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1 台のコンピューターでのインストールと構成

Esri Maps for IBM Cognos のインストール

Esri Maps for IBM Cognos のインストールを完了するには、サーバー上にコンポーネントをインストールして、環境内で動作するようにそれらを構成します。開始する前に、インストール オプションをよく理解しておく必要があります。また、インストール先のオペレーティング システムに対して適切なインストーラーであることを確認します。

次の手順を管理者として実行する必要があります。

  1. インストール メディアの em4c ディレクトリで、インストーラーのバッチ ファイル (*.bat) を実行します。例:

    G:\em4c\launchInstaller.bat

  2. [ようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
  3. 使用許諾契約書の契約条件に同意する場合は、[次へ] をクリックします。同意しない場合は、[終了] をクリックして終了します。
  4. インストール パスを選択して、[次へ] をクリックします。
  5. Esri Maps for IBM Cognos をインストールする IBM Cognos のバージョンを選択して、[次へ] をクリックします。
  6. [EM4C ゲートウェイ][EM4C ディスパッチャ]、および [EM4C サーバー] が選択されていることを確認して、[次へ] をクリックします。
  7. IBM Cognos ゲートウェイの webcontent ディレクトリを指定して、[次へ] をクリックします。
  8. IBM Cognos ディスパッチャのディレクトリを指定して、[次へ] をクリックします。
  9. [次へ] をクリックして、インストールを続行します。
  10. 指定した場所にファイルがコピーされたら、[次へ] をクリックします。
  11. 必要に応じて、[自動インストール スクリプトの生成] をクリックして、前のページで設定したすべてのパラメーターを含む XML ファイルを保存します。
  12. [完了] をクリックします。

Esri Maps for IBM Cognos の構成

次の手順を完了する前に、使用できる構成設定をよく理解しておく必要があります。

管理者権限のあるユーザーとして、Esri Maps for IBM Cognos の構成を実行します。

  1. <em4c_location>\bin ディレクトリを参照し、configure.bat を実行します。
  2. 構成ツールのエクスプローラー ウィンドウで、[ローカル構成] をクリックします。
  3. 環境に合わせてローカル構成の設定を変更します (たとえば、URL のホスト名の部分を localhost から IP アドレスやネットワーク ホスト名に変更する必要があります)。Esri Maps for IBM Cognos の構成アプリケーションは、インストールされている EM4C コンポーネントを認識し、設定する必要のある構成設定のみをリストします。
  4. [適用] をクリックします。
  5. [ファイル] メニューの [終了] をクリックします。

EM4C サーバーの起動

Esri Maps for IBM Cognos EM4C サーバーは、EM4C サーバー コンポーネントがインストールされたすべての場所で起動する必要があります。

EM4C サーバーはサービスとして動作し、デフォルトでは自動的に起動するように構成されます (Microsoft 管理コンソール (MMC) を使用して手動で再起動できます)。

Web サーバーの構成

Esri Maps for IBM Cognos と IBM Cognos が通信するには、次の表に示した仮想ディレクトリ (エイリアス) を作成する必要があります。IBM Cognos は Web サーバー上で ibmcognos として公開されていると想定しています (環境に合わせて変更してください)。

エイリアス場所

ibmcognos\em4c

<em4c_location>\webcontent

ibmcognos\em4c\cgi-bin

<em4c_location>\cgi-bin または <em4c_location>\cgi-bin-64bit (環境 (x86 または x64) によって異なります)

Esri Maps for IBM Cognos の仮想ディレクトリ

Web サーバーの構成の詳細については、「Web サーバーの構成について」をご参照ください。

IBM Cognos サービスの再起動

Esri Maps for IBM Cognos の構成に変更を適用したら、レポート サービスやプレゼンテーション サービスを実行している IBM Cognos ディスパッチャのすべてのコンピューター上で IBM Cognos サービスを再起動する必要があります。

IBM Cognos サービスの再起動方法の詳細については、お使いのバージョンの IBM Cognos の『IBM Cognos インストールおよび構成ガイド』をご参照ください。

この時点で、Esri Maps for IBM Cognos のすべてのレポート作成者とエンド ユーザーは、Web ブラウザーのキャッシュを削除する必要があります。キャッシュを削除する手順はブラウザーによって異なりますが、ほとんどのブラウザーでは Ctrl + Shift + Delete キーで削除できます。

Esri Maps for IBM Cognos の機能の作成

Esri Maps for IBM Cognos の使用を有効化するには、はじめに Esri Maps の機能を作成する必要があります。この機能に対して必要な権限を持たないユーザーは、Esri Maps Designer を使用したり、マップ連動レポートで Esri Maps を表示したりできなくなります。

IBM Cognos のシステム管理者は、Cognos Connection の [起動] メニューから Esri Maps Designer を開いて、Esri Maps の機能を作成します。Esri Maps の機能を作成するとき、Cognos 機能のデフォルト設定に基づいてユーザーとグループが追加され、Esri Maps for IBM Cognos に対する透過および実行権限がそのデフォルトのユーザーおよびグループに与えられます。Esri Maps for IBM Cognos の使用を無効化するには、対象のユーザーまたはグループの実行権限を削除します。権限は、Cognos Administration で変更できます。

注意:

Esri Maps の機能の名前は変更しないでください。

  1. Esri Maps の機能を作成するには、次の手順に従います。
    1. システム管理者として IBM Cognos にログインします。
    2. Cognos Connection を開きます。
    3. [起動] メニューで [Esri Maps Designer] を選択します。

    機能が作成されます。

  2. ユーザーおよびグループの権限を管理するには、次の手順に従います。
    1. Cognos Administration を開きます。
    2. 必要に応じてユーザーおよびグループを追加または削除するか、権限を変更します。

構成のテスト

Esri Maps for IBM Cognos をインストールおよび構成したら、Web ブラウザーのキャッシュをまだ削除していない場合は削除します (Ctrl + Shift + Delete キー)。その後、インストールおよび構成プロセスのさまざまな側面をテストできます。

次の例では、IBM Cognos が ibmcognos というエイリアスによって公開されていると想定します。

  1. EM4C サーバーが指定されたポートで待機しているかどうかを次のようにテストします。デフォルトのポートは 9896 と想定します (必要に応じて変更します)。
    http://<em4c_server>:9896/em4c/version.txt

    このテストが失敗した場合は、EM4C サーバーがインストールされているすべての場所で起動していることを確認します。

  2. 次のテストを実行して、EM4C ゲートウェイが正常に動作しているかどうかを確認します。
    1. EM4C Web サーバーの仮想ディレクトリ (エイリアス) が正しく設定されていることをテストします (これにより、Esri Maps for IBM Cognos の構成で [適用] が選択されたことも確認できます)。
      http://<cognos_gateway>/ibmcognos/em4c/version.txt
    2. EM4C ゲートウェイの CGI スクリプトが正しく動作している (EM4C サーバーに接続している) ことをテストします。動作している場合、次の URL を指定すると、タイム スタンプの付いたメッセージがブラウザーに表示されます。
      http://<cognos_gateway>/ibmcognos/em4c/cgi-bin/em4c.cgi
    3. EM4C ゲートウェイの CGI スクリプトが外部リソースにアクセスできるかどうかをテストします。たとえば、次の各 URL は、サーバー上にインストールされているソフトウェアのバージョンを記述する JSON オブジェクトを返します。

      ArcGIS Online:

      http://ibmcognosserver/ibmcognos/em4c/cgi-bin/em4c.cgi?http://www.arcgis.com/sharing?f=pjson

      Portal for ArcGIS インスタンス:

      http://ibmcognosserver/ibmcognos/em4c/cgi-bin/em4c.cgi?http://myPortal/gis/sharing/?f=pjson

      テストに成功すると、現在のバージョンが返されます (例: "currentVersion":"x.x")。

    注意:

    上記のテストで予想された結果にならなかった場合、原因は Esri Maps for IBM Cognos の構成が使用されなかった (構成の変更が保存および適用されなかった) こと、または Web サーバーが正しく構成されていないことの 2 つが考えられます。

  3. EM4C ディスパッチャは IBM Cognos のプロセス空間内で実行されており、手動では限定されたテストしか実行することができません。EM4C ディスパッチャが適切にインストールおよび構成されているかどうかをテストする 1 つの方法は、Cognos Connection を起動して、Esri Maps Designer が [起動] メニューに表示されることを確認することです。