差し込み

差し込みテンプレートは、ユーザーが一度に複数の場所にあるレイヤーのデータを表示して操作できるように、1 つのアプリ レイアウト内に不連続な地理的位置を表示します。 定義済みのレイアウトのリストから選択するか、マップのブックマークを使用するオプションにより差し込み位置をカスタマイズします。 差し込みのスタイルを設定して、レイアウト内での位置を設定できます (詳細については、差し込みの使用に関するブログ記事をご参照ください)。

注意:

作成前にアプリをプレビューし、あらかじめ選択したマップにブックマークが含まれている場合は、アプリのプレビューに各ブックマークの差し込みマップが表示されるため、その仕組みを把握できます。 アプリの作成時には、[差し込み] 設定の [ブックマークのインポート] をクリックし、完成したアプリのブックマークから差し込みマップを生成する必要があります。

このテンプレートを選択し、以下に示すようなユース ケース向けにアプリを作成します。

  • 米国全 50 州の感染症罹患率情報を表示し、視覚的な比較を作成します。
  • 新しい路線の提案のために、線路が交差する場所における交通への影響を表示するアプリを作成します。
  • 本社勤務の従業員と支社勤務の従業員の通勤時間の比較を視覚化します。

データ要件

差し込みアプリには、特定のデータ要件はありません。

アプリの機能

このアプリ向けに構成できる主な設定と機能を、以下のリストに示します。

  • 差し込みレイアウト - 事前定義されたレイアウトまたはカスタム レイアウトを使用します。
    • [定義済み] - 差し込みレイアウトの特定の地理的な位置のリストから選択します。これには、オーストラリア、カナダ、デンマーク、フランス、アイルランド、日本、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、スペイン、米国が含まれます。 メイン マップと各差し込みマップは、各エリアに適した座標系で表示されます。 ベースマップの配色を選択できるほか、このレイアウトで使用する海の色を削除して、マップのデータにより適した配色にすることもできます。 マップの外観を維持するために元のベースマップを保持する必要がある場合は、代わりにカスタム レイアウトを使用します。
    • [カスタム] - マップ位置を指定する差し込みを追加して、カスタム レイアウトを作成します。 マップからブックマークをインポートして、差し込みを自動で作成できます。 範囲を変更し、差し込みマップごとに 3 つのサイズから選択します。 リスト内の差し込みをドラッグして表示順序を変更します ([テーマとレイアウト] 設定[位置の管理] を使用すると、アプリの同じ隅に複数の差し込みマップを移動できます)。
  • [属性フィルター] - カスタム レイアウト内でそれぞれの差し込みマップに表示されるフィーチャを属性でフィルターします。 定義済みレイアウトでは、フィルターはメイン マップとそれぞれの差し込みマップに一様に適用されます。
  • [差し込みタイトル ヘッダー] - 各差し込みマップの名前を表示するヘッダーを含めます。 カスタム レイアウトの場合、ヘッダーには指定した差し込み名が表示されます。 レイアウトに、指定した差し込みウィンドウ数を超える差し込みがある場合は、ユーザーが追加の差し込みマップにメニューからアクセスできるように、タイトル ヘッダーが自動的に含められます。
  • [レイヤーの表示設定] および [レイヤー リスト] - カスタム レイアウトでウィンドウごとにレイヤーの表示設定を構成するか、ユーザーがアプリ内のすべてのマップでレイヤーの表示設定をオンまたはオフにできるように定義済みのレイアウトにレイヤー リスト ツールを追加します。
  • [マップ ナビゲーションを制限] - ユーザーがカスタム差し込みマップを画面移動およびズームできる範囲を制限します。 ユーザーが特定の場所にフォーカスしやすいようにするには、この設定をオンにして、差し込みマップ範囲に指定した境界を越えて画面移動またはズームできないようにします (拡大できますが、縮小できません)。
  • [差し込みのスタイル] - [テーマとレイアウト] 設定で、差し込み形状のスタイルを選択してアウトライン幅を指定します。 影の効果を適用することもできます。
  • [ポップアップ位置] - アプリの特定の隅にドッキングされたポップアップ コンテンツを表示します。マップにポップアップが構成されている場合、メイン マップおよび差し込みマップ内でフィーチャをクリックすると、属性値を含むポップアップを開くことができます。
  • [カバー ページ] - カスタム テキストとロゴを用いたカバー ページを含めて、アプリの目的を定めます。
  • [現在位置の検索ボタン] - ユーザーの物理的な位置を特定し、マップ上でその位置にズームします。 このオプションは HTTPS プロトコルの使用時のみ機能します。
  • [縮尺記号] - マップの縮尺に比例する単位でフィーチャ間の距離を視覚的に表すインジケーターとしてメイン マップと各差し込みマップに動的な縮尺記号を表示します。
  • [エクスポート] - 差し込みマップと適用されるフィーチャのポップアップを含めるオプションでマップを印刷またはエクスポートします。

Instant Apps のすべてのテンプレートには、ホーム ボタン、ズーム コントロール、凡例、マップまたはデータの検索機能のための設定があります。


このトピックの内容
  1. データ要件
  2. アプリの機能