結果データセット

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解析を実行すると、多くの場合、データ ウィンドウに結果データセット 結果 が作成されます。 これらの結果のデータを他のマップ、チャート、テーブルとして可視化したり、このデータセットを解析で使用したりすることができます。

結果データセットは、解析の実行に使用されるデータセットの下に示されたデータ ウィンドウに表示され、結果データセットを記録するのに役立ちます。 同じデータセットから複数の結果が作成された場合、それらの結果は新しい順に表示されます。つまり、最新の結果がリストの最上部に表示されます。

注意:

すべての操作によって結果データセットが作成されるとは限りません。 たとえば、データセットに対して位置を有効化してフィールドを計算すると、新しいデータセットが作成されるのではなく、元のデータセットが更新されます。 バー チャートドーナツ チャートなどの、属性集約を実行するチャートのみが、結果データセットを作成します。

結果が適切でない場合は、[解析ビュー] 解析ビュー で別のパラメーターを使用して空間解析を再実行するか、[元に戻す] ボタン 元に戻す を使用して操作を取り消すことができます。

注意:

データの解析中にエラーが発生した場合は、解析を取り消して元のデータセットに戻すことができます。 フィールドの計算など、場合によっては、データを元の状態に戻すと、該当するデータセットに対して計算されたフィールドがすべて失われます。

空間結果

結果データセットは、ほとんどの空間解析機能を実行すると作成されます。 結果データセットは、空間解析と非空間解析の両方で使用でき、マップ、チャート、テーブルの作成に使用できます。

データへの情報付加K 平均クラスターの検索では結果データセットは作成されません。 その代わり、結果フィールドが入力データセットに追加されます。 追加されたデータは Insights ワークブック内で利用でき、元のデータセットは変更されません。 データセットを共有して、フィーチャ レイヤーを作成したり、他のワークブックにある追加したデータにアクセスしたりできます。

非空間結果

[回帰モデルの作成] または [変数の予測] を実行するとき、または集約もしくは計算を実行するチャートを作成するときに結果データセットが作成されます。 [回帰モデルの作成]、[変数の予測]、または [K 平均クラスターの検索] で作成された結果は、空間解析で使用するか、元のデータセットに位置フィールドがある場合はマップの作成に使用できます。 非空間のすべての結果データセットは、非空間解析に使用でき、チャートとテーブルの作成に使用できます。

非空間解析にアクセスするには、チャートまたはテーブルの [アクション] ボタン アクション を使用できます。 チャートにより結果データセットが作成された場合、結果データセットと元のデータセットの両方が解析の入力として使用できます。

時間結果

結果データセットは、[時間分解] または [予測] の実行時に作成されます。 これらの結果データセットを使用すると、出力チャートを更新したり、新しいチャートとテーブルを作成したりすることができます。

[移動平均] を実行しても、結果データセットは作成されません。 その代わり、結果フィールドが入力データセットに追加されます。 追加されたデータは Insights ワークブック内で利用でき、元のデータセットは変更されません。 データセットを共有して、フィーチャ レイヤーを作成したり、他のワークブックにある追加したデータにアクセスしたりできます。

時系列グラフの [アクション] ボタン アクション から時間解析にアクセスすることができます。

カード フィルター結果

カード レベル フィルターがマップ、チャート、またはテーブルに追加されたときに結果データセットが作成されます。 結果データセットには、元のデータセットのすべてのフィールドと、データセット レベルで適用されたフィルターが含まれます。

注意:

結果データセットを使用してカード フィルターから新しいカードを作成する場合、すべてのカードが結果データセットのデータセット フィルターを参照し、カード フィルターは元のカードから削除されます。 元のカードも結果データセットを参照しているため、表示されるデータは変化しません。

結果データセットのトラブルシューティング

Insights では、最大レコード数パラメーターに従って、次のタイプのデータセットの集計を必要とするマップ、チャート、およびテーブル (バー チャートや集計テーブルなど) を作成します。

  • マップ イメージ レイヤー
  • REST エンドポイント内で supportsPaginationOnAggregatedQueries が false に設定されているリモート フィーチャ レイヤー

デフォルトの最大レコード数は 1,000 です。 集計結果が 1,000 フィーチャを超えると、結果データセットの横にあるデータ ウィンドウに警告アイコンが表示され、「最大レコード数を超えています。」というメッセージが示されます。 MaxRecordCount パラメーターを更新するか、ソース データセットをワークブックにコピーします。

この問題の解決方法として、次の 2 通りの方法があります。

  • ソース データセットの maxRecordCount パラメーターを更新 - ArcGIS 組織のメンバーがソース データセットを所有している場合、管理者は REST エンドポイント内の maxRecordCount パラメーターを更新できます。 maxRecordCount を更新したら、ページの再読み込みを行ってデータセットを更新し、警告を解除する必要があります。 maxRecordCount パラメーターを更新する方法の詳細については、「操作手順: ArcGIS Online のフィーチャ サービスの最大レコード数を更新する」をご参照ください。
    注意:

    maxRecordCount には、任意の検索操作でサーバーがクライアントに返すことができるレコード数を指定します。 サーバーから返されるレコード数の値を大きくすると、Web ブラウザーや GIS サーバーなど、Web レイヤーを使用するクライアント アプリケーションのパフォーマンスが低下する場合があります。 このため、maxRecordCount の最大値を 5,000 に設定することをお勧めします。

  • ソース データセットをワークブックにコピー - maxRecordCount を更新できない場合は、ワークブックにデータセットをコピーしてから、モデルを更新して、ソース データセットをコピーしたデータセットに置き換えることができます。 コピーしたデータセットでは maxRecordCount パラメーターが使用されないため、そのコピーを使用して作成されたどのビジュアライゼーションにも制限が適用されません。