Enterprise - Indoors 用のポータルを構成します。

ArcGIS Indoors Maps エクステンションで利用できます。

ArcGIS Indoors for iOS が ArcGIS Enterprise ポータルに正常に接続するには、ArcGIS Indoors Maps エクステンションのライセンスが付与されており、適切なロールやタイプのユーザーが作成されている必要があります。

ArcGIS Enterprise ポータル管理者が、Indoors のライセンス ファイルをポータルにインポートする必要があります。 その後、組織のユーザーや ArcGIS Pro の一部機能向けに権限を設定します。 ユーザーの権限レベルを設定し、ArcGIS Pro の機能へのアクセス権を有効にすると、Enterprise ポータルに正常に接続してサイン インした後に、ArcGIS Pro の Indoors ジオプロセシング ツールにアクセスできるようになります。

Indoors のライセンスのインポート

Indoors for iOS は、ポータルへの接続時に ArcGIS Indoors Maps エクステンションおよび ArcGIS Indoors Spaces エクステンションを確認します。 アプリがポータルに正常に接続するには、ユーザーまたはポータル管理者が ArcGIS Indoors Maps と必要に応じて ArcGIS Indoors Spaces のライセンス ファイルをインポートする必要があります。

ArcGIS Indoors Maps を使用すると、Indoor Viewer、Indoors Mobile、および Indoors Kiosk での屋内経路の検索に使用できるフロア対応マップを作成および共有できます。

ArcGIS Indoors Spaces を使用すると、Indoor Space Planner での空間管理に使用するための Web マップを共有し、Indoor Viewer と Indoors Mobile のワークスペース予約機能を有効化できます。 ArcGIS Indoors Spaces は、ArcGIS Indoors Maps ライセンスへのアドオンで、ArcGIS Indoors Maps なしで ArcGIS Indoors Spaces を使用することはできません。

注意:

古い Indoors 組織エクステンションを使用して Indoors をライセンス付与した場合、有効期限までサポートされます。

Indoors ライセンス ファイルをインポートするには、次の手順を実行します。

1. ポータルからライセンス ファイルをインポートします。
2. Indoors ライセンス ファイルが組織のエクステンションとしてリストされていることを確認します。
   1. [組織] タブをクリックし、[ライセンス] をクリックします。
   2. [組織エクステンション] をクリックします。
   3. 正しいライセンスがリストされていることを確認します。

セキュリティ証明書の構成

Indoors アプリがマップに安全に接続してマップをダウンロードするには、信頼できるエンティティの有効な Secure Sockets Layer (SSL) 証明書がポータルに必要です。 モバイル デバイスには、有効な証明書がないサーバーへの接続を防ぐセキュリティ機能が組み込まれています。

組織で自己署名証明書またはエンタープライズ CA 証明書が使用されている場合、Indoors を実行するモバイル デバイスがサーバーと信頼を確立し、安全に接続するためには、すべてのモバイル デバイスに同じ証明書をインストールする必要があります。

証明書をインストールしたり、デバイスにすでにインストールされている証明書を表示したりするには、[設定] > [一般] > [プロファイル] に移動します。

注意:

自己署名証明書がモバイル デバイスにインストールされていない場合、証明書を要求するダイアログ ボックスが繰り返し表示されます。

アイデンティティ ストアの構成

ArcGIS Enterprise を使用すると、エンタープライズ アカウントおよびグループを使用して ArcGIS 組織へのアクセスを制御できます。 組織固有のアイデンティティ ストアを使用して、パスワードの有効期限と複雑さのポリシーを設定したり、既存の Active Directory、LDAP、または SAML グループを使用してアクセスを制御したり、認証を使用します。

注意:

Indoors は、ビルトイン認証、IWA、SAML、LDAP、PKI に対応しています。

ユーザーの作成、およびロールとタイプの割り当て

ユーザーを作成するときは、ロールとアクセスの割り当てに関する詳細について利用可能なユーザーの種類を確認します。

ArcGIS Indoors Maps 組織エクステンションには、Indoors User ユーザー タイプが含まれています。 Indoors User ユーザー タイプでは、Indoor Viewer および Indoors モバイル アプリにアクセスできます。 ArcGIS 組織に ArcGIS Indoors Spaces ライセンスが含まれている場合、Indoors User ユーザー タイプが割り当てられているユーザーは、Reservations レイヤーを使用して構成され、ArcGIS Pro 3.0 以降から公開されていると、ワークスペースの予約機能にアクセスできます。

同時に ArcGIS 組織の複数メンバーのユーザー タイプを変更できます。 たとえば、多くのユーザーのユーザー タイプを Indoors User に変更できます。

注意:

Indoors User ユーザー タイプには、Indoor Viewer および Indoors モバイル以外の ArcGIS 組織またはアプリへのアクセスは含まれません。

ArcGIS Pro のアクセスの設定

ArcGIS Pro を使用する必要がある組織メンバーに対して権限を設定するには、次の手順を実行します。

1. ArcGIS Pro へのアクセス権を持たせる組織内の指定ユーザーに、GIS Professional Advanced ユーザー タイプを割り当てます。
2. これらの指定ユーザーに、次のエクステンションに対するアクセス権限を付与します。
   1. 3D Analyst
   2. Network Analyst
3. 指定ユーザーに公開者ロールを割り当てます。

   ArcGIS Pro を使用する必要がある組織メンバーは、ArcGIS Indoors ジオプロセシング ツールを使用する前にこのポータルに接続する必要があります。

匿名アクセス

匿名アクセスを使用すると、認証情報を入力することなく Enterprise ポータルのリソースを使用することができです。 組織の管理者は、匿名アクセスを許可するかどうかを決定できます。

セキュリティ設定の構成の詳細

注意:

[ビジター] モードは、ArcGIS 組織で匿名アクセスが有効になっており、共有設定が [すべての人に公開] のマップがある場合にのみ使用できます。 このモードは、ビルトイン認証と SAML 認証が構成された Enterprise ポータルでのみ使用可能です。