バー チャートを作成するには、Y 軸に文字列フィールド、X 軸に個数、数値フィールド、または割合/比率フィールドを表示します。 バーの長さは、各カテゴリの値を表します。
バーチャートは、「カテゴリ別に数値はどのように分布または集計されるか?」や 「データはどのようにランク付けされるのか?」といったデータに関する質問に答えることができます。
例
ある保険会社が保険契約の種類を見直しており、最近実施した市場調査プロジェクトの結果と比較します。 まず、各保険クラスにおける保険契約の合計値を確認します。 バー チャートを使用し、各保険クラスの合計保険価額 (TIV) の合計を可視化することができます。
上記のバー チャートは、保険契約の各カテゴリ (所得補償、生命、自動車、財産) の TIV の合計を示します。 チャートを昇順に並べ替えると、最大値と最小値を表示できます。
この保険会社では、調査対象の 5 都市で事業を拡大することに特に大きな関心を示しています。 そこで、[サブグループ] フィールドを使用し、全都市の各保険クラスの合計保険価額 (TIV) を比較します。
上記のグループ化されたバー チャートは、各カテゴリのサブグループの分布を示します。 [保険クラス] の値 (財産、生命、所得補償、自動車) にはサブグループがあります。ここでは、カード フィルターに含まれる各都市が色分けされたバーで示されます。
バー チャートの作成
バー チャートを作成するには、次の手順に従います。
- 次のいずれかのデータ オプションを選択します。
- 1 つまたは 2 つの文字列フィールド
- 1 つまたは 2 つの文字列フィールド と数値フィールド または割合/比率フィールド
- 次の手順を使用して、バー チャートを作成します。
- 選択したフィールドを新しいカードにドラッグします。
- [チャート] ドロップ領域にポインターを置きます。
- 選択したフィールドを [バー チャート] にドロップします。
ヒント:
データ ウィンドウの上にある [チャート] メニューまたは既存のカード上の [可視化タイプ] ボタン を使用して、チャートを作成することもできます。 [チャート] メニューの場合、データ選択に対応しているチャートのみが、有効化されます。 [可視化タイプ] メニューの場合、対応している視覚化 (マップ、チャート、またはテーブルを含む) のみが表示されます。
使用上の注意
[レイヤー オプション] ボタン をクリックすると、[レイヤー オプション] ウィンドウが開きます。 [レイヤー オプション] ウィンドウを使用して、凡例を表示したり、チャート オプションを変更したり、チャートのスタイルを更新したりすることができます。
[凡例] タブ を使用して、チャート上のシンボルを表示します。 [凡例を別ウィンドウに表示] ボタン をクリックすると、凡例がページ上に別個のカードとして表示されます。 サブグループが適用されている場合、凡例を使用して、チャート上で選択を行うことができます。 値に関連付けられた色を変更するには、シンボルをクリックし、パレットから色を選択するか、16 進数の値を入力します。
[シンボル] タブ を使用して、[シンボル タイプ] を [個別値シンボル] に変更したり、ラベルを表示/非表示にしたりすることができます。 チャートに指定された [サブグループ] フィールドがある場合、[シンボル] タブは使用できません。
ラベルには、チャートに関連付けられている数値が表示されます。 ラベルに使用できる構成を次に示します。
- 桁数 - 小数点以下の桁数を 0 ~ 5 から選択するか、ラベルとして [デフォルト] または [自動] を選択することができます。 [デフォルト] では大きい数字が略記され、[自動] では適切な精度が選択されます。
- ラベル配置 - [水平、外側]、[水平、内側]、[垂直、外側]、および [垂直、内側] という 4 つの配置オプションがバー チャート用に用意されています。
- コンテキスト ラベル - シンボルや単位などの文字をラベルに追加できます。 コンテキスト ラベルを値の左 (デフォルト) または右に配置することができます。
[表示設定] タブ を使用して、チャート上のシンボル色 (単一シンボルのみ) およびアウトライン色を変更できます。
各バーの値は、Y 軸の各カテゴリのフィーチャ数や、数値または割合/比率フィールドとしてシンボル表示できます。 フィールドを使用する場合、各カテゴリのフィールドから値の合計値、最小値、最大値、平均値、パーセンタイル、中央値を計算して、バーの値にすることができます。
注意:
特定のリモート フィーチャ レイヤーには、中央値とパーセンタイルの統計情報を使用できません。 お使いのリモート フィーチャ レイヤーが中央値にもパーセンタイルにも対応していない場合は、レイヤーをワークブックにコピーすることができます。
Y 軸では、オプションで [サブグループ] フィールドを選択できます。 [サブグループ] フィールドは文字列フィールドである必要があり、Y 軸の各カテゴリをサブカテゴリに分割するために使用されます。
ヒント:
バー チャートをグループ化したときと同じフィールドを使用して、関連マップのスタイルを設定できます。 チャートやマップを操作すると、カテゴリや空間に関するパターンを同時に表示できます。
[チャートの統計情報] ボタン を使用すると、平均値、中央値、上の四分位、下の四分位、またはカスタム値を表示できます。
[並べ替え] ボタン を使用して、カテゴリ データを数値変数で昇順または降順に並べ替えたり、アルファベット順に並べ替えたり、手動で並べ替えたりすることができます。 [手動で並べ替え] を選択した場合は、バーをクリックして、チャート上の新しい位置までドラッグします。 [適用] をクリックして変更内容を適用するか、[キャンセル] をクリックして 1 つ前の順序に戻します。
注意:
共有ページ上のチャートでは、そのページを共有した時点で使用されていたデフォルトの並べ替えスタイルが使用されます。 [手動で並べ替え] が [定義済み] になるため、閲覧者は手動での並べ替えを実行できなくなります。 共有時に昇順、降順、またはアルファベット順に並べ替えられていたチャートには、[定義済み] 並べ替えオプションがありません。
[可視化タイプ] ボタン を使用すると、バー チャートと他の可視化 (サマリー テーブル、バブル チャート、折れ線グラフなど) を直接切り替えることができます。
[カードの反転] ボタン を使用して、カードの裏面を表示します。 [カード情報] タブ には、カード上のデータに関する情報が記載されており、[画像のエクスポート] タブ を使用すると、カードの画像をエクスポートでき、[データのエクスポート] タブ を使用すると、カードからデータをエクスポートすることができます。
バー チャートを作成すると、結果データセット とチャートの作成に使用された文字列および数値フィールドがデータ ウィンドウに追加されます。 結果データセットは、[アクション] ボタン を使用した非空間解析で、回答の検索に使用することができます。