注意:
スケジュール設定された更新は、Insights in ArcGIS Enterprise および Insights in ArcGIS Online デプロイメントで実行できます。
Insights in ArcGIS Enterprise デプロイメントで、レポートの更新スケジュールを設定するには ArcGIS Enterprise 10.8.1 以降が必要です。 スケジュールの設定は、ArcGIS Enterprise 管理者が構成できます。 詳細については、「ArcGIS Enterprise を構成して Insights をサポートする」および「Insights in ArcGIS Enterprise の構成」をご参照ください。
対話形式のレポートには、レポートが公開された時点でのデータと解析のスナップショットが表示されます。 ただし、一部のデータセットは、新しいデータで定期的に更新されていたり、既存のデータが編集されていたりすることがあります。 このような状況では、レポートの解析を更新することが重要となる場合があります。 更新は、毎時間、毎日、毎週、毎月の単位でスケジュールすることができます。 スケジュール設定された更新は、解析プロセスを再実行して、データの更新を取得し、公開されたレポートを更新します。
注意:
スケジュール設定された更新は、ワークブックからレポートを再公開するのではなく、すでに公開されているレポートに更新されたデータを取り込みます。 このため、ワークブック内のページを変更した場合 (たとえば、新しいマップを作成した場合やテキストを編集した場合)、更新内容が表示されるようにするには、レポートを再公開する必要があります。
Insights では、ソース ファイルが編集されている場合、一部のデータセットおよびカードが更新されません。 次のファイルおよびカードは、定期的な更新のスケジュールを設定するのではなく、手動で更新する必要があります。
- Excel ファイル、シェープファイル、OneDrive および SharePoint 接続からのファイルなど、アップロードされたファイル。
- Insights スクリプト環境で作成されたカード。
注意:
Insights の一部のプロセスは、クレジットを消費します。 クレジットは、適格なプロセスがスケジュールされた更新時に実行されるたびに消費されます。 クレジット消費は、スケジュールされた更新が行われる頻度を決定する際に考慮する必要があります。
レポートの更新スケジュールの作成
レポートを公開する場合や既存のレポートに適用する場合は、スケジュールを作成できます。 すでに公開されているレポートのスケジュールを設定するには、レポート アイテムの所有者でなければなりません。 スケジュールは、アイテムの所有者または管理者権限を持つ組織のメンバーが変更または削除できます。
レポートの更新スケジュールを設定するには、次の手順を実行します。
- 次のいずれかを実行します。
- レポートがまだ公開されていない場合は、次の手順に従って、対話形式のレポートを公開します。 [レポートが正常に公開されました] ウィンドウで、[更新のスケジュール設定] ボタン をクリックします。
- レポートがすでに公開されている場合は、ホーム ページの [レポート] タブで該当するアイテムを探します。 [スケジュール] ボタン をクリックします。
- [更新のスケジュール設定] ウィンドウで、レポートの更新を毎時間、毎日、毎週、または毎月に設定します。
詳細については、「スケジュール オプション」をご参照ください。
- [スケジュール] をクリックします。
スケジュール オプション
スケジュールを作成して、レポートを毎時間、毎日、毎週、または毎月更新することができます。
注意:
すべてのスケジュールに終了日時が必要です。 更新は最大 100 年後までスケジュールできます。
タイム ゾーンは標準時でのみ利用可能です。 サマー タイムに基づいて更新スケジュールを設定する場合は、同じタイム ゾーンの標準時から 1 時間をマイナスしてください。 たとえば、東部夏時間で 5:00 a.m. に更新をスケジュールするには、更新スケジュールを東部標準時の 4:00 a.m. に設定します。
毎時間
毎時間のスケジュールは、指定された開始時間に、毎時間 1 回の更新を開始します。 スケジュールの開始と停止の日付と時刻は、タイム ゾーンと同様、編集できます。
- [タイム ゾーン] - スケジュールが実行される時間を決定する際に使用されるタイムゾーン。 デフォルトのタイム ゾーンは協定世界時です。 他のタイム ゾーンをメニューから選択できます。 すべてのタイム ゾーンは、標準時に基づいています。
- [開始] - スケジュールされている更新が開始される日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の 12:00 a.m. に開始されます。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな開始日付を選択できます。 開始時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [終了] - スケジュールされている更新が終了する日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の翌日の 12:00 a.m. に終了します。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな終了日付を選択できます。 終了時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
毎日
毎日のスケジュールは、指定された時間に毎日 1 回更新をします。 更新時刻、スケジュールが開始および停止する日付と時刻、およびタイム ゾーンはすべて編集可能です。
- 更新時刻 ([時刻] パラメーター) - スケジュールされているページの更新が開始される時刻。 デフォルトでは、ページは 12:00 a.m. に更新されます。 さまざまな時間をメニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [タイム ゾーン] - スケジュールが実行される時間を決定する際に使用されるタイムゾーン。 デフォルトのタイム ゾーンは協定世界時です。 他のタイム ゾーンをメニューから選択できます。 すべてのタイム ゾーンは、標準時に基づいています。
- [開始] - スケジュールされている更新が開始される日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の 12:00 a.m. に開始されます。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな開始日付を選択できます。 開始時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [終了] - スケジュールされている更新が終了する日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の翌日の 12:00 a.m. に終了します。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな終了日付を選択できます。 終了時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
毎週
毎週のスケジュールでは、1 週間に 1 回以上、指定された曜日と時刻に更新が行われます。 曜日は 1 つまたは複数選択できます (例: 月曜日、水曜日、金曜日)。 更新時刻、スケジュールが開始および停止する日付と時刻、およびタイム ゾーンはすべて編集可能です。
- 曜日 - スケジュールが更新を行う曜日。 スケジュールを作成するには、1 つ以上の曜日を選択する必要があります。
- 更新時刻 ([時刻] パラメーター) - スケジュールされているページの更新が開始される時刻。 デフォルトでは、ページは 12:00 a.m. に更新されます。 さまざまな時間をメニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [タイム ゾーン] - スケジュールが実行される時間を決定する際に使用されるタイムゾーン。 デフォルトのタイム ゾーンは協定世界時です。 他のタイム ゾーンをメニューから選択できます。 すべてのタイム ゾーンは、標準時に基づいています。
- [開始] - スケジュールされている更新が開始される日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の 12:00 a.m. に開始されます。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな開始日付を選択できます。 開始時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [終了] - スケジュールされている更新が終了する日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の翌日の 12:00 a.m. に終了します。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな終了日付を選択できます。 終了時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
毎月
毎月のスケジュールでは、毎月 1 回以上、指定された毎月の日付と時刻に更新が行われます。 日付は 1 つ以上選択できます (例: 1 日と 15 日)。 更新時刻、スケジュールが開始および停止する日付と時刻、およびタイム ゾーンはすべて編集可能です。
- 月の日 - スケジュールが更新を行う毎月の日付。 スケジュールを作成するには、1 つ以上の日付を選択する必要があります。 すべての月に存在する日付 (1~28) のみが使用可能です。
- 更新時刻 ([時刻] パラメーター) - スケジュールされているページの更新が開始される時刻。 デフォルトでは、ページは 12:00 a.m. に更新されます。 さまざまな時間をメニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [タイム ゾーン] - スケジュールが実行される時間を決定する際に使用されるタイムゾーン。 デフォルトのタイム ゾーンは協定世界時です。 他のタイム ゾーンをメニューから選択できます。 すべてのタイム ゾーンは、標準時に基づいています。
- [開始] - スケジュールされている更新が開始される日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の 12:00 a.m. に開始されます。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな開始日付を選択できます。 開始時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
- [終了] - スケジュールされている更新が終了する日付と時刻。 デフォルトでは、スケジュールは現在の日付の翌日の 12:00 a.m. に終了します。 カレンダー ボタンを使用して、さまざまな終了日付を選択できます。 終了時刻は、メニューから選択することも、手動で入力することもできます。
アクティブ スケジュール
アクティブ スケジュールが設定されたレポートは、そのスケジュールの作成時に使用された設定に基づいて定期的に更新されます。 スケジュールが一時停止または削除されるか、更新に失敗した回数が最大許容失敗回数を超えるまで、そのスケジュールはアクティブと見なされます。
Insights in ArcGIS Enterprise ユーザーと Insights in ArcGIS Online ユーザーのどちらにも最大数のアクティブ スケジュールが許可されています。 アクティブなスケジュールの最大数に達した場合は、新しいスケジュールを作成する前に既存のスケジュールを一時停止または削除してください。
1 人の Insights in ArcGIS Enterprise ユーザーに許可されているスケジュールのデフォルト数は、Insights レポートと ArcGIS Notebooks の両方を合わせて 20 です。 Insights in ArcGIS Enterprise のスケジュールの構成の詳細については、「ArcGIS Enterprise を構成して Insights をサポートする」をご参照ください。
Insights in ArcGIS Online で 1 人のユーザーに許可されているスケジュールの数は、組織ごとに最大 50 です。 これらの制限は Insights レポートにのみ適用され、ArcGIS Notebooks は対象外です。 Insights in ArcGIS Online では、スケジュール制限を設定できません。
スケジュールの一時停止または削除
レポートの更新が不要になった場合は、スケジュールを一時停止または削除することができます。 一時停止されたスケジュールは、後日手動で再開できますが、削除されたスケジュールは恒久的に削除されます。
一時停止または削除されたスケジュールは、1 人のユーザーまたは 1 つの組織に許可されているアクティブ スケジュールの数にはカウントされません。
スケジュール設定された更新を一時停止または削除するには、次の手順に従います。
- 次のいずれかを実行します。
- 対話形式のレポートを公開するには、次の手順を実行します。 [レポートが正常に公開されました] ウィンドウで、[更新のスケジュール設定] ボタン をクリックします。
- ホーム ページの [レポート] タブで該当するレポート アイテムを探します。 [スケジュール] ボタン をクリックします。
- [このスケジュールを一時停止] を選択するか、[削除] ボタンをクリックします。
スケジュールを削除すると、アクションが実行されなくなることを示すメッセージが表示されます。 [削除] をクリックして続行し、スケジュールを削除します。 [更新をスケジュールする] ウィンドウが自動的に閉じます。
- スケジュールを一時停止した場合は、[適用] をクリックします。
一時停止したスケジュールを再開するには、この手順を繰り返して、[このスケジュールを一時停止] を選択解除します。
更新スケジュールが設定されたレポートの表示
レポートは、レポート ビューアーで表示されているか、iframe として表示されていると、自動的に更新されません。 スケジュール設定された更新または手動更新が行われた時点でレポートが開く場合、そのレポートは、マップ上のフィーチャをクリックするなどの操作がレポートで行われるまで、以前のバージョンを表示し続けます。 操作が行われると、新しいバージョンが利用できることを示すウィンドウが表示されます。 更新されたレポートを読み込むには、[更新] ボタンをクリックします。 レポートが 30 秒後に自動的に更新されます。
更新失敗のトラブルシューティング
最初の更新が行われた後、開始時間と終了時間およびステータスを含め、前の更新に関する情報が [スケジュール更新] ウィンドウの [過去の更新] タブに表示されます。
スケジュール設定された更新に失敗した場合、レポートは最後に成功した更新に戻されます。 スケジュールが許可された失敗数の最大数に達すると、更新は一時停止します。 失敗の原因となる問題が解決された際は、スケジュールされた更新を手動で再開する必要があります。
次の問題は、スケジュールされた更新の失敗や一時停止の原因となる可能性があります。
- Insights in ArcGIS Enterprise ユーザーの場合は、ArcGIS 管理者がスケジュール設定を無効にすることができます。 スケジュールが無効化されている場合、スケジュールされた更新は使用できません。
- 住所による位置の有効化 (ジオコーディング) やデータへの情報付加の使用など、一部のプロセスにはクレジットが必要です。 クレジット消費プロセスを使用するレポートのスケジュールを設定した場合は、レポートを更新するごとにクレジットが消費される可能性があります。 プロセスを完了するのに十分なクレジットを組織が持っていない場合や十分なクレジットがユーザーのアカウントに割り当てられていない場合、スケジュールされた更新は失敗します。
- セキュアなサービスは Web サービスで、セキュリティ強化のために認証情報が必要です。 セキュアなサービスでは、スケジュールされた更新に対応するようにサービス アイテムに認証情報が保存されている必要があります。
- ArcGIS パブリックのフィーチャ レイヤーはスケジュールされた更新をサポートしていません。 ArcGIS パブリック データを含むレポートでは、新しいスケジュールを作成できません。 ArcGIS パブリック データを現在スケジュールが設定されているレポートに追加すると、スケジュール設定された更新が一時停止します。
リソース
詳細については、次のリソースをご参照ください。