新機能

2025 年 6 月の更新には、Revit および IFC ソース ファイルの簡素化された 3D モデルを作成する新しいジオプロセシング ツール、サポートされるファイル形式の追加、操作する形式のみを選択する機能、ArcGIS GeoBIM ウィジェットを ArcGIS Experience Builder に拡張する機能が含まれています。 詳細については、ArcGIS GeoBIMEsri Community ページをご参照ください。 以下では、主な新機能について説明します。

ドキュメント モデルの追加 (ベータ版)

このツールは、[Early Adopter Program] を通じて以前に提供およびテストされていましたが、現在、すべての ArcGIS GeoBIM オンライン ユーザーにベータ版として公開されました。

  • Autodesk Construction Cloud (ACC) または BIM 360 に格納された詳細なジオメトリー Revit および IFC ファイルから、簡素化された 3D モデルを作成します。
  • コンテンツに、以下の 3 つの新しい ArcGIS GeoBIM アイテムが追加されます。
    1. 生成された 3D モデルに関する幾何学的およびプロジェクト固有の情報を格納する [モデル] マルチパッチ レイヤーを含む 3D フィーチャ レイヤー。
    2. 最後のキャッシュの日時、レイヤーの機能、ドローイング情報の詳細を示した [モデル] 3D オブジェクト タイプ レイヤーを含む 3D オブジェクト シーン レイヤー。
    3. [モデル] レイヤーの視覚的表現を含むプロジェクト Web シーン。 この Web シーンは、その他の解析および視覚化の目的でアプリに追加できます。

  • ACC または BIM 360 プロジェクトに公開された最新のデザインの更新内容を反映するには、ツールを再度実行します。
  • Web シーンのレンダリング速度が向上し、取り込んだ 3D モデル フィーチャ間のスムーズなナビゲーションが行えるようになりました。
  • 詳細については、「ドキュメント モデルの追加」ツール ドキュメントをご参照ください。

サポートされる新しいドキュメント形式

ArcGIS GeoBIM のファイル互換性が拡張されました。

  • すでにサポートされている DWG、IFC、RVT 形式に加え、JPG、PDF、DGN 形式が導入されました。
  • ArcGIS 環境に幅広いプロジェクト ドキュメント コレクションを取り込みます。
  • ArcGIS GeoBIM の各ソフトウェア リリース バージョンでサポートされているファイル形式のマトリックスを確認するには、GeoBIMEsri Communityの投稿をご参照ください。
  • 詳細については、「ドキュメント範囲の追加」ツール ドキュメントをご参照ください。

処理するファイル形式の選択

この機能拡張は [ドキュメント範囲の追加] ツールの設定に追加されました。

  • ArcGIS GeoBIM で操作する特定の形式を選択するようにツールを構成します。
  • デフォルトでは、DWG、IFC、RVT 形式が選択されています。 ファイル形式の選択内容を、要件に合わせて編集します。
  • この新しい設定を、フォルダーを選択フィーチャと組み合わせて使用することで、ArcGIS GeoBIM 内のプロジェクト データの詳細なビューを作成し、重要な情報に焦点を当てることができます。

サムネイルを添付ファイルとして追加

この機能拡張も [ドキュメント範囲の追加] ツールの設定に追加されました。

  • ACC または BIM 360 から取り込んだプロジェクト ドキュメントにサムネイルの添付ファイルを含めることができます。
  • サムネイルは [マップ] ウィジェット内の [ポップアップ] ツールで使用できるようになり、BIM プロジェクト データの簡単な視覚的ガイドを示し、操作するファイルを特定できます。
  • これらのスナップショットは、関係者とのやりとりやプレゼンテーションの際に、選択したフィーチャの視覚的な概要を示すのに役立ちます。

注意:

サムネイルは、[ドキュメント モデルの追加] ツールから生成された 3D モデルには表示されません。

ArcGIS Experience Builder 内の GeoBIM ウィジェット

ArcGIS GeoBIM の機能が ArcGIS Experience Builder に拡張されました。

注意:

ArcGIS Experience Builder アプリで GeoBIM ウィジェットを使用するには、Contributor 以上の ArcGIS ユーザー タイプが必要です。 ユーザー タイプの詳細をご覧ください。