通常は、Esri Maps for IBM Cognos のインストールおよび構成プログラムを対話的に実行するとき、必要な情報を入力できるグラフィカル ユーザー インターフェイスを使用します。対話式のインストールでは、インストール ウィザードを使用して、インストールするサーバー コンポーネントと、それらをインストールするコンピューター上の場所を選択します。Esri Maps for IBM Cognos のさまざまなコンポーネントを構成するには、構成アプリケーションを使用します。
Windows ベースのプラットフォームでは、対話式のインストールと構成は、オペレーティング システムに組み込まれているウィンドウ機能を使用して実行されます。対話モードのインストールと構成は、Java ベースのグラフィカル ユーザー インターフェイスをサポートしているコンソールで実行する必要があります。
コンポーネントのインストールは、インストール スクリプトと構成ファイルを使用して自動化することができます。このシナリオでは、インストールと構成プログラムをサイレント モードで実行します。
インストールされるコンポーネントが同じである限り、インストールおよび構成設定をコンピューター間でエクスポート/コピーすることで、コンポーネントの構成を自動化できます。このシナリオでは、Esri Maps for IBM Cognos のインストールと Esri Maps for IBM Cognos の構成は、最初のコンピューター上で対話モードで実行されます。それ以降のコンピューターでは、インストールと構成をサイレント/自動モードで実行します。
インストールの準備
TEMP システム変数が設定されていて、それが一時ファイルを格納するディレクトリ (インストール中、ディスクからのファイルは一時的にこのディレクトリにコピーされます) を指していることを確認します。
Esri Maps for IBM Cognos のメディアは、TAR アーカイブ (*.tar.gz) またはバックアップ DVD として提供されます。TAR アーカイブを使用してインストールする前に、7-Zip などの展開プログラムを使用して、TAR 内のファイルをハードディスクに展開します。
launchInstaller.bat を実行して、Esri Maps for IBM Cognos のインストーラーを起動します。
注意:
Esri Maps for IBM Cognos のインストールは、IBM Cognos の管理者が実行することをお勧めします。
ユーザー アクセス制御
Esri Maps for IBM Cognos の構成では、インストールおよび構成プロセス中に、権限の昇格が要求されます。UAC (ユーザー アカウント制御) がオンになっている環境では、続行する際に昇格の要求を確認する必要があります。Esri Maps for IBM Cognos の構成は (内部的に) Java ランタイム環境を利用しているため、[ユーザー アクセス制御] メッセージ ボックスにプログラム名として java.exe がリストされています。
環境内で UAC が無効である場合、すべての Esri Maps for IBM Cognos インストールおよび構成タスクを、管理者権限を持つユーザーとして実行する必要があります。
サイレント インストール
Esri Maps for IBM Cognos のインストーラーに提供された情報が過去のインストール中に保存された場合、それを使用して類似のコンピューターに対して自動 (サイレント) インストールを実行できます。
また、サイレント構成を実行することもできます。詳細については、「構成」をご参照ください。
次の例では、install.xml というファイルが C:\ ドライブのルートに保存され、Esri Maps for IBM Cognos のインストール メディアが D:\em4c にあると想定しています。管理者として、コマンド プロンプト (cmd.exe) から次の操作を実行する必要があります。
- コマンド ウィンドウを管理者として開きます。
- 次のコマンドを実行します:
D:\em4c\java\jre\bin\java.exe -jar D:\em4c\em4c\em4c-installer.jar C:\install.xml
注意:
お使いのオペレーティング システムに合わせて、必要な場合はパスを変更します。