解析履歴の表示

解析履歴は、Web マップで実行された空間解析ツールを、成功した実行と失敗した実行を含めて追跡します。 実行した各ツールの詳細情報を表示したり、以前使用したときと同じ設定でツールを再び開いたりできます。 解析履歴は、解析ツールで発生したエラーのトラブルシューティング、前回の実行で使用された設定でのツールの再開、解析ワークフローの記録や共有に使用できます。 解析履歴は、共有された Web マップを閲覧できるユーザーに表示されます。

Web マップで解析ツールを実行すると、[解析] ウィンドウの [履歴] にエントリが追加されます。

履歴のエントリ

履歴のエントリはそれぞれ、ツール実行に関する次のような詳細情報を保持しています。

  • ツールの入力、出力、その他のパラメーター設定。
  • 環境設定。
  • ツールの実行日時、ツールの実行が完了した日時、および実行時間
  • 消費されたクレジット数。
  • ツールが正常に完了したかどうか。
    注意:

    Web マップを保存するときに、ツール実行のステータスが保存されます。 最後に Web マップを保存したときにツールが実行中である場合は、次にマップを開いたときに更新されたステータスが表示されないことがあります。

  • 情報、警告、エラー メッセージ。
  • 作成されたアイテムへのリンク。

解析のキャンセル

実行中のツールでは、解析をキャンセルできます。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] 解析 をクリックします。
  2. [履歴] 履歴 をクリックします。
  3. [キャンセル] 解析のキャンセル をクリックします。

    キャンセルを確定するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。

  4. キャンセルする場合は、[解析のキャンセル] をクリックします。 解析を続行するには、[続行] をクリックします。

すべてのツールがキャンセルできるわけではありません。 キャンセルできないツールには、キャンセル ボタンの代わりに情報アイコン 情報 が表示されます。

履歴の管理

保存した Web マップを後で開いて作業を続行する場合、プロジェクトで以前に実行した解析ツールを解析履歴で使用できます。 任意の解析履歴アイテムに対して、次の操作を行えます。

解析の詳細の表示

解析の詳細には、正常な実行から作成された結果レイヤー、エラーのトラブルシューティングに使用できるメッセージ、ツール パラメーターのサマリーなど、ツールの各実行に関する情報が格納されています。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] 解析 をクリックします。
  2. [履歴] 履歴 をクリックします。

    Web マップから成功した実行と失敗した実行がすべてリストされます。 個々のツールの実行に関する詳細を確認できます。

  3. [オプション] をクリックします。
  4. [詳細の表示] をクリックします。

    ツールが正常に実行されると、解析の詳細が [結果] タブに表示されます。 ツールが正常に実行されなかった、またはキャンセルされた場合は、解析の詳細は [メッセージ] タブに表示されます。

  5. [結果] タブをクリックします。

    [結果] タブには、選択されたツール実行の結果レイヤーが表示されます。 必要に応じ、[結果] タブを使用して結果レイヤーにズームしたり、結果テーブルを開いたり、レイヤーやテーブルをマップに追加したり、アイテムの詳細ページを開いたりできます。

  6. [メッセージ] タブをクリックします。

    [メッセージ] タブには、ツールの実行日、実行時間、成功した実行に対して消費されたクレジット数、失敗した実行のエラー メッセージに関する情報が表示されます。

  7. [パラメーター] タブをクリックします。

    [パラメーター] タブには、ツールの実行に使用された構成のサマリーが表示されます。

入力パラメーター値の中には、ツール ウィンドウとまったく同じように表示されないものもあります。 以下に例を示します。

  • 別のレイヤーの処理範囲を使用すると、レイヤー URL は表示されません。 代わりに、指定したレイヤーの範囲値が表示されます。
  • 表示範囲から生成した処理範囲を使用すると、ツールの実行時点の表示範囲の範囲値が表示されます。
  • 別のレイヤーの出力空間参照を使用すると、レイヤー URL は表示されません。 代わりに、指定したレイヤーの空間参照が表示されます。
  • 一部のパラメーターには、入力値の JSON 表現やリスト表現が表示されます。

ツール実行の再開

ツール実行を再開するには、次の手順に従います。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] 解析 をクリックします。
  2. [履歴] 履歴 をクリックします。
  3. [オプション] をクリックします。
  4. [ツールを開く] をクリックします。

ツール ウィンドウには、ツールの実行時に使用された構成が表示されます。

注意:

ツールを再実行するには、新しい出力名を指定する必要があります。

入力レイヤーにフィルターを適用したツールを開くと、そのツールを再実行するとフィルターは反映されなくなります。 ツールは、マップ内のフィルターに現在適用されているフィルターのみを反映します。

マップが共有されているが、ツールを再実行するために必要な権限やライセンスがない場合は、ツールを再度開くことはできません。 同様に、実行するために特定の権限やライセンスが必要なパラメーターを持つツールもあります。 これらのツールを再度開くことはできますが、パラメーターは自分が権限を持つ値に設定されます。

ツール実行の削除

解析履歴からツール実行を削除するには、次の手順を実行します。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] 解析 をクリックします。
  2. [履歴] 履歴 をクリックします。
  3. [オプション] をクリックします。
  4. [削除] をクリックします。

ツールが解析履歴から削除されます。

履歴の保存

Web マップを保存すると、履歴が保存されます。 履歴は、Map Viewer で実行されたツールに対してのみ保存され、Map Viewer Classic で開くことはできません。 同様に、Map Viewer Classic で実行されたツールは履歴に保存されません。 Map Viewer Classic で完了したツール実行を再度開くには、Map Viewer Classic再実行オプションを使用します。

ツールの実行中にマップを保存すると、そのツール実行のステータスは進行中として保存されます。 誤った状態になるのを防ぐため、ツール実行が完了してからマップを保存します。

解析の共有

Web マップを保存すると、履歴も一緒に保存されます。 履歴を含む Web マップを共有すると、ユーザーは履歴の詳細を表示し、パラメーターを再度開けるようになります。

Web マップをすべての人に共有すると、組織外のユーザーも履歴を表示できるようになります。 ただし、組織間で解析履歴をコピーすることはできません。 たとえば、組織外のユーザーが Web マップを新しいアイテムとして保存する場合、新しいマップでは解析履歴を使用できなくなります。

ツールを再実行するために必要な権限やライセンスがない場合は、ツールを再度開くことはできません。

実行するために特定の権限やライセンスが必要なパラメーターを持つツールもあります。 これらのツールを再度開くことはできますが、パラメーターは自分が権限を持つ値に設定されます。