このレッスンでは、ArcGIS Velocity アプリのさまざまな機能を紹介し、各機能の相互関係について説明します。
このレッスンは初心者向けに設計されています。 Velocity にアクセス可能な ArcGIS Online のアカウントが必要です。 このクイック レッスンの所要時間の目安は 10 分です。
Velocity アプリへのアクセス
Velocity アプリにサイン インするには、次の手順を実行します:
- Web ブラウザーで、Velocity を開きます。
- ArcGIS 組織の認証情報を使用してサイン インします。
Google Chrome または Mozilla Firefox を使用することをおすすめします。
注意:
サイン インで問題が発生した場合は、ArcGIS Online の管理者にお問い合わせください。 Velocity を使用する権限がある ArcGIS Online ロールの割り当てが必要な場合があります。
サイン インすると、Velocity の [ホーム] ページが表示されます。
Velocity の [ホーム] ページには、フィードと解析を作成するためのショートカット、利用可能なリソースへのリンク、Velocity サブスクリプションについての情報などが表示されます。
フィードの確認と作成
Velocity アプリにサインインした後、フィードを確認および作成するには、次の手順を実行します:
- [フィード] タブをクリックし、[フィード] ページを表示します。
[フィード] ページに、構成されているフィードのリストとステータスが表示されます。 作成したフィードは、[マイ コンテンツ] ページで確認できます。 フィード タイプは、Velocity で受信されるリアルタイムのデータ ストリームです。 フィードは通常、IoT (Internet of Things) プラットフォーム、メッセージ ブローカー、サードパーティー API など、観測データの外部ソースに接続します。
- [フィード] ページで、[フィードの作成] をクリックします。
[フィード タイプの選択] ウィンドウが表示されます。 フィードは、フィーチャ レイヤーなどの ArcGIS コンテンツ、Azure Event Hub や AWS IoT などのクラウドベースの IoT ソリューション、HTTP エンドポイントや Kafka などの Web およびメッセージング システム、Verizon Connect Reveal や Geotab などのデータ プロバイダーから作成できます。
- [フィード タイプの選択] ウィンドウを閉じます。
- 以下のような既存のフィードの操作を行うためのオプションについてよく理解してください。
- タイトル、実行可能ステータス、実行中ステータス、入力レート、更新日などによる、フィード リストの並べ替え
- フィードの開始または停止
- フィードの編集
- 出力フィーチャのシンボルの編集
- Map Viewer でフィードを開く
- アイテム詳細の表示、ログのクローン作成 (コピー)、ログの削除、ログの表示、フィードの共有など、追加のアクションへのアクセス
- タイトル、実行可能ステータス、実行中ステータス、入力レート、更新日などによる、フィード リストの並べ替え
[フィード] ページに、構成されているフィードが、そのステータスと主要な詳細とともに表示されます。
解析の確認と作成
フィードを作成した後、リアルタイム解析およびビッグ データ解析を確認して作成するには、次の手順を実行します:
- メイン メニューで、[リアルタイム] タブをクリックして [リアルタイム解析] ページを開きます。
- [リアルタイム解析の作成] をクリックします。
既存のフィードを選択するか、新しいフィードを作成するオプションが表示されます。
- [既存のフィード] をクリックして、組織から既存のフィードを選択します。
- [既存のフィードの選択] ダイアログ ボックスで、[マイ コンテンツ] ドロップダウン矢印をクリックし、[組織] を選択します。
- 組織から既存のフィードを選択します。
- [確認] をクリックして既存のフィードを選択します。
リアルタイム解析エディターが開きます。 フィード、ソース、解析ツール、出力をさらに追加して、手順を追ったリアルタイム処理のワークフローを構成できます。
- [キャンセル]、[OK] の順にクリックして、リアルタイム解析エディターを閉じ、解析を保存せずに [リアルタイム解析] ページに戻ります。
- メイン メニューで、[ビッグ データ] をクリックして [ビッグ データ解析] ページを開きます。
[ビッグ データ解析] ページに、ビッグ データ解析に関する情報を示すリストが表示されます。 ビッグ データ解析は、フィーチャ レイヤー内または Amazon S3 や Azure Blob Store などのクラウド ビッグ データ ストア内のデータなどの保存されたデータに対して、バッチ処理および解析を実行します。 ビッグ データ解析は、一般的に、観測値の集計、パターン解析の実行、データの情報付加に使用されます。 ビッグ データ解析の作成の詳細については、ビッグ データ解析の設計クイック レッスンをご参照ください。
- 以下のような既存のビッグ データ解析の操作を行うためのオプションについてよく理解してください。
- タイトル、実行可能ステータス、実行中ステータス、更新日などにより、解析を並べ替える。
注意:
ビッグ データ解析のタイトルを作成する際に、アンダースコアと括弧を使用できます。 国際文字もサポートされています。
- 開始または停止アイコンをクリックして、解析を開始または停止する。 ビッグ データ解析は、解析が完了すると自動停止します。 リアルタイム解析を開始すると、停止するまで実行し続けます。
- 編集ボタンをクリックして、解析を編集する。
- 省略記号ボタンをクリックして、アイテム詳細の表示、解析のクローン作成 (コピー)、解析の削除、解析ログの表示、解析の共有など、その他の操作にアクセスする。
- タイトル、実行可能ステータス、実行中ステータス、更新日などにより、解析を並べ替える。
既存のリアルタイム解析とビッグ データ解析を探索して、その作成方法を学びました。 リアルタイム解析とビッグ データ解析はそれぞれ [リアルタイム] ページと [ビッグ データ解析] ページに表示されます。
レイヤーと結果の確認
リアルタイム解析とビッグ データ解析を作成した後、次の手順を実行して、解析と結果に関連する出力レイヤーを探索します:
- メイン メニューで、[レイヤー] タブをクリックして [レイヤー] ページを開きます。
[レイヤー] ページには、フィーチャ レイヤー、ストリーム レイヤー、マップ イメージ レイヤーなどの出力レイヤーのリストが表示されます。
レイヤーは、ビッグ データ解析で出力タイプを作成する際に作成されます。 解析を実行すると、出力レイヤーが自動的に作成されます。 レイヤーを管理したり、マップのフィーチャを表示するためにマップ ビューアーでレイヤーを開いたりできます。
- 以下のような既存のレイヤーの操作を行うためのオプションについてよく理解してください。
- 編集ボタンをクリックして、マップ イメージ レイヤーを編集する。 動的集約のデフォルトのレンダリングを調整できます。 マップ イメージ レイヤーの操作については、マップ イメージ レイヤーの視覚化をご参照ください。
- [Map Viewer で開く] ボタンをクリックして、Web マップにレイヤーを追加する。
- オプション ボタンをクリックして、アイテム詳細ページの表示、REST サービス ディレクトリーでレイヤーを開く、レイヤーの削除、レイヤーの共有など、追加のアクションにアクセスする。
- タイトル、タイプ、関連するデータセット、更新日によって、リストを並べ替える。
- どのフィーチャ レイヤーにもマップ イメージ レイヤーが関連付けられており、どちらのレイヤーも同じデータに基づいています。 フィーチャ レイヤーを削除すると、関連付けられているマップ イメージ レイヤー、および基になっているデータも削除されます。
- ストリーム レイヤーにはリアルタイム データのみが表示されるため、データセットはありません。
次の手順
このレッスンでは、Velocity アプリを探索し、フィード、リアルタイム解析およびビッグデータ解析、出力レイヤーを操作しました。
この知識をさらに発展させるには、フィードの作成、ビッグ データ解析の設計、リアルタイム解析の設計などの、他の Velocity クイック レッスンを学習してください。