ワークフロー アイテムは、Workflow Manager の単一インスタンスです。 組織には、Workflow Manager 配置で異なるタイプの作業を実行する複数のグループが存在することがあります。
多くの場合、各チームの要件や、成果を管理する期待値または契約内容は異なります。 たとえば、強力なジオプロセシング リソースにアクセスするワークフローが必要な GIS 分析チームもいれば、処理量の低いマップやアプリへのアクセスを管理するワークフローが必要になる意思決定支援チームもいます。 複数のワークフロー アイテムを使用して組織のさまざまなグループを分割すると、個別の要件および 1 つのグループによって実施される作業は、他のグループを妨げません。
ワークフロー アイテムの作成
ワークフロー アイテムを作成すると、アイテムのワークフロー管理者ロールがアカウントに自動的に割り当てられます。 カスタム ロールを使用して権限を定義する場合は、ワークフロー アイテムを作成する前にそのカスタム ロールに権限を割り当てる必要があります。
ワークフロー アイテムを作成するには、以下の手順を実行します。
- Web ブラウザーを開き、https://gisserver.domain.com/webadaptorname/apps/workflowmanager/ を参照します (gisserver、domain、webadaptorname をポータルに関する情報に置換してください)。
- [サイン イン] をクリックします。
- 管理者または Publisher メンバーのロールを持つポータル メンバーとしてサイン インします。
[マイ ワークフロー アイテム] ページが開きます。
- [ワークフロー アイテムの作成] をクリックします。
注意:
管理者または Publisher のメンバー ロールがない場合は、[ワークフロー アイテムの作成] を使用することはできません。
[ワークフローの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [名前] テキスト ボックスにワークフロー アイテムの名前を入力します。
ワークフロー アイテム名は一意でなければなりません。
- [OK] をクリックすると、ワークフロー アイテムと [Workflow Manager Admin <ワークフロー アイテム名>] グループが作成されます。
注意:
ワークフロー アイテムの作成には数分かかる場合があり、この間はワークフロー アイテムにアクセスできません。
Workflow Manager Web アプリが表示されます。
これで、ワークフロー アイテムを ArcGIS Enterprise ポータルのグループと共有し、ポータル メンバーがアクセスできるようになります。 また、[Workflow Manager Admin <ワークフロー アイテム名>] ポータル グループにアカウントを追加すると、追加の管理者にワークフロー管理者ロールを割り当てることもできます。
ワークフロー アイテム フィーチャ サービス
ワークフロー アイテムが作成されると、次のコンポーネントが自動的に作成され、Enterprise ポータル内のワークフロー アイテムに関連付けられます。
- ワークフロー リポジトリにデータが格納されているフィーチャ サービス アイテム
- 組織内のメンバーと共有する必要がある WorkflowLocations フィーチャ サービス ビュー
- workflow_views フィーチャ サービス ビュー
- Workflow Manager 管理者グループ
- スケジュールされたクリーンナップ タスク
注意:
ホスト フィーチャ レイヤーとテーブル設定は Workflow Manager によって管理されます。フィーチャ レイヤーの設定ページでこれらを変更してはなりません。 ワークフロー レイヤーのデータ ソース設定を有効または無効にすると、ワークフロー アイテムが破損し、復元できなくなることがあります。
ワークフロー アイテムの共有
ワークフロー アイテムをポータル グループと共有するには、以下の手順を実行します。
- 共有するアイテムの [Workflow Manager Admin <ワークフロー アイテム名>] グループのメンバーであるアカウントを使用し、Enterprise ポータルにサイン インします。
- [コンテンツ] タブをクリックし、[マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- 共有するワークフロー アイテムの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
- [共有] をクリックします。
[共有] ダイアログ ボックスが表示されます。
- ワークフロー アイテムと WorkflowLocations_<ワークフロー アイテム id> フィーチャ レイヤーを探し、必要に応じてグループとアイテムを共有します。
注意:
ワークフロー アイテム ID は、Workflow Manager Web アプリにサイン インし、ワークフロー アイテムを開いたときに、Web ブラウザーのアドレス バーの URL (たとえば https://gisserver.domain.com/webadaptorname/apps/workflowmanager/<workflow item id>/) で確認できます。
ワークフロー アイテムが共有されると、組織メンバーは Workflow Manager Web アプリにアクセスし、サンプル ジョブ テンプレートを使用してジョブを作成し、ジョブを実行できるようになります。
カスタム ロールを変更してワークフロー アイテムを作成
カスタム ロールを使用して権限を定義する場合は、そのロールに対して以下の権限を有効にし、メンバーがワークフロー アイテムを作成できるようにする必要があります。
ロールへの Portal for ArcGIS 権限の割り当ての詳細
一般的な権限 | タイプ |
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メンバー |
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グループ |
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格納物 |
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共有 |
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メンバーが ArcGIS Arcade 式を使用して他の組織メンバーの電子メール アドレスを取得できるようにするには、以下を有効にする必要があります。
管理権限 | タイプ |
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メンバー |
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注意:
ポータル メンバーのプロフィール表示設定が [すべての人 (パブリック)] に設定されている場合、このロールを構成する必要はありません。