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構成

Esri Maps for IBM Cognos の構成は、Esri Maps for IBM Cognos と一緒にインストールされます。これは、インストール直後に初期構成を設定したり、後の任意の時点で更新したりするために使用します。Esri Maps for IBM Cognos の構成は、Esri Maps for IBM Cognos がインストールされているすべてのコンピューターで使用されます。

Esri Maps for IBM Cognos の構成を対話モードで実行する場合、ユーザー インターフェイスには 3 つのボタンがあります。

  • 適用
    • ローカル構成設定を em4c.xml に保存します。
    • IBM Cognos ファイルに必要な更新を加えます。
    • Esri Maps for IBM Cognos サービスを開始します
  • 元に戻す
    • Esri Maps for IBM Cognos を最後に保存 (適用) した設定に戻します
  • 無効化
    • IBM Cognos ファイルに加えた変更を削除します
    • Esri Maps for IBM Cognos サービスを停止および削除します

ローカル構成設定

Esri Maps for IBM Cognos の構成アプリケーションで指定されたローカル構成設定は、Esri Maps for IBM Cognos のさまざまなコンポーネントで使用され、いつでも変更できます。使用できる設定は次のとおりです。

  • [IBM Cognos ゲートウェイ ベースの URI] - IBM Cognos ゲートウェイの URI です (/cgi- bin/cognos.cgi は付きません)。これは、Esri Maps for IBM Cognos の内部で使用されます。
  • [IBM Cognos ディスパッチャ] - 環境内にあるすべての Cognos ディスパッチャのカンマ区切りリストです。Esri Maps for IBM Cognos はフェイルオーバー アルゴリズムを使用して、EM4C サーバーが通信するディスパッチャを決定します。EM4C サーバーは、最初のディスパッチャにリクエストを送信します。このディスパッチャが無効になると、http://server1:9300、http://server1:9301、http://server2:9300 など、リスト内の次のディスパッチャに送信します。以下、同様の処理が実行されます (注: Esri Maps for IBM Cognos の構成で指定する場合は、サーバー名の間にスペースは不要です。ここでは読みやすくするため、あえてスペースを挿入しています)。このリストの順序は重要ではありませんが、ローカル コンピューター上にある IBM Cognos ディスパッチャを最初に指定してから、その他のコンピューター上にある IBM Cognos ディスパッチャをリストすることをお勧めします。
  • [EM4C サーバーの URI] - 環境内にある Esri Maps for IBM Cognos のサーバーの順序付きカンマ区切りのリストです。注意: このリストは、環境内にあるすべての Esri Maps for IBM Cognos の構成インスタンスで、同じ順序である必要があります。このリストは、プライマリ サーバーの役割を果たす EM4C サーバーの順序を表しています。最初のサーバーが停止した場合、すべてのコンポーネントは、最初のサーバーがオンラインに復帰するまで、リスト内で 2 番目のサーバーがプライマリの役割を果たすことを認識する必要があります。たとえば http://server1:9796/em4c、http://server1:9896/em4c、http://server2:9796/em4c などです (注: Esri Maps for IBM Cognos の構成で指定する場合は、サーバー名の間にスペースは不要です。ここでは読みやすくするため、あえてスペースを挿入しています)。
  • [EM4C サーバーのシャットダウン ポート (上級)] - ローカル EM4C サーバーのシャットダウン ポートです。この設定は、同じコンピューター上に複数の EM4C サーバーをインストールしている場合やポートが競合している場合以外は、変更しないでください。
  • [EM4C サーバーの HTTP ポート (上級)] - ローカル EM4C サーバーが待機する HTTP ポートです。この設定は、同じコンピューター上に複数の EM4C サーバーをインストールしている場合やポートが競合している場合以外は、変更しないでください。この値を編集する場合は、それに合わせて EM4C サーバーの URI も更新してください。
  • [EM4C サーバーのログ ファイル] - EM4C サーバーによって生成されるログ ファイルの場所です。

各 EM4C コンポーネントに必要なローカル構成設定は次のとおりです。

ローカル構成設定EM4C サーバーEM4C ゲートウェイEM4C ディスパッチャ

IBM Cognos ゲートウェイ ベースの URI

X

IBM Cognos ディスパッチャ

X

EM4C サーバーの URI

X

X

X

EM4C サーバーのシャットダウン ポート (上級)

X

EM4C サーバーの HTTP ポート (上級)

X

EM4C サーバーのログ ファイル

X

EM4C コンポーネントのローカル構成設定

サイレント構成

Esri Maps for IBM Cognos の構成は、ローカル設定を em4c.xml というファイルに保存します。この XML ファイルを使用して、Esri Maps for IBM Cognos を複数のコンピューターに分散できます (設定とパスが同じ場合)。自動 (サイレント) 構成を実行するには、はじめに、設定がまったく同じ別のコンピューター上で構成を正常に完了する必要があります。

また、サイレント インストールを実行することもできます。詳細については、「インストール オプション」をご参照ください。

以下を管理者として完了する必要があります。

  1. em4c.xml をソース コンピューターの <em4c_location>\bin ディレクトリから、ターゲット コンピューターの <em4c_location>\bin ディレクトリにコピーします。
  2. ターゲット コンピューターで <em4c_location>\bin ディレクトリを参照します。
  3. 次のコマンドを実行します:
    configure.bat –silent