ArcGIS GeoBIM に対し、次の更新が行われました。
一般
一般的な製品には、次のような更新が含まれています。
- ArcGIS GeoBIM で Autodesk Construction Cloud の GBR、DEU、JPN、CAN、IND 地域がサポートされるようになりました。
機能拡張と不具合修正
次の機能拡張と不具合修正が行われました。
- [ドキュメント モデルの追加] ツールの出力で 3D オブジェクトの配置が改善され、モデルが Revit の内部原点ではなくモデルの地理的中心に基づいて固定されるようになったことで、編集時のユーザー エクスペリエンスが向上しました。
- Web メルカトルが [ドキュメント モデルの追加] ツールの入力座標系としてサポートされるようになり、カスタム ベースマップが不要になって全体的な操作性が簡素化されました。
- [ドキュメント モデルの追加] ツールの単純化アルゴリズムが最適化され、出力モデルの高い画像精度を維持しながら、Web シーン ビューアーでのパフォーマンスが向上しました。
- 3D サービス作成プロセスにおけるエラー処理が改善されました。 ユーザー インターフェイスに表示されるフィードバックがわかりやすくなり、トラブルシューティングが容易になりました。
- [エディター] ウィジェットで、ポリライン フィーチャとポリゴン フィーチャの形状をフリーハンドで作成できるようになりました。 このウィジェットでは、ポリゴン フィーチャに長方形ジオメトリーと円形ジオメトリーを作成することもできます。
- 保存されていないフィーチャを [エディター] ウィジェットで解析できます。 [エディター] にリストされている未保存のフィーチャにポインターを合わせてマップ上でハイライト表示し、[ズーム] ボタンをクリックしてそのフィーチャの範囲に移動したり、[フィーチャの破棄] をクリックして削除したりします。
- [テーブル] ウィジェットの [エクスポート] ツールで、SHP、FGDB、および KML 形式へのエクスポートがサポートされるようになりました。 [エクスポート] ツールを実行するには、ArcGIS GeoBIM プロジェクト フィーチャ レイヤーで追加の構成を行う必要があります (以下の「既知の問題」を参照)。
既知の問題
既知の問題とステータスの完全なリストについては、ArcGIS GeoBIM の Esri Community ページをご参照ください。 このリリースの既知の問題は次のとおりです。
- モデルがビューアーでレンダリングされ、トークンの最初の有効期限を経過してもアプリが開いたままになっている場合、Autodesk Viewer ウィジェットでエラー メッセージが表示されることがあります。 これによって ArcGIS GeoBIM アプリが動作を停止することがあります。 これに対処するには、次の手順を実行します。
- ページを更新します。 これにより、Autodesk Viewer と ArcGIS GeoBIM アプリが動作を再開します。
- ビルディング シーン レイヤーはリンク ルール テーブルのメニューで選択できません。 これに対処するには、次の手順を実行します。
- リンク ページで [リンク ルール] を選択してから、マップでビルディング シーン レイヤー コンポーネントを選択します。 リンク ルール テーブルが更新されて、選択したレイヤーの情報が反映されます。
- Scene Viewer でプロジェクトの Web シーンを開くと、スキーマの構成が不完全なため、ランタイム エラーが表示されます。 これに対処するには、次の手順を実行します。
- エラー ダイアログを閉じ、Scene Viewer で Web シーンを保存します。 これにより、エラー メッセージが消えます。
- ArcGIS GeoBIM アプリで指摘事項を新規作成しているときに、シーンに指摘事項ドットが表示されないことがあります。 その場合でもシーンに指摘事項ポイントを配置することができ、新しい指摘事項を作成してソース BIM プロジェクトにアップロードすることができます。
- 新しい ArcGIS GeoBIM プロジェクトでは、テーブル ウィジェットのエクスポート ツールがデフォルトで表示されなくなりました。 これに対処するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS GeoBIM プロジェクト フィーチャ レイヤーの一般タブで [データのエクスポート] 設定を有効化します。