です。

ワークフロー図

トレンド ラスターを使用した予測のワークフロー

  • 月間平均海面温度のトレンド情報を含むトレンド ラスターをもとに、2050 年の各月について予測海面温度を含む多次元ラスターを計算します。
  • 日最高気温値と日最低気温値のトレンド情報を含むトレンド ラスターをもとに、2100 年の日最高気温値と日最低気温値を含む多次元ラスターを計算し、これらの値を使用して 2100 年の予測積算温度を計算します。

使用上の注意

このツールには、トレンド ラスターの生成ツールによって生成された入力多次元画像レイヤーが必要です。

[現在のマップ範囲を使用] がオンの場合、現在のマップ範囲に表示されるピクセルだけが解析されます。 オフの場合は、入力イメージ レイヤー全体が解析されます。

次の表に、このツールのパラメーターを示します。

パラメーター説明
解析レイヤーの選択

トレンド ラスターの生成ツールから生成された多次元トレンド ラスター。

予測する変数の選択

解析で予測する変数。 変数を指定しない場合は、すべての変数が使用されます。

予測ディメンション値の提供に使用する方法を選択

予測ディメンション値の提供に使用する方法を指定します。

  • [値で] - 次のステップで指定した 1 つのディメンション値またはディメンション値のリストに対して、予測が計算されます。 これがデフォルトです。 たとえば、2050 年、2100 年、2150 年の年間降水量を予測できます。
  • [間隔で] - 予測は、開始値と終了値で定義したディメンションの間隔に対して計算されます。 たとえば、2050 ~ 2150 年の各年の年間降水量を予測できます。

予測のディメンション値を指定

予測で使用するディメンション値。

時間、深さ、高さの値の形式は、トレンド ラスターの生成に使用したディメンション値の形式と一致する必要があります。 トレンド ラスターが StdTime ディメンションに対して生成された場合、この形式は YYYY-MM-DDTHH:MM:SS (たとえば、2050-01-01T00:00:00) である必要があります。

複数の値はセミコロンで区切って指定します。

このパラメーターは、予測値を提供する方法が [値で] に設定されている場合に必須です。

予測のディメンション間隔を指定

予測で使用するディメンション間隔の開始日と終了日、高さ、または深さ。

時間、深さ、高さの値の形式は、トレンド ラスターの生成に使用したディメンション値の形式と一致する必要があります。 トレンド ラスターが StdTime ディメンションに対して生成された場合、この形式は YYYY-MM-DDTHH:MM:SS (たとえば、2050-01-01T00:00:00) である必要があります。

このパラメーターは、予測値を提供する方法が [間隔で] に設定されている場合に必須です。

開始値と終了値間のステップ数を指定

予測に含める 2 つのディメンション値の間のステップ数。 デフォルト値は 1 です。

たとえば、年別の多次元データセットで 5 年ごとの温度値を予測するには、値 5 を使用します。

このパラメーターは、予測値を提供する方法が [間隔で] に設定されている場合に必須です。

結果レイヤー名

[マイ コンテンツ] に作成され、マップに追加されるレイヤーの名前。 デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。 レイヤーがすでに存在する場合は、別の名前を指定するよう求められます。

[出力の保存場所] ドロップダウン ボックスを使用して、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定できます。 タイル イメージ レイヤーとダイナミック イメージ レイヤーの両方を作成する権限がある場合は、[結果の保存方法] ドロップダウン ボックスを使用して、出力にどちらのレイヤー タイプを使用するかを指定することもできます。

ヒント:

解析を実行して消費されるクレジットの量を確認するには、[クレジットの表示] をクリックします。

環境

解析環境設定は、ツールの結果に影響する追加パラメーターです。 このツールの解析環境設定にアクセスするには、ツール ウィンドウの上部にある設定ボタン 解析環境 をクリックします。

このツールでは次の [解析環境] が適用されます。

  • 出力座標系 - 出力レイヤーの座標系を指定します。
  • 範囲 - 解析に使用するエリアを指定します。
  • スナップ対象ラスター - 指定したスナップ対象ラスター レイヤーのセルの配置に一致するように、出力の範囲を調整します。
  • セル サイズ - 出力レイヤーで使用するセル サイズ。
  • リサンプリング方法 - ピクセル値の内挿に使用する方法。

類似のツールとラスター関数

トレンド値を使用して予測する多次元画像レイヤーを計算するには、トレンド ラスターを使用した予測を使用します。 その他のツールは、類似した問題を解決するのに効果的です。

Map Viewer Classic 解析ツールとラスター関数

トレンド ラスターの生成ツールは、トレンド ラスターを使用した予測ツールで使用するトレンド情報を計算するために使用されます。

トレンドを使用した予測は、ラスター関数としても使用できます。

ArcGIS Pro 解析ツールとラスター関数

[トレンド ラスターを使用した予測 (Predict Using Trend Raster)] ジオプロセシング ツールは、Image Analyst ツールボックスで使用できます。

トレンドを使用した予測は、ラスター関数としても使用できます。

ArcGIS Enterprise 開発者向けリソース

ArcGIS REST API で作業を行っている場合は、Predict Using Trend Raster タスクを使用します。

ArcGIS API for Python で作業を行っている場合は、arcgis.raster.analytics モジュールの predict_using_trend_rasterArcGIS for Python API Web サイト を使用します。